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……雨に降られたんだから、仕方が無いだろう。
[ 云い訳めいた台詞だと、自分でも思った。本来の力を持ってすれば、其れでも下山する事は可能だったに違いないのだから。何故しなかったかと云えば――頭の中では解っていても、認めたくは無かった。]
其の様子だと、アーヴァイン以外にも殺る心算か?
[久しぶりに口にする甘味をうっとりと味わう。
お菓子は、彼女にとっては贅沢品だ。
これが食べれただけでも、ここに来て良かったかな。
心の中で、そう呟いた。]
[善悪………それを定めるのは法。
しかし、法を、罪を、罰を定め。執行するのはいつも人だ。
私は知っている。刑を執行する人々の苦悩を。
何故なら、私もそうだったから。
特別な力を何も与えられなかったが故に、その任を押し付けられたから。
人は、嫌な事を他人に押し付けたがる。異端審問官という役職はその最たるものだ。
字面だけ見れば偉そうな肩書きだが、実際の役割は人殺しだ。
私は魔女と疑われた者を殺し、人狼と疑われた者を殺してきた。
おかげで、すっかり銃の扱いにも慣れてしまった。
村人は皆、私にその任を押し付けた。自らが手を汚す事を厭って。
では、それを押し付けられた私の苦悩は、苦痛は。誰が引き受けてくれると言うのだ。
殺される者の恐怖は、誰でも想像出来るだろう。
しかし。
殺したくないにも関わらず殺さなければいけない者の苦悩は、どれだけの人が想像出来るのだろう。
乾いた服に着替え、ハーヴェイに気付かれないよう聖書に偽装した拳銃の入りの箱を確認しながら。
そんな事を考えていた。]
うん、こうも雨が強いと出るに出れないし。
ハーヴェイの二の舞には、なりたくないからなぁ。
……それに、いくらばーちゃんが心配でも。
さすがに、この雨の中、あの橋を渡るのは勇気がいるからね。
[どこか冗談めかした口調で言いつつ、すっかり冷めた紅茶のカップを空にして]
ん、そうね。
今日はとても人が多いし、きっと何か面白いことがあるわ。
[微笑を作って、わたしは少し考える。]
アーヴァインさんの隠し子疑惑とかも。
[そこにいる少女がそうだとは、わかるわけもない。
それから、続いた言葉に。]
もちろん、歓迎するわ。
……あなたがわたしを嫌わないでいてくれるなら
[ナサニエルの言葉が、とても嬉しくて。
作った表情が、本物になるなんて、わたしにはわからなかった。
それでも、やっぱり、気になるのは……そこで。]
ばーちゃんが心配、か。
心配は心配だけど、むしろ、自分が心配なのかもね、ボクは……。
[雨を見やりつつ。何となく、自嘲の呟きを、心の奥に]
[小皿に盛ったチョコレートムースをぺろりとたいらげて、お代りをしても良いかと思案しながら辺りを見回す。
緩慢にムースを口にする銀髪の男をなんとは無しに眺めた。
こんな美味しいものを食べているのに、あまり嬉しそうに見えないのを不思議に思う。
緩い動きは体調が悪いのだろうかと窺わせた。]
ハーヴェイ君、着替えになりそうなものは見つかりましたか?
[さっさと着替えを終え、いつもと同じのほほんとした笑みを浮かべながら聞いてみる。
手袋は代えの物を嵌め、聖書は持ってきたバスタオルに包んでおいた。]
……そうしてみます。
[ 余りの間抜けさに思わず肩を落とす。情け無いにも程があった。
結果的にルーサーに遅れて脱衣所に入り周囲を漁れば、軈て見付かったのは落ち着いた柄の浴衣。灰色の地に描かれているのは鎌輪奴柄。先日のローズマリーと云い、此処の主は東洋の温泉とやらに被れてでもいるのだろうかと思ったが、其れよりは――]
知識は何処で役立つか解らないもんだな……。
[考え付いた事は心のうちに留め、案外と手馴れた様子で其れを身に纏う。とは云えど冬の寒さ対しては少々薄いとも感じられるか。室内で着る分には不足無いが。後で使用人に何かしら頼もうかと考える。]
[「ばーちゃん」の言葉に少しだけ表情が曇る。
彼女の元の主人が亡くなったのは急な病気が原因だったから、心配する気持ちは分かる気がした]
吊り橋は、無理ですね…
ただでさえ揺れますから。
[真剣に頷く。それからテーブルのほうを見て]
とりあえず、甘い物でも如何ですか?
[デザートを示し、小さく微笑んだ]
[言われた言葉にくすくすと笑って、隠し子といわれ]
それは確かに気にはなるね。
[と赤い髪の少女をちら、と見て。
その先の言葉に軽く首を傾げて]
俺が君を嫌う理由は無いと思うけど…?
[自身がローズに向ける代名詞がいつの間にか変わっている事には気付かず。
微かに曇る表情に]
何か、気になる事があるのかい?
[それはただの疑問。
ローズの不安がそこにあるとは思わずに]
…ん?
[赤毛の少女の視線に気がつき、見返す。
…子供に罪は無いというか…悪いのは義兄の方なのだとわかってはいても、なんとなく複雑な心境なわけで。]
自分の首を絞める事態にならなければ好いけどな。
[ 興味の無さそうな様子は変わらねど、其れを望む心境が無いと云えば嘘になる。表に出さぬよう務めてはいるが、心中は揺れ動き酷く不安定だった。]
/中/
……ろずなさ?(ぇ
ていうか、今回は存在が地雷な自分の設定。
て……それっていつもかorz
まあ、踏み抜いた相手によっては、何事もないさ、きっと。
―広間―
ふう、いいお湯でした。
どうも皆様、こんばんは。
[バスタオルで包んだ『何か』を床に。
脱いだ後の服は、後から浴場まで取りに戻る予定だ。]
ネリーさん。ラプサンスーチョンを入れてきてください。
ホットミルクは持ってこないで下さいね。飲みたくありませんから。
ええ、また。
[ 早々に立ち去るルーサーを見送れば、がらんとした脱衣場に青年一人が取り残される。広げておいた荷物は直ぐに乾く筈も無く、取り敢えず濡れた衣服は洗濯して貰えるだろうかと傍の籠に入れたが、問題は其の他――主に手帳。日記を付ける習慣等無かったから、其れは単なる読書の覚書程度にしか過ぎないが。]
『取り敢えず、部屋に置いてくるか。』
[ 其の結論に至り、浴場を後にすれば先ずは自室へと向かう。]
[視線が合ってはじめて、自分が相手をじっと見ていたことに気づいた。
見返されて、何故か目を泳がせる。]
おいしくないの?
[じっと見ていたことを誤魔化すように問いを口にした。
そう言えば、二日酔いだとかなにか言っていたような気がする。]
[僅か、陰った表情に戸惑うものの、その内心の思いにまでは当然の如く気づけず]
うん、あの橋は慣れてるつもりでも怖いからね。
[真剣な様子に、こちらも真面目に頷き返し。
ようやく気づいたデザートの存在に、今度は自然に、口元をほころばせた]
そだね、甘い物食べて、嫌なことは考えない方がいいね。
[そちらに釣られるように視線を向けて、わたしは赤い髪の少女を見る]
? …ええ、気になるわ。なかなか。
[しかし結局なぜ彼女を見たのかわからないままで。
続いた言葉に何と答えようか、逡巡。]
……ううん、何もないわ。気にしないで。
嫌わないでくれるなら嬉しい。
[微笑を作って、やってきた牧師様に頭を下げる。
自分の仕事は、自分では嫌だとは思っては居ないけれど。
知ったときに、傷つけられるのは、もう嫌だった。]
[入って来た牧師に会釈をして]
…あ、はい。
かしこまりました。
[「何か」にちらと視線を寄越したが、注文を受ければ直ちに厨房へと向かう。
…ホットミルクは余程嫌だったのだなと、頭の片隅で思った]
…ま、おいしいですけどね。
どうも二日酔いで胃が荒れているんだか…あまり食欲が無いもので。
[半分くらいで手が止まっている。]
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