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[生まれし世界。消え行く世界。
無限に続く。
混沌の海の内での輪転。
虚の一片、それに過ぎぬ頃は。
ただ、それは過ぎ行く事象として捉えられ。
しかし、『器』を得、生ける存在となって以降は──]
[世界の創造。
生まれる喜びはあたたかく。
満ちる息吹はここちよく。
それは優しく、あたたかな夢。
だが、温もりは永劫ならず。
世界の崩壊。
避けられぬもの。
滅びの哀しみはつめたく。
満ちる嘆きはおもくるしく。
それは残酷で、つめたい現実]
[いくつ、みたのだろうか。
いくつ、しったのだろうか。
住まう者が自ら滅ぼした世界。
彼の『書』の力によりて消えし世界。
創り手である『秩序の王』の手により滅びし世界。
力果て『混沌の王』により還されし世界。
いずれにせよ、そこにあるのは。
消滅と、それに伴う嘆きの声。
それは、『心』を得て以来、常に重く、圧し掛かり。
今でも時折、悪夢となって、苛んでくる]
[力を使い、疲労を感じた時空竜は深い眠りの内。
『記録』に基づく、滅びの夢の淵へと堕ちて。
いつもなら、そこから目覚めるのは容易くない、けれど。
声にならない、声の波動は、それを断ち切ってか──目が、覚めて]
─二階・自室─
……っ!
[唐突な覚醒は、何に寄るものか。
護法天陣──高位の守護陣の展開で疲れ果て、悪夢を伴う眠りに堕ちていた意識が目を覚ます]
…………また…………いつもの、か。
[掠れた呟き。
見守るように見つめていた白梟が、ばさり、と翼を羽ばたかせる]
ああ。悪い、ヴィンター。
[零れるのは、苦笑。魂を分かつ白梟とは、夢をも共有するから。
……だからこそ、丸い瞳には、案ずる光が宿るのだけれど]
……ん、そんなに心配……。
[心配するな、と。笑いかけようとするのと、呪印が痛むのとは、どちらが先か]
やれ、やれ。
これも安定させねぇと。
[傷む呪印のある、胸の辺りをつい、と撫でて立ち上がる。前後するよに目を覚ました従魔は、きょとり、とその姿を見つめて]
「時空竜?」
ちょっとでかけて……ああ、セレスも一緒の方がいいか。
獣態なら、俺に掴まってられるだろ?
[名を呼ぶ従魔に声をかければ、天青石の瞳は一瞬きょとり、とするものの、言葉に従い碧の獣へ。
小さな身体を右肩に掴まらせて]
……いよっと!
[……だから、窓から出るなというのに]
[唐突に降ってわいた姿を見た者は驚くだろうか。
行く先を問われたなら、常と変わらぬ声と表情で、西の森の様子を見てくる、と。
そう言うのと、その姿が『翔けて』消えるのとは、*果たしてどちらが先だったか*]
―広間―
[ふわりと顔を上げ目を開く。
猫達の姿は消えていて。部屋の一部は氷で塞がれていて]
…大丈夫かな。
[近寄り少しだけ触れる。冷たい。でも気持ちがいい。
昨夜は色々失敗してしまったけれど、対が消えたのは自分だけじゃなかったのだ。共に居てくれた白猫もまた。そしてこれを作り出してくれた人も。動揺の仕方は人それぞれだろうけれど]
……大丈夫、だよね。
[引きこまれた二人はどうしているのだろう。
何事もなく、とは難しくても無事でいて欲しいと。
探ろうとした力は無機的で慣れない波動に弾かれた]
ほい、っと…。
[入り口まで運び、屋敷の中へはアーベルとエーリヒに任せて昨日から陣取っている屋敷入り口に腰を下ろす。
アーベルに伸ばされた手が胸元のふわふわの毛を撫でるにはそのままにし。
まったりと目を閉じると、窓からふわりと時の竜の姿。]
単独行動するなって昨日言ったのはあんただぞー?!
[西の森へ、といいつつ掻き消えるその姿に、少し大きめの声をかけ。
あー、とか言いながら苦笑した]
[むぅ、と小さく唸る。
何となく分かってはいたけれど]
ねぇ、どうしてなの?
[呟いた問いは対象を定めたものではなく]
もっと他の場所も見たかったな。
でも一人じゃ危ないよね…。
[その直前、一人で出かけて行っている人がいるとは知らずに。
とりあえず外へと向かう]
―…→屋敷の外―
あーやってどっかいかれると、全然追いつけねーって…。
いや、さっきもリディのお嬢ちゃん見失ったけどさぁ。
[左手の肉球の間につまった土を、右手の爪で器用に取りながら、傍らに座るアーベルに話しかけているのか独り言かわからない呟きは、風の中。]
[入り口に回ればそこには身づくろいしている大きな姿。
傍らの機鋼の青年は我関せずなのだろうか]
何かあった?
[青年とは反対側から顔の前へと回り、小さく首を傾げた]
よ。
んや、アーベルがナターリェとエーリヒを電気でバリバリした、くらいか?
敵っぽいのは殆ど見てないなぁ。
[少女の姿を認め、大きく首を巡らせて目を合わせる。
首の周りの毛が波打ち、ゆらりと鬣が揺れた。]
電気でバリバリって、なんでアーベルさんが。
[きょとんとして聞き返す。
反対側の青年の様子を窺いつつ、揺れる鬣に何となく手を伸ばし]
それってナターリェさんとエーリヒさんも大丈夫だったの?
…ナターリェさんは、確か天聖の人。…エーリヒ?
[問い返してから改めて首を傾げる。
未だに名前と一致していなかったらしい]
[一階に下りて来て、台所から適当な果物を見繕って懐に入れると玄関に。
するとそこには数人の姿。]
やっほぅ。おでかけ?
[手を上げて挨拶。]
一応大丈夫みたいだが…ナターリェは何度も倒れている気がするから。
限界が近そうで心配、だな。弱ってないといいが。
あぁ、えぇとエーリヒは白い猫、羽根の生えたヤツな。
[言いながら、鬣に手を伸ばす彼女が背伸びをしなくて良いように(そのまま背伸びをしてこけるのではないかと心配したとかそんな)、そっと身を屈めた。]
よ。
や、おでかけじゃなくて俺は見張り。
どっか行くならボディガードするか?
[ミリィの姿を認め、手を上げた。
彼女が強いという事なんて知らないからでた言葉。]
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