情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ミハエルの睨みつける眸が、やけに心地いい。
クレメンスは──]
[赫々とした爪を]
君を神に捧げよう。
[たったらたと][たとたとた]
[睨んだままの表情の 若き侯爵少年の
苦しむ表情見ようかと 刃物(爪)がくっさり刺さります。
神様神様何故何故に 人間達を土塊より
おつくりになって しまわれた?
私達の爪からでは こんなに易々と切り裂かれ]
[カシュ]
[引っかくように 振るうだけ]
[なのに薔薇が咲いちゃった]
[だが、ミハエルは苦しむような表情は殆ど見せない。
毅然とし口の端から血を流しながらも、
涙の痕を頬に残しながらも、
悲鳴すら上げずに、
事切れた。
操り人形から糸が断ち切られたように、ミハエルは倒れる。]
ああ…大丈夫だよ、ナターリエ……。
[物言わぬ少年は、とても美味しそうな匂いを発している。
たくたく溢れる紅い美酒。
ベアトリーチェの上に落ちた腕を持ち上げ、そろりと昏い穴倉に爪を突き刺して探ると、熱い心臓を引きずり出す。]
[食べる様子にどこかほっとしたように、微笑む。]
良かった。食べればきっとすぐによくなりましょう。
……ああ。
この哀れな子らに安息をどうぞお与え下さいませ。
……主よ、感謝いたします。
[短い感謝の言葉を告げて、...は子供たちのなきがらに触れる]
―廊下―
[たくさんの部屋の前の表札。
そこに記されていた筈の名もいつの間にか、数を減らしている]
ああ…
ここに来た頃、俺達は12人だった。
ギュンターさん、アーベルさん、エルザさん、ベアトリーチェ。
エーリッヒさん、ハンスさん……
[それから――]
…数えることに、意味なんてない。
ただ行ってしまった人達と同じ数だけあった痛みも苦しみも、辛さも……プレートから名前が無くなるごとに一つ一つ、消えていったんだろうか。
神か…私達は、試練に耐えた──のかな?
それとも単に試練の実行者に留まっただけなのだろうか。
[口元を血で染め上げ、クレメンスは微笑む]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [42] [43] [44] [45] [46] [47] [48] [49] [50] [51] [52] [53] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新