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[ヴィントの言葉には敢えて答えはせずに。
くすくすと笑い声が漏れるのはどうしようもないが]
いや、何も?
[不審気な彼に向かってしれっと]
[向けられる笑顔に、何やら感じつつ]
ああ、どーも……。
って言うか、こいつが勝手に走ってったんだけど、ねー。
[つい言い訳がましく呟きつつ。相棒を受け取って肩に乗せ]
[それは、昨日の予感を裏打ちする言葉だった。少女は一気に増した緊張に、身を強ばらせる。きっと、彼女は知っているのだ]
「ユリアン…!」
[思わず呼んでしまってから、慌てて、声を押さえ込む]
追い抜く時に拾えなくもなかっただろうに。
まぁ、そんな余裕はなさそうだったが。
[ある意味最初から見ていた男はくすくすと笑い。
その笑みも微笑ましげではあったが]
笑いながら何も、って言われても、ちょっとアレなんだけどねー……。
[双方の態度に、やや、むぅ、としつつこんな事を言い]
んで、なんか盛り上がってたっぽいけど、なんかあったの?
[それから、ふと感じた疑問を投げかけて]
[――人知れず、姿を消した後。
彼女は独り、村のはずれを彷徨っていた。
さく。さくさく。
真っ白な処女雪を、ゆっくりと踏みしめながら、歩く。]
……はぅ…。
[吐き出す息は、白く…揺らめいて。冷たい風にほどけて消える。]
ん……?
[不意の呼びかけは、その勢いもあってかしっかりと届き]
ミリィ……?
なんだよ、なんかあったのか!?
[声につい、焦りが混じったのは多分、無意識]
イレーネ……
妖精の我侭で今まで…何年も人攫いも何もおきてなかったのがおきている
ように、俺は思うんだが…それをどうにかしたいのは可笑しいか?
[青年は苛立ったように、右手で左目にかかる髪をかき上げる。]
その、妖精とやらは直接悪いことをしてないかもしれない
けど、間接的に悪影響は出ている…無関係の人が攫われているのだから
自覚がないなら、ただ被害は拡大するばかりだし…
結局被害が拡大していけば、いつかは捕まる…
[青年はいつのまにか声が大きくなってたようで、ここで1つ嘆息]
少なくても、知り合いが…エーリッヒが捲きこまれた以上
俺は、そいつ?そいつら?と、
直接この件に関して話しはすべきだと思う。
そこでそいつの事情を聞いて、
それから庇うのか、そいつを説得すべきなのか
…を、考えるべきじゃないのか?
ああそうか。
これは失礼したな。
[懲りずにくすくすと笑って居たが。
それは彼と近かったからか、彼女が慌てていたからなのか。
男の意識にもミリィの声が響く]
……?
[緊張した声に思わず、押し黙る]
[意図せず疑問に答えなかったのは幸いだったのか]
う……。
[妙にわかってる、という様子で言われて、ふい、と目を逸らす。
……その、逸らした先にノーラの姿が見えて。
ますます凹みは加速したのだが]
[ユリアンの声が聞こえる。少し焦って聞こえるのは気のせいだろうか?答えなければ心配させるとは思ったが、答えることは出来なかった。今、彼と心を繋いでしまったら、きっと全てが溢れ出てしまう]
「私に、出来る事を…」
「お祭りの時に逃げてこなくたっていいのに。」
[――無垢な少女の言葉が、静かに胸に突き刺さって。
耐え切れなくて、その場を、そっと逃げ出した事に、気付かれなかっただろうか。]
[目の前の青年が何処かを見た瞬間、纏う重さが激増した気がし。
何気無く視線を追えば先程まで自分が居たところにノーラの姿。
…妙な既視感が襲ったのは何故なのだろう]
こんにちは、今日は、お休みですか?
[少し緊張した面持ちで、少女は扉を開け、返事を待たずに、言葉を繋ぐ]
あの、昨日ベアトリーチェが、ランプを買いたいって言っていたんですけれど、買って帰れなかったと思うんです。だから私、代わりに買っていってあげようかと思って。
…あ。
[気付かれた]
え、ええと…、……ごめんなさい。見るつもりは無かったのだけど…
[その実見るつもり満々だったのだが]
[言い訳しつつも、やはり何処か微笑ましげな表情]
[呼びかけに返事はなくて。
それが、苛立ちめいたものをかさませる]
……っとに……。
[苛立ちをこめた呟きは、どこに向いているのだろうか]
[苛立ちの色を見せるアーベルの言葉に視線は落としたまま]
…おかしくは、無い…と、思うわ…
でも…王様の…ただの、我が侭な行為なら…
あたしは、協力したくない。
間接的な被害、って言っても、その原因は王様。
悪い事言われてる人が自覚して引き起こした事じゃないわ。
それに、妖精は「見つけた」、って言ってる。にもかかわらず、王様は聞く耳を持たない。
だから…あたしには我が侭にしか見えないの。
[そこまで言うと、顔を上げ…]
エーリッヒが連れて行かれる前に…ちゃんと、一人、見つけていたわ…
なら、エーリッヒが連れて行かれたのは何故?
ちゃんと、下に遣わした妖精が居るのに、話を聞こうとしないのは何故?
…あたしには…我が侭にしか、見えない。
駄々こねる子供に、物を与えたら…つけあがることを覚えるだけ…
[言葉の途中で、ガラスのベルが鳴り…思わず身体を震わせ…
そのドアの方へと目を向ける。
ミリィの姿を見ると、少し堅い動きで]
ぁ…ぇ、ぇぇ、開いているわ。
ベアトリーチェちゃんは、どんな…ランプをお探し…かな?
[笑みを携え、ミリィに尋ねた]
[応対する店主のどこか堅い面持ちも、その理由にも気付いていたけれど、少女は気付かぬふりをして、明るい声をあげる]
施設の子供達のところに置くみたいなので、きっと色が綺麗で明るいランプがいいと思うんです。
みんなが楽しくなるような。
[――最初に、”王”が光臨した時。
彼女は”人間が”王を怒らせたのだと思った。
『違う』と言われたのに、帰ってこなかった団長が気になって、探したりはしたけれど。
リディのペンダントに触れて、妖精の気配を感じたりもしたけれど。
偉大なる”王”がされる事に、彼女が出来る事なんて思いつかなくて。ただ、黙っていた。
だけど。
エーリッヒが攫われて。
イレーナやリディの言葉を聞いて。
そこで初めて、”王”の探す”悪い子”が、妖精なのだと、知って。
ぐるぐるぐるぐる。
思考と共に、足跡も不自然に、うねっていく。]
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