情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
んー。
眠れないわ…。
子供みたい…。
[いつも布団に入るなり眠ってしまうのに、目が冴えてしまった。
少しぶらりと散歩に出ることにしようと、カーディガンを羽織って表へ出てみた。
誰もが寝静まる深夜。
いつもはしんとしたこの町に、今は風にのって丘の上から音楽が聞こえる。]
[男が起きて来たのは昼過ぎだった。
しかし、それは男だけに限らなかったようで、レストランのマスターは笑いながら眠気覚ましの濃いコーヒーをカウンターに置く]
いい香りですね、ありがとうございます。
…ん、この苦味も美味しいんですが、なにか甘いものがあればまた一段と美味しいでしょうね。
[そんな呟きを零し熱い黒の液体をゆっくりと味わう。
マスターは忙しかったのか単に無視したのか、次に目の前に置かれたのはモーニングセット。
少々気落ちしながら食べ終えれば、診療所へと出かけていく]
-雑貨屋:昼前-
[パタパタと急いで階段を下りると、店はきっちり掃除をされて開いており-ゴミ箱に割られた瓶がチラリと見えたが気のせいだと思い込むことにした-、ほーっと大きく息をついた]
ごめんなさい、本当に、助かったわありがとう!
え?うぅん、大丈夫。昨日はしゃぎすぎちゃったみたいで、眠れなくて朝方までお散歩とかしちゃったの。
そしたらこんな寝坊をね。
[笑うソフィに舌を出して見せた]
[昨日、気乗りしないニーナを無理につき合わせてしまったお詫び(ついでに自分用)に、甘いものを求めて通りを順に覗いていく。
金の髪を緩くくくった女性がいる店を覗いた時、その後に見覚えのある姿を見つけて]
やあ、こんにちはレベッカさん。
貴女のお店はここだったんですね。
[嬉々として茶色のレンズの下の目が見つめているのは、ゼリービーンズのたっぷりつまった瓶。
買いに行きますと言っておきながら、店を把握してなかった様子]
あら、ヴィンセントさん!
こんにちは、本当にゼリービーンズがお好きでしたのね。
[くすくす笑う]
甘党の男の人って初めて見たかもしれないわ。
うちのゼリービーンズは魔法の味、一度食べたらもう他のお店では食べられなくなりますよ?
[にっこり微笑んで瓶を順番に指差す。]
こっちのピンクがストロベリー味、こっちの白いのはヨーグルト味。
これが今オススメのブルーベリー味、緑色はマスカット。
お得なのはこっちのミックスね。
あ、そしてそっちにおられるのが、リック君のお母様ですわ。
[目が釘付けになっていたのを笑われて、照れくさそうに髪を掻きながらレジカウンターへと歩み寄り]
ええ、本当ですとも。
…冗談で言うには、少々恥ずかしいとは思いませんか?
[くすくす笑いに笑みを返し、説明を熱心に聞く]
ほお、これは…貴女の言う通り魔法のように美味しそうです。
そんな説明を聞かされたら、全て味わってみない時がすまないじゃありませんか。さすがは商売上手ですね。
[先ほどから何か脳裏に引っかかる女性の正体に、ああと納得。
レベッカのさり気ない紹介に、笑みを見せて挨拶した]
こんにちは。
やはり、リックくんのお母さんでしたか。
彼はとても頭のいい子ですね。
[少女にしてははしゃいだのが堪えたのか、
ようやく目が覚めたときには、
とうに太陽高くに昇っていて、
眠そうな様子を祖母に尋ねられる前に、
慌しく家から抜け出して来てしまった。
もっとも部屋に残された白い花と赤い風船を見れば
理由を悟られないはずもないのだけれど、
もしも祖母がそれを見ても溜息を零すだけだったろう。
それは、少女の預かり知らぬこと。]
[嬉しそうに、ゼリービーンズを丁寧に一袋ずつ詰めながらヴィンセントに笑いかける]
ふふ、ありがとうございます。
あら、全然恥ずかしい事じゃないと思うわ?
甘いものは幸せの味よ。
でも魔法の味、ってのはサーカスのチラシのウケウリなの。
言ってみたかったのよ。
[ゼリービーンズの袋を紙袋に纏めると、カウンターの上のビスケットの袋をひとつ取って振って見せた]
ビスケットもお好きかしら?
< 今日も変わらないお日さまは、青い空の真ん中で微笑んでいる。
昨日のことは、まるで、夢だったようにも思える。他のひとには聞こえない聲を聴くだなんて、おかしいのだから。
サーカスに行ったのも、すべて、わたしの夢想だったんじゃないだろうか。
それを否定する証が欲しくて、白い花と赤い風船だけでは足りなくて、でも、聲を紡ぐことも、何故だか躊躇われて――返って来なかったらこわいと思ったからかもしれない――わたしはアリスと、町を歩いた。
思えば、彼とも長い付き合いだ。わたしが生まれたときからいっしょだったというのだから。
確か、母が贈ってくれたのだっけ?
一度、聞いた覚えはあるのだけれど、その頃の記憶はあいまいだった。>
< なんとなく、素直にその音に誘われていく気にはなれなくて。
もし、昨日のことがほんとうなら、何か、お礼をしたいのもあった。いろんなものを、いろんなひとに貰ったように、思ったから。>
[微かな音を立てて扉が開くと、
室内に一筋の光が差し込んで、
中から女性の声がかけられた。
見覚えのある顔と、
聞覚えのある声に。
少女は紅い睛を瞬かせて、
熊を抱きしめてお辞儀ひとつ。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新