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―一階・広間―
……うん。
[フォルカーに向ける表情は、尚も心配そうではあったが]
[それ以上は問わず、彼女の隣へ]
[団員や団長、それとは別に交わされる会話]
[落ち着かない様子で、目をあちらこちらに向けた]
リエルも普段は思ったりしない。
けれど抑え切れなかった。
そうか。
[もしこのままでいて。
その衝動を向けたくない人に向けてしまったら?]
俺も、落ち着きたい。
[艶めいて聞こえる聲に口元を緩める。
一旦は、というのは聞こえていたけれど聞こえていない。
どちらにしても意識はそれまでの思考を超えて、今この渇きを癒すことへと集中し始めている]
誰かを喰らってでも。
[囁きも、それまでとは一線を画した甘いものを含んだ]
[問いかけに、団長の眉が更に深く寄ったのは、呼びかけ方のためか。
召集の理由を聞かされてから、爺様、と呼ぶのは止めていたから。
いずれにせよ、問いへの答えが返るのには、しばし、間が空いて]
……え?
高波が来そうだから、警戒のために他の団員全員返した……?
[告げられた事態に、眉がきつく、寄る]
いや、監視が一人だけだから逃げるな、って言われても。
……この風の中、外に出るとか。
その方が、よっぽど危険だと思うぜ、俺……。
[どこまでも厳しさを失わない物言いに。
思わず、呆れたような声がもれた]
─広間・暖炉傍─
[エルゼに謝っていたから、団員が入ってきたことには気付かなかったけれど。>>1:530
出て行く音には気付き、そちらを向けば自衛団長の顔がまた更に険しくなっていて何かあったのかしら、と困惑の表情を浮かべた。
エルゼからあんたが謝ることじゃないと言われた>>5ものの、でも、と言いかけてゼルから問いかけと共に席を勧められて。>>6
あ、と声をあげてゼルとエーリッヒにもお邪魔してしまって、と慌てて謝った。]
私が、というか…
その、エルゼさんに嫌な思いをさせてしまったから。
[ゼルに勧められた椅子に素直に座り、ありがとうと言ってから申し訳ないという表情でぽつと。]
ま、俺の家がかなり特殊でな。
朱の花の痣持ちが生まれやすい家系らしい。
あとは、コネって所か?
[と、嘯いてみせる。
今回と同じような事から出会い、失っただけだというのに。]
/*
家系なのかよwwwwwwww
と、突っ込みたい所だが。
……銀色さんと、機織さんの事を考えると、笑えん……。
つか、とりあえず、描写だけは容易せんとな。
―広間・カウンター―
[自衛団長へと向ける眼差し。
その視界にエーリッヒの姿>>7が映りこめば
カウンターに置いたグラスと瓶に向き直り
軽く頬杖をついてゆるく目を細める]
――…飲むなら湯浴みをしてからかしら。
[浴室は一つだけだった気がする]
んー……。
[タイミングが難しそうだなんて思いながら小さく唸った]
じゃあ、誰か喰らって来ると良いよ。
そうだな、団長辺りが丁度良いんじゃないか?
ここにオレらを押し込めた張本人だし、年くってるから捕らえやすいだろ。
[今までと違う囁きが聞こえて、オレは少し愉しげに笑む気配を載せた。
やーっぱ逆らえないよなぁ。
団長を勧めたのはこの先を考えての事でもある。
どうせ『場』が崩れなきゃこの衝動だって消えないんだ。
オレ達が生きるためには、上手い事隠れながら他の奴らを喰らって行かなきゃならない。
喰らう相手によっては、隠れ蓑を失う可能性もある。
団長だったら、そこそこ周りからも恨み買う形になってるだろうし、隠れ蓑を減らす危険性も少ないから手頃なんだよな、この中では。
まぁ初っ端からエーリッヒが隠れ蓑から脱落することになりかねないんだけど。
他を考えたら少ない方だろ]
少なくとも俺が無理というレベルはある程度高くないとならないよ
とはいえ無理するきなんてさらさらないけどね
[とエーリッヒ>>7に応える。
時には自力で薬草をとりにいく、なんてことするため体力もあって、そして慌しい自衛団員の様子を聞きに行くのをとめずに見送った]
―浴室→広間―
[鉢合わせたらというアーベルの意見には同意しておいた。>>9
誰にとつかない忠告には深緑を細めて、言葉は返さなかった]
目をつけられたら、怖いな。
[廊下に出てから小さく呟いて、広間までまっすぐ戻る。
エーリと自衛団長の会話が聞こえてそちらを見た]
いやな思いってーと…そっか。
[思い当たる節は、まあ多分あれだろうぐらいには浮かぶ。]
昔、俺なんてエルゼさん真面目に女性と勘違いしたことあるから、それぐらいならきっと大丈夫だ。
[いや、どんな間違いしたかまではしらないが、多分自分より酷くないだろうと予想をつけつつブリジット>>12へという。
少なくとも悪気があったりした行為はないだろうと思っているわけだ]
─広間─
……ったく、もう。
あんたが石頭なのは、重々承知の上だけど。
こんな時に、そんな顔でいられたら、ただでさえみんな参ってるのに、余計に参るだろ。
……程々に、力抜いてくれよ。
[口調は投げやりなままに、言う。
一人で張り詰めるな、と。込めた思いは届くかどうか。
言われた団長の反応を確かめもせずその場を離れ。
暖炉前には戻らず、カウンター席の隅の方に座って、ぺた、という感じで突っ伏し]
……疲れるんだってぇの……。
[口をついたのは、こんな愚痴]
─広間 暖炉傍─
ふーん、団員皆帰ったのか。
ま、この状態で外に居ろって方が酷だよな。
……嵐の中で外に出るとか、自殺行為だろ。
ばっかじゃねぇの。
[エーリッヒと団長の会話>>11を聞いて、オレは舌打ちと共に吐き捨てた。
この爺頭固すぎね?
そのうち岩とか割れるかもよ、頭突きで]
[その後、済まなそうなブリジット>>12が目に入って、オレは所在なさげに視線を彷徨わせる。
だからアンタが悪いわけじゃないのに…。
謝るんならアイツがするのが筋だろ。
思ったけど、口にするのは憚られた。
だってますます済まなそうにされるだけだろ、言ったら]
こんな状況にしてくれたのは、あの人か。
うん、悪くないね。
[広間に入るとリエルの示してくれた対象の顔を一瞥した。
その瞳が金色に光ったのは一瞬のこと]
自分から、一人になってくれるみたいだし。
[ニィ、と唇の端が普通に見ては分からない程度に吊り上がる。
リエルのような冷静な計算は何もなく。ただ、その血肉を喰らえる瞬間を思う歓喜を表に出さないようにするのが精一杯だった]
― 浴室 ―
[何度か浴室と小部屋とをいったりきたりして、やや熱めになった頃に火を消した。]
こんなもんかねぇ。
[そう言って、上着を脱ぎ棚に投げ半身を晒した。
服を着ている際、傍から見れば細身に見える身体には、無駄な肉が殆どついていない。狩りや力仕事で毎日体を動かした結果だった。
上着を脱げば、首には黒い小瓶をつけた鎖が現れ、それも一旦首から外すと、脱ぎ置いた服を乗せて隠しておいた。
中まで見られる事はないと思うし、見ても多分、一見では良く分からないだろうと思うが、それでも一応。
ざぶりと湯に浸かると、ふぅと息が零れた。
屋敷では一人で湯には入れる時間を狙おうとすると、夜中になる事が多いのでこの時間に一人で入れるのは有り難かった。]
─広間 暖炉傍─
そうだね間違えられたね。
[ソファーに深く座り直し、足を組んでからゼルギウス>>17に言う。
例に漏れず、オレは良い笑顔だったことだろう]
/*
……今気付いたけど吊りデフォがゲルダって、ラ神貴様。
ねぇよ!と心で叫びつつ、ただいま殺すリストナンバー1のアーベルに変えておこう(
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