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─広間─
うん、そろってるー。
ユーラ、の、もくひょう、だったんだ。
[ユリアンの声に明るさが乗る。
撫でられ、礼を言われたのにはきょとりとしたが、そうされて嫌なはずはなく。
カルメンは嬉しげに微笑んだ。
それから両手で包んで居た星の細工を掌に乗せ、返そうと手を伸ばす]
ローザさん。
ヒカリちゃんをおまかせしたままになってしまっていましたね。
ごめんなさい。
[手元の布へ視線を落とす]
ゲルダさんは前からご存知だったのですよね。
気落ちされているかもしれませんね。
なんで…っていわれてもな…俺が聞きたいとこなんだが
…なんか人狼に狙われるような痣が、ハインリヒさんやダーヴィッドさんがいうにはあったらしい。
[一応、上で聞き知ったことをローザに説明して]
そういや…少し話は変わるが、二人は自衛団員の話。誰かから聞いたか?
[これもまた重要な一つ。と、一気に教える負担を与えるのも憚られたが、聞く。
もし聞いていないのであれば、人狼がいるであろうこと。ゆえに自衛団員は自分たちを隔離したこと。そして自分たちで解決しろ。といった内容をざっくばらんに説明するだろう]
─1階・広間─
ああ、お師さんに言われた課題の一つなんだ。
[声がだいぶ弾んでいるのは、聞けばわかるもの。
差し出される銀の星に、しばし、考える素振りを見せ]
ん……よかったら、それ、持ってろよ。
一応、星の女神さんのお守りでもあるんだ。
―廊下―
ああ、誤解されてしまいましたか。
別に妹ではありません。今回初めてお会いしました。
[逃げ出したのだからそうなっているだろうと推測できる]
教会にはもう私の籍はないと思います。
力もなく、修行の途中で逃げ出した娘に価値などありはしないでしょうから。
[唇端を上げてローザに答える]
行商人 ダーヴィッドは、流民 ゼルギウス を投票先に選びました。
え…そ、なんだ。
エーリッヒさんにも、痣が、あったんだ。
…次は、あたし…かな。
[ゼルからされた説明に、続いた言葉はただ小さく。]
……自衛団? なんの、話?
[ヒカリを抱いたまま、ゼルから説明を受ければただ悲痛な表情を浮かべる。
この中の誰かが人狼だと思いたくもないし、誰かがまた喰われることも、イヤだった。]
[部屋から出て、ダーヴィッドと別れて]
[一度、自分の部屋に戻る]
[布に触れたときに手に付いたであろう赤を見る]
……ハ…
[口元が歪む][笑う形に]
[そして]
[ロミルダの告白は、何処まで聞こえていたか。
膝を突いて水面に手を伸ばす。
映った自身の顔が波紋に散らされて、流れ落ちる血は水と混ざり合い消えていく]
見つける、って。
ロミルダちゃんが気にする必要はないですよ。
犯人じゃないのなら、どうして巻き込まれたのか、って怒って良いくらいです。
[揺れる蓮の花は、まだ白さを失っていない]
……と、いうか、ですよ。
一人でのこのこ付いてきちゃって、私が人狼だったらどうするんです。
自衛団員さん、助けてくれませんよ。きっと。
[水から手を引いて、振り返り問いかける]
─広間─
かだい。
やらなきゃ、ならない、こと?
[師匠に言われた、と言うところから推察したのか、そんな言葉を紡ぎ。
星の細工を持ってて良いと言われると、見えぬ瞳を瞬かせた]
いいの?
ほし、の、めがみ、の、おまもり…。
[見ることが出来ない代わりに、乗せた手と反対の手で確かめるように細工を撫でる]
じゃあ、これ、オカリナ、と、いっしょ、つけたい、な。
[歩きながらぼんやりと思い出すのは、ブリジットとの会話。
昨日の出産のときの話でも、ダーヴィッドと3人でいたときの話でもなく、もっと前、ブリジットが集会所を訪れたばかりのときのこと。
あの時の彼女にとっては、ほんの冗談だったかもしれないけれど]
双花は引き寄せるもの、ですよね。
[ゼルギウスに頷く]
自衛団の。
ここを隔離するという話ですか?
[答えるうちに、少しぼぅっとしてくる]
ぉ、違ったのか。どうりで似てないわけだ。
[そしてブラザーという呼び名はじゃあ何か別の意味なのだろうと適当に解釈して]
んー…なんで逃げたとかそこがどういう場所かは知らんが。別にいーんじゃねーの?
少なくとも価値は、認めてもらいたいやつに認めてもらえばいいだけだしな
[籍といわれても根っからの流民には実感はわかないが、ただそれだけクロエにいった]
[クロエの返答を聞けば、そう…と悲痛な表情のまま微笑み]
そう、だね。
あたしの知ってるキョウカイも、そんなもんだった。
人を、利用価値があるかどうかだけで、判断してた。
って、誰も居ないのかい。
見事に全室空振りって、俺、女運無いのかなぁ…。
[とほほー、と口にしつつ、一度自室へと戻り。
鞄の中から、小さな薬瓶と護身用のナイフを取り出し、服の裏へ]
…さってと、行きますか。
[服の上から、ぽんと叩いたなら、自室から出て階下に向かった]
/*
占い先示唆っぽい?
連れまわしているものだから、接触させてあげられなくて、ごめんね。
もうちょっとやりやすいように、誘導すべきか。
襲撃どうしようかしら。
─1階・広間─
そう、やらなきゃいけないこと。
[繰り返した瞬間、忘れていた痛みがつき、と頭を掠める。
が、今はそれを振り払い]
星と、月と、蓮。
その細工を作るのが、出された課題なんだ。
[課題の内容を、簡単に説明して。
オカリナと一緒に、という言葉に、ああ、と短く声を上げた]
そだな、それならいつでも持ってられるし。
……そだ、そっちの手入れもしないと。
んじゃ、今の内にやっちゃうか。
……ローザ……まあいい
[小さく呟かれた言葉には静かに止めるように口にする
というか。ローザまで教会がとかって、どんだけその類のが集まってんだよ。俺っち純粋な水の民ですよ。ええ]
ま、そういうことらしいが、とりあえずこんなのもったまま喋るのも間抜けだし、行くぞ
[自衛団員の話についてはそこで切り取るようにいって、外へ向かって歩きだした]
[眩しい]
その認めて欲しい相手すら。
人は時に見失うんですよ。
[手の中の温もり。呼吸に上下する喉]
何の力も無い私には何も守れない。
手の中から毀れてゆくばかり。
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
ふぇ?
……あっ。
[水辺にはまだ近づかず、ゲルダが手を洗うのをぼんやりと見ていた。
ゲルダの言葉に、今更気づいたというように口に手を当てる。
彼女のことはまだ確認してはいなかった、けれど]
だって、…人狼って、思わなかったです。
『共犯者』、ですから。
[首をかしげながらロミルダがいうのは、本気か冗談か、少し前の台所での会話]
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