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人狼は生きるため、邪魔な人間を殺すらしい。
邪魔な人間…ね。
誰が、誰にとって邪魔なのか。
見極める必要があるはずだ。
俺が死ねば、誰が疑われるんだろうか…。
〔纏らない思考は途切れることも無く続く…〕
だいたい、こんなに人がたくさんうろついているのに、襲撃されたところを目撃した人がいないのは何故だろう。
一人になったところを、襲うのが目的なのか?
…フラン…。
今夜も宿に泊っていればいいんだが。
〔急に心配になってきた〕
[聞こえた声にそちらを見やり、ふわ、と笑んで]
……おはよ?
って、時間じゃないね。
えと……ごめんね、昨夜……運んでくれたんだよ、ね?
まだ、治りきってないのに、無理させて……。
[パトラッシュの言葉に、冷たい目で見つめながら言葉を返す]
貴方がディーノを本物の占い師と思っていること。
私が貴方を人狼だと思っていること。
一体。
何の違いが?
[シャロンの言葉に一度パトラッシュに視線を向ける。今彼を離したら永遠に失ってしまうような気がして、離れ難い。しかし彼女は自分を占わなければならない。逡巡の後、パトラッシュの首から手を離し、立ち上がってシャロンの下へ]
…シャロン、目を覚まして。
パトラッシュは人狼なんかじゃない。
君が大切にしていた人を殺した相手は、別に居る。
…まだ、あのわんこ追っかけてんのかな?
[この事件の容疑者は、あの日あの時間、宿に居た10名に絞られていると聞いた。
そのほとんどが見知ったモノ達で。]
色々ぐるぐる考えてみたけど、わかんねぇ…。
ノブにぃはリディの復讐で殺されたんだから…リディ以外にもう一匹いて、ノブにぃじゃないやつ。
エリィは絶対違うって思ってるし…オッサンもフランもそんな事するようには思えねぇ。
ワンコとディーノが組んでるってのもありうるっちゃありうるけど…。
…シャロンもよくわかんねーけど……
[指折り数えて考えて…]
あれ?10人じゃなかったっけ?もう一人誰だっけ。
手品師 ディーノが「時間を進める」を取り消しました。
[シャロンは、ディーノがこちらに来て、パトラッシュが同じ場所にいるのを確認すると、ディーノの額に手の平を当てて集中を。
昨日と同じ方法で]
・・・ふう。
なるほど。人間だったわね。
[昨日と同じ結果を]
それで、本物かどうか分からないのは、貴方が言ったことですけど。うふふ。
狂人だとしたら、今のセリフ、私を惑わすためのものかしら?
なぁ、若造。
さっきここに来てた雑貨屋の看板娘。
あいつ、今、親父っさんがいなくて一人なんだよ。
俺はどうせここから自力で出られやしねぇんだからさ。
あいつ、見てきてやってくれねぇか?
今夜も宿に泊ってくれてりゃいいが、根つめて、一人きりで雑貨屋の仕事してたりとかしたら、危険だろ?
頼むわ。俺はここで大人しくしてっからさ、な!
〔団長のお許しがないと勝手なことは出来ない、と言いつつ、親父の守りよか娘の守りの方が楽しいのは明白な事実のため、確認してくるから大人しくしてろよ、と言い残し、駆けていった〕
…若い…つーか、青いな。単純過ぎて。
〔その背中を呆れて見送る〕
[首元から、ディーノの温かい手が外れる。
ふと名残惜しい気がして。少しだけ、鼻の先をその手に押し付けて見送った。
シャロンの声には、思いっきり睨んで。]
信じることと疑うことは、丸っきり別物だ!
[きっぱりと言い切った。
占いの様子は固唾を飲んで見守っていたが。その結果に、少々意外な気持ちになる。てっきり、嘘を。「人狼だ」と言うものと思っていた。]
ま。パトラッシュの結果はすぐに分かるわ。
私の後ろにいる数十人の自警団の手によってね!
[占いを終わり、ディーノの手をぐいと引くと、それが合図だとばかりに、シャロンの後ろから物々しい武装をした自警団が次から次へと]
僕はパトラッシュを信じてる。
パトラッシュがその気なら、僕が彼を部屋に招いた時に既に手をかけれる状態だったはずだ。
でもそれをしなかった。
彼は人狼じゃないと信じてる。
[まっすぐな瞳をシャロンに向けて]
だから、人狼は他に居る。
!!
シャロン、何を!!
[手を引かれてよろけるようにシャロンの方へ。その後ろから武装をした自警団が入って来るのを見て驚きで目を丸くし]
シャロン、君…!
待って!
パトラッシュは違う!!
人狼じゃない!!
[雪崩れ込む自警団に片手を伸ばすもそれを留めることは出来ず]
[大丈夫、という言葉に、ほっとするものを感じつつ、うん、と頷いて。
指折り数え、上げられる名前に、くす、と笑う]
……レッグ、自分、抜いてるでしょ?
でも、ボクは、信じてるから……レッグは、違うって。
[小さな声、それでもそこにははっきりとした意思が込められて]
[パトラッシュの言葉にせせら笑う]
いくら言い換えようと、本質は同じよ。
貴方が、本当に人狼じゃなかったとして、それは貴方がこの村に来たとき誰も信頼しないで、村人達を疑い、隠したからこその結果じゃなくて?
もっとも。
貴方の声も、ディーノの声も。
今の私には何一つ信じることは出来ませんけどね。
うふふ。
[唐突にディーノの手が乱暴に横に引かれ、]
何すん……ッ!!
[声をあげかけ、シャロンの背後に控えていた者達に気付く。
しまった、と思ったがもう遅い。遅すぎる。]
くそったれが!
[爪を地面に食い込ませ、姿勢を低く。
それは来るべきものを迎え撃つ体勢。]
人狼か。
人間か。
答えは簡単よ。
殺して。
殺して。
殺して。
殺して。
殺して。
最後に生き残ったものが、自分自身を知っていればいいだけのこと。
/*
何でこんなにact無いんですか自分!
表でそんなに使ってないはずなのに!!
貼り間違いのせいか!!il|li○| ̄|_
*/
あれ?だって…
[もう一度指折り数えて考える。]
俺っしょ?エリィに…フラン、オッサン、ディーノにシャロン…わんこ…
あと、死んだノブにぃとリディ……
ほら、やっぱし9人??
/中/
うをー。
決戦かっこいい…。
俺の基地なのにーにー。
そこにいけず、なぜこんな狭く汚いところに押し込められているのか。
それが親父クオリティってやつなのか?そうなのか?
わぉーん!!!(泣)
/中/
[シャロンの言葉にキッと睨みつけて]
それじゃあ人狼じゃない、無実の人までも犠牲にしてしまう!
そんなの人狼の思う壺だ!!
[吐き捨てるかのように投げかけて。視線をパトラッシュが居る方向へと向ける。その姿は自警団の陰になり見えない]
パトラッシュ…!!
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