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【狼】ブリジット-エーリッヒ 【狂】オトフリート
【鳴】ユリアン-ベアトリーチェ
【共】ナターリエ 【狩】ティル
【聖】アーベル、ユーディット
【妖】イレーネ
これで最終予想にしとこ。
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多分、妖狐な私以外には聖妖の内訳が分からないんだよね。
妖狐COとかできてないから。
アーベルとユーディットに比べれば、それっぽいとは思うけど。
アーベルは生存・脱出を明確に目指してるから聖に見えるはず。
ユーディットと私の傍目――かぁ。
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ふむ。
ベアが妖魔でナタが結社かな?
ベアが狩人だったらユリに懐くのは違うしなぁ。
そうなるとティル・ユリが共鳴でイレが狩人?
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/中/
取りあえず、霧は出なかったようで、一安心。
これなら、大丈夫かなー?
さて、と。
それにしても。
わりと仕掛けやすいと見てたところが相方だったって、なんですかーっ!(笑)
さてさて、どう動きますか。
聖痕はわりとフリーダムに動けるとこだし、キャラ的には好きなよーに突っ込めるタイプなんだけど。ど。
ま、今日一日の流れ見て考えますかねぃ。
「みらい」とかなんとか言う話を、足をぷらぷらさせながら聞いていた。
未来。
未だ来ぬもの。
手に掴んだ時にはそれはもう「現実」となり、いつになっても追いつくことはできない。
それは、彼女にとっては「約束された生」でしかなく。
虚空を見つめ、ふ、と目を閉じるといつしか夢の中へと迷い込んで行った。]
[もうずっと、彼女の中には「ご主人様」が居た。
母親が大きな屋敷の「旦那様」に仕えるのを見て、自分にも居れば、と思った時にはもう「ご主人様」は居た。
「ご主人様」は、彼女の中で彼女に囁く。
人にはとても言えないような、それでいて魅力的な事を囁く。
彼女はそれを、実行する。
「ご主人様」の為に。
自分の欲望の為ではなく、「ご主人様」の為と。
信じて。
信じ込んで。]
[友達は、居なかった。
母が死んだ後は、ひとりだった。
それでも、自分の中に居る「ご主人様」の為に働いていれば楽しかった。
「エンジェル・リッパー」と名乗るご主人様に仕えて、ストリートファイトに出てお金を稼ぎ、たまに悪い仕事を請け負ったりしながら各地を転々としながらすごしていた。
そう、あの日までは、それで十分だった。
目を閉じればいつでも思い出せる、あの日までは。]
―時:??? 場所:***―
ふふふ…こんばんは。
良い夜、だねぇ?
[月夜の晩の丑三つ時。
恰幅の良い酔った男に後ろから降り注ぐ声。
振り向くと、坂の上に月の光を背に浴びてはためく長いスカート。
男の酔いが少し冷め、怪訝な表情で見上げる]
ねぇ、ボクの顔覚えてる?ボクとってもママに似てるんだけど。
覚えてないよねぇ、きっとキミの事だから。
ご主人様がねぇ、キミの事がとっても許せないんだって。
だからコレは、ご主人様に仕える、ボクのお仕事。
[男は何を言われているのか理解できずに首を傾げる。
それどころか、年頃の少女がこんな夜中に現れた事で気をよくして、彼女に手を伸ばそうとした。
それを見ながらにこりと笑う長いスカートの少女が後ろに回していた手をふわりと両側に上げ手前に晒すと、その手には、大きな刃のついた鎌。
あわわ、と男は口から音を漏らし、何度か足は地面を蹴り損なって空回りしたが、石畳を蹴って走り出す。
それを見て少女は、本当に嬉しそうに目を細めた]
あ、逃げてくれるんだぁ?
良かった、その方がボクも楽しいし?
どこまで逃げるのかなぁ?
[トン、と足が石畳を蹴りつつ鎌を両手で上に掲げる。
ぐにゃりと鎌は曲がり、その大きな刃を平たいコウモリの翼のような形へと変えた。
両手でそれを持ち、坂からそのまま早いスピードで滑空する。
羽は羽ばたくことはせず、高度が落ちると足で地面を蹴って再び低い空へと浮かぶ。
その時間わずかで、逃げる男の背中を両の足が捉え、かかとの低い黒い靴でトンと押すと男はあっけなく石畳に躓いて転げた。
ゴロゴロ坂を転がり、突き当たりの壁にべしゃりとへばりついて彼女を見上げる。その顔は恐怖にこわばり、ガタガタと歯が鳴って声もでない。
背中を壁にぴたりとつけているのに、まるで後ずさるかのように足をずりずりと動かす。]
あっけない、ねぇ。
もうちょっと持って欲しかったなぁ。
でも、いい表情(かお)してる。きっとご主人様も大満足だと思うよ?
…教えてあげる。
キミがとっても前に乱暴した、ブロンドのお姉さん、覚えてる?
もう、18年も前の話しだけれど。
それが、ご主人様のママなんだってさぁ。
だからきっと、キミはご主人様のパパなんだと思うよ。
[ゆっくりと楽しそうに、じりじりと男へと歩み寄る。
手に持った翼は再び鎌へと形を変え、肩に担がれている。
ゆら、と刃が揺れた。]
じゃぁね、ばいばい♪
[少女の手が鎌の持ち手の中央部分あたりに伸びる。
そこにある鎌から垂直にでた取っ手部分を持ち、もう片方の刃近くに添えた手をひらめかせれば――一瞬の、光。
直ぐには血は出ない。
血の噴水が起きた時には、もう既に彼女はいなかった。]
[あの日から、ご主人様はストリートファイトでは物足りなくなってしまった。
ご主人様の欲望は、どんどんエスカレートしていく。
もう、死ぬまで膨らんでいくだけなのだろうか?
それとも、十分な程戦えば…消えるのだろうか?]
[半眼になりながら会話に耳を傾ける。
だが意識は少しずつ思考の中に沈んでゆく。
奪い返したのは「未来の欠片」
取り戻せなかったのは「過去の思い出」
それでも諦めることが出来ない「現在の可能性」
不安、後悔、苛立。
元が不安定な制御能力が揺れる。
パチリという音が鳴った]
[どれくらいうとうとしていたかは分からない。
何によって、意識が眠りから引き戻されたかも分からない。
ゆるりと目を開くと、眠っている者も起きている者もいるだろうか。
なんだかいやな夢を見ていた気がして、目の裏が重たかった。]
…あは。
[無理矢理笑う。]
[拙い。
即座にそう思考を戻せたのは幸いだったか。
残っている人数が減っていることにも気付かず、無言のまま広間を出、そのまま建物からも出る。
足早に廃墟を抜け、広場のようになった場所へ。
そこで足を止め、膝を突く。周囲の空気全体が帯電し始めていた]
[何時の間に、部屋を抜け出したのか。
彼女の姿は廃墟と化したビル郡の中にあった。
瓦礫に腰を下ろして、膝を抱え、ぼんやりと、何処かを見つめていた。
風が、ウェーブのかかった髪を流していく。]
落ち着け。
ここで暴走してどうする。
[必死で自分に言い聞かせる]
あの頃とは違う。
制御できる。大丈夫だ。
[言葉に出さず何度も]
過去は過去。
現在は現在。
未来は未来。
[呪文のように繰り返す]
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