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あ、どーも……。
[広間に入ってきたマテウスに、一礼して]
昨夜……ありがと、ございます。
[ぽつり、小さな声で呟く。
礼は、立ち上がる契機をくれた事へのもの。
続くようにやって来たブリジットには]
ブリス……?
どっか、行ってたのか?
[案ずるような口調で、問いを投げ]
[ユリアンの手に一つ残っていたそれをみて、自分の分じゃ?と少し躊躇ったが。]
[体が冷え切っていたのもあって、折角だから遠慮せず、こくと頷き受け取る。]
甘いの好きだから。
[ほんの僅かに笑みを浮かべて。][中にあった白い液体に口をつけた。][甘く温かな味が、内側から染みて。][強張っていたものが少し解れた。]
―過去―
[音は遠退き、また別の情景を浮かび上がらせる。
あれからまた季節は巡って。
珍しく本格的に白銀の世界となった年だった]
ねえさま、今回はそんなにお客さまがくるの?
[姉は既に年頃に差し掛かっている。
だから身支度するのにも少女以上に時間が掛かって]
「そうよ、初めましての人もいると思うわ。
レーネはちゃんとご挨拶できるかしら」
できるもんっ!
[クスクスと笑う姉の右肩には薄い薄い小さな花。
少女にもある、ちょっとしたお揃いの証。
それが何を示しているのかを、その時は二人とも知らず]
あっ、ヴィントだ!
おはようおはよう、おかえりなさい。
[銀の傍に居た小さな意識は。][感じた気配の揺らめきに、たたたと走り寄り。]
[くるくるとその周りをじゃれるように回る。]
[聞こえた声に、そういや、こっちにもちゃんと礼言わないと、と思いつつ、エーリッヒを見やり]
……どしたの?
[蒼白になる様子に、思わずきょとん、と]
何を言う。甘いものは人類の宝なのだよ。
理屈は忘れたけれど、体の疲れにも心の疲れにもいいんだから。
そして、拷問が嫌ならちゃんと食べなさい。
[大きく頷きながら、したり顔で語る]
了解、あっためてくるー。
[両手も空いたことだからと、軽く手を振り、]
そう、よかった。
[ブリジットの様子に安堵を含んだ声で答え、再びキッチンに入る]
[先に中にいたアベルの頬を見て、薬が少し効いたのか腫れも殆ど残っておらず。][それは少しほっとして。]
[どこかへと問われ、一拍、間が空いたが。]
うん。…直してきた。
[誰を、何を、とは、言わない。]
……ああ。
[くるくると、駆け回る気配に。
蒼の風は、短くコエを返す]
おはよ。
[実際には、眠っていた……というよりは。
緋色の意識を閉ざしていただけなのだが。
眠っているのと変わりはないだろう、と思って、短く呟く]
あ、
[差し出されたカップ。
その手の主の顔を見る。口を開きかける。
昨日の記憶は朧気だった。熱の所為か、――まさかその直前のピアノの所為、なんてことはないだろうが。
何があったかを聞こうか否か躊躇い、結局止めてしまった。]
・・・・ありがと。
[代わりに出たのは、置かれたカップへの礼と、曖昧な笑みだった。]
[側で眠ったままのイレーネを、そっと壁に凭れさせて。
不自然な姿勢でいたせいか身体は難くなっていたけれど、
それでもどうにか立ち上がる]
[広間に集まる人々に。
昨夜の事件の目撃者たちに
どう声を掛けて良いのかわからずに]
………皆さん…お怪我は大丈夫ですか?
[そんなことしか言えない自分がもどかしかった]
[騒ぎが起き、死人が出て。
その花が姉の肩で鮮やかに花開いた時から。
そんな姉も少しだけ遠い存在になってしまった]
「おやすみなさい、レーネ」
[そう言って一緒に寝てくれたはずの姉が、そっと部屋を出ゆく]
ねえさま…?
[もぞもぞと動いて目を擦る。
半分眠りに落ちかけていた意識はすぐにはハッキリしなくて。
それでも姉の不在は不安を呼んで、少女もまた外へ]
あ、にいさまのおへや、あかりがついてる。
[僅かに漏れる光に誘われて、その部屋へと…]
来たか。
[その声色に、閉ざす前の混乱が薄れた事を知り。]
…そう、言い忘れていたが。
村の連中はこの場を完全に隔離した。
全員が死ぬか、御印を持ってこぬ限り、村へ戻れば無条件で殺されるだろうな。
[恐らく逃げた所で死体が無ければ、追われるだろうし。]
[否、彼に、人狼に、逃げる事など考えられないので。][その選択肢は出てこない。]
…貴様はどうする?
[銀は問う。]
いや、確かに甘いものは疲れに効くけどさ……。
[だからこそ、見回りの際にはいつも飴玉を持ち歩いている。
もっとも、冬場はそれよりも酒で身体を温める事の方が多いのだけれど]
はいはい、食べますよ、食べますよ……。
[大げさなため息をついて]
なおしに……。
そっか。
[ブリジットの短い返事から、何かを察したのか、答えは短く。
空いている椅子に座り、カップに口をつける。
柔らかな甘味と温もりに、一つ、息を吐いて]
[外からブリジットが戻って来たのが見えた。階下にも、ざわめきが戻って来たのを感じる]
腹が減っては戦は出来ぬ、かね。
[男は立ち上がり、広間へと向かった]
―二階→広間―
[部屋の扉を開けようとした。
暗い廊下に慣れた目は一瞬、光に幻惑されて]
あ…!
[消えてゆくその部屋の中へ手を伸ばそうとして]
……ぁ。
[現実でも伸ばされたては、空を切った]
―…→現在・広間―
……はい?
手帳って?
[ぱたぱたと何か探すエーリッヒの様子に、ますますきょとり、と]
よくわかんないけど、大事なもの、落とした?
[甘い、けれど、あまくない。
そんな事をぼんやりと考えていた意識に響く、銀の言葉]
……隔離?
ナニソレ……そんなコトして、なんになるんだよ……。
[その厳格な態度と強い意志で皆をまとめていた団長。
彼を失った事で統率力を無くし、更に予想外であろう狼の襲撃に自衛団が混乱している事は、予測はできた]
俺は……死にたく、ない。
[問いに零れたのは、短いコエ]
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