情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ 感心した様子のナサニエルに薄い笑みを浮かべ、]
……そうですね。
先人が幾つもの知恵を残してくれたからこそ、今の俺達が在る訳で。
感謝しなければいけませんね。
[試してみようかと云う言葉には、矢張り彼も其処には思い当たらないのか、若しくは其処まで面倒を見る気が無いのか、唯、どうぞと頷きだけを返す。]
コーネリアスさん、梅番茶は効きましたか?
気休めにしかならないかもしれませんが、二日酔いにいいらしいですよ、それ。
[と、茶の器を指差しながら。]
…さて、どうなのでしょうね。
少なくとも僕は別に…誰になんと思われようとも。
誰かに嫌われないように無理をして振舞うなど、愚かしい。
[視線の先には、ぎこちないやり取りをする男女。]
狩りをしやすいように擬態はしますがね。
…姉さんさえ居れば、別に。
それを愛と呼ぶのかどうかは。
仲間意識…とか連帯感の方が近いとは思うのですが。
[ 目を閉じるメイの様子を見遣れば、何か思う事でもあったのか、]
食べてる時も、幸せで居られなくなったら……終わりかもな。
[励ますでもなく、一言そう述べる。スープの海に浮かぶ肉をスプーンに乗せれば、口内に運んで噛み砕いた。立ち上がるのに視線を移して、ん、と小さく声を洩らす。]
お休み。
[ 同じ様に赤髪の少女――後にヘンリエッタという名だと侍女から聞いた――を見送り、視線を卓上へと戻して食事を再開する。とは云っても既に夜も遅い為に量は少なく、後はスープとパンが少し残るのみではあったが。]
[ 人の肉を平然と喰らうようになった時。
自分は其れを幸せだと感じられるのだろうか。
人で在れば涙するのだろうか。
獣と成れば何も感じなくなるのだろうか。
彼の時は、如何だっただろうか――?]
[休むという二人に、おやすみ、と手を振って。
ローズの笑顔を見れば自然と笑みは深くなり]
そうだね、みんな笑顔でいられたなら、それが一番良いんだろうね。
[そう言った後で聞こえたハーヴェイの言葉に頷いて]
まったくその通りだね。
感謝しないといけない、いろいろとね。
[そしてその後のハーヴェイの反応には、可笑しくても笑わないでくれよ?と返して。
目の前に置かれた食後のお茶を飲み干して立ち上がる]
俺もそろそろ休ませて貰うかな。
また明日、な。
[去り際、ローズにもう一度視線を向けて、*広間を後にする*]
……まあ。
[ 小さく――普通の声と同じに調整が可能らしい――聲を発しスープの中に残されていた肉を平らげる。正円の椀は最早空っぽで、中には何も存在していない。]
母と父との間にも、そんなもの存在しなかったようだし。
[ 視線は卓上に向けられながらも、見ているのは過去の記憶。]
貴方の姉と彼の男との間には、如何だったんだろうな。
さて、と。私もそろそろお暇致します。
コーネリアスさん、深酒はくれぐれも避けるように。
では皆様、また明日。
[バスタオルに包まれた『何か』を大事そうに抱えなおし、*浴場へ脱いだ服を取りに向かった。*]
[ “みんな笑顔で”。其の様なものは、理想論に過ぎない。
生きとし生けるものが生き続けるには何かを奪わねばならない。命を、肉体を、心を、あらゆるものを。奪うものが居れば、奪われるものが居る。其れは当然の事だ。なのに如何して、皆が笑い続けられるというのだろう。
少なくとも母は、奪われる側だった。
他者の前では笑顔を作っても心は涙に濡れ、其れは自分の前でもそうだった。
彼女の本当の表情を見たのは、父に関しての問い掛けをしてしまった時の歪んだ顔と、自分を観察する時の瞳の色と――死の間際だけだったように思う。]
…さぁ、どうだったのでしょうね…。
[その感情が、擬態だったのか、独占欲だったのか、それとも愛と呼ばれるものなのか、今の自分では知ることもできず。
ロビーの肖像画をひとめ見上げて、*自室へと去る。*]
[ 彼程人が居たと云うのに、居なくなるのはあっという間だった。
食事を終えてカテラリーを置けば小さな音が鳴る。温くなった紅茶も一気に飲み干してしまえばする事も無い。侍女は何も言わずに食器を片付け、其の場を去った。
頬杖を突き直して何と無しに見遣れば、黒曜石の瞳には揺らめく焔が映り込む。]
簡単なものだな。
[ 同じ村に住まう面子は兎も角、現在此の館に集っている人々とは何の縁が在る訳でもない。此処と云う場所を離れれば、もう二度と逢う事も無いのだろう。其程に迄、人と人との絆等途切れ易いものだと思う。]
[ 寝台の上にはネリーが用意してくれたと思わしき着替えが置かれていた。上質な素材ではあれど派手ではなく、ゆったりとした作りの為に大きさにも問題は無さそうだった。感謝の言葉を呟き、取り敢えず其れは椅子に乗せておく。
卓上へと視線を移すも、陽の光どころか月の光すら無い此の時間では乾いている筈もなく、変わっているのは滴り落ちた水でタオルが濡れたくらいだろうか。
明日に期待するしかないか等と考えつ、寝台に寝転がり毛布を被る。半日も歩き通しだったが為に矢張り疲れが出たか途端目蓋が重くなり、目を瞑れば世界は闇に閉ざされ、思考が霞がかっていく。眠りは容易に*訪れそうだった。*]
[女が現れ][それはこの館の使用人であったが]
[温かいスープを飲ませ]
[汗を拭き][包帯を直し]
[何くれと世話をして]
[その間]
[霞の掛かった様な眸の儘]
[大人しく世話を受けていたが]
[名や怪我をした事情を問い掛ける声には反応せず]
[ただじっと]
[沈黙]
[従順ではあるけれど]
[やがて諦めた様に]
[女は口を閉ざし]
[包帯しか身に着けていなかった体に夜着を着せ]
[幼子にする様に][ベッドに寝かし付けると]
[食器や汚れた包帯を持って出て行った。]
[眸][見開いた儘]
[じっと]
[天井を見つめる。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新