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薬…。
そう、ですね。
[薬を飲んだ記憶はなかっが、クレメンスには、そう答えた。]
[昨日から、記憶は曖昧なままだったので。][どこかで自分で飲んだのかもしれないと、思い直したが。]
[小さな引っ掛かりをのこしたまま。][食事はまだ終わってはいないが。]
エーリッヒになら、本当のことが判るかもしれねえが…
[だが、それは新しい悲劇を産みはしないだろうか?昨夜の彼の様子と、その結果を見れば、男は、そう思わずにはいられない]
[ふと、今の己に似た気配を感じ取り、
そちらへ動こうと考える。足を動かさずとも、移動した。]
あー…。
便利なもんねえ。
[苦笑い]
[うたが 聞こえた]
どうか、生きる力を、彼らに。
[柔らかな微笑みを浮かべ]
[埋葬された場所から集会場を眺めている]
[こちらを見上げるブリジットには苦笑を返しながらも、アーベルのことを問う言葉には]
いや、何もないさ。外に居るから心配だな。ってことさ
[嘘はついていない。何に対してというのは口にはしなかったが]
―→集会場―
[ずっと外に居たから体は冷え切っていて]
[だから屋内の暖かさがとても心地よい]
こんばんは?
皆さんおそろい…と言うわけでもないのですね。
[見回して、幾つかの姿が足りないことに気付いて]
まだ外にいらっしゃるのでしょうか……。
早めに戻られると良いのですが。
[どこか不安げに外を見遣って]
……ああ、いえ。
リューも欲しいらしいので、もう一つ貰えると嬉しいなっと。
[ハインリヒへの反応は遅れた。
差し出された、丸みを帯びた形――皿へと、手を伸ばす。
触れた指の先を辿り、少したどたどしい動きながら、両の手で包み込むようにして、落とさないようしっかりと受け取る]
?
[ブリジットの反応を見、不思議そうな顔になる]
でも君が効く薬なら、まわりにもよく効くかもしれませんね。
ほら、薬は慣れるじゃないですか。
[それから止められなかったので皿を持って]
ちょっと片付けて、湯でも浴びてきますよ。
[ユリアンの食事に対しての言葉にはハインリヒに任せながらも
エーリッヒの名の後口ごもる様子から心中を察してそっと目をそらす
だから僅かに反応したユリアンにも気づかずに
視線は自然とエーリッヒを探して彷徨う]
…そうです、かィ。
…なんつーか、兄さんも嬢ちゃんと同じような道通ってたんですネぇ
[声色は明るいままだったが。][それでも多少の気づかいの色はあっただろうか。][それに風が気づいたかどうかは分からないが。][むしろ余計に苛立たせたかもしれないが。]
ああ、そっか。
[知っていても、記憶ごと封じられていられたのならば知らないのと同意語で。][その辺のことはすっかり頭には無かったので。]
[母親が抑えていた、にはへぇとだけ。]
兄さんとこのお袋さん、なんかのまじない師みたいなんだったんデスかね。
便利なお守りだったんですネぇ。
[そこは純粋に感心した様子で。]
[自分の中に燻っていた疑問を。][ヴィントから明確な答えを導き出すことは出来なくて。]
[似たようなことでより苦悩している彼なのだから、それは当然といえば当然なのだが。]
デスネェ。兄さんに聞くのは間違ってたカモ…って、痛ぇ!
[けらけらと笑っていた所。]
[小さな意識から攻撃されて(もし姿が見えれば、子犬が抱えていた手を盛大に噛み付いた様子が映っただろう。)慌てて手を離した。]
ああ、そうだったか…
[ユリアンの言葉に視線を向け直し、皿を受け取るその仕草を見咎めて、男は眉をひそめる]
おい、目を、どうかしたか?
あ…。
[それまでは何故かそれは浮かばず。
つまりは死のうと思ってはいなかったのだろう]
望んだら。
ただそれを望めば、良かったの…?
自分の為に。
[兄が断れなかったのも。
そういうことだったのだろうか。
今更ながらに思いつく]
馬鹿だ、私…。
[肩の痛みは全身へと広がって。
ペタリと座り込んだまま、歩いてゆく背中を呆然と見ていた]
神父 クレメンスは、研究生 エーリッヒ を投票先に選びました。
/中/
中身が思うこと。
もしかして、違った?
だったらどんだけ迷惑かけてるんだと。
ダメだ、一人浮いてる…最悪のパターンかも(汗
グリズきらーぃ。ヴィントのこと虐めたらダメ。
[小さな意識は鎖のように捕らえていた声にべーっと舌を出して。]
[とてとてと蒼い風に突進して。][相変わらずくるくると、彼の周りを心配そうにまわった。]
ヴィント、ヴィント。
いたい?いたい?
[クレメンスの声にそちらを見て]
こんばんは、クレメンスさん。
そうですね…かなり冷えたようですわ…。
外に居た時は気付かなかったのですけど。
お食事ですか?
[手にしている皿を見て]
[食事以外で皿を持つ事もそう無いだろうけれど]
探偵 ハインリヒは、ランプ屋 イレーネ を投票先に選びました。
いえ、別に。
[笑って、答えた。
くすんだ青から視線を外して、胡桃色を探す。
先程の声から当たりはつけていたから、それは楽だった。
なんでもないのだという証拠を示すように、リューディアのほうへと歩み寄り、皿を差し出す]
ほら。どうぞ、リュー。
え、二人とも外に居たんですか。
…早く帰ってくると、いいのに。
[マテウスの意図するところは、彼女には読めなかったので。][素直に、心配を口にする。]
[言っていたら、外から戻ってきた様子のナターリエには、軽く会釈をした。]
そう。
そこのハインリヒさんが作ったんですよ
[ユリアンに問いかける彼を目で示す]
とてもおいしかったですし、
すべて任せっぱなしもなんですから、洗おうと思いまして。
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