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―広間―
[ローザがオトフリートが若奥さんみたいだというのが聞こえて
にやにやとそちらをみたりしつつ、エーリッヒから食事のことを聞いて]
ああ、そいつはありがたい。
俺も食っていいのか?
[いやあ、わりいなと思ってるあたり、きっちり食べる気でいた]
朝遅いって…ずっと検証しててさっき起きたんだから、
しょうがないだろう。
[朝遅いという教え子には憮然としつつ、髪をかきながら欠伸を向けた]
―広間―
ああ、おはようさ…あれ?
[広間で食事をしている自衛団員から挨拶をされて、言葉を返しながら首を傾げる]
あれ、あんた……なんで俺らと一緒に飯食って…?
もしかして、俺らと同じなのか?
[ダーヴィッドをまじまじと見た]
─広間─
あれ、ローザさんお帰り。
[外に出てたのか、と縹色をぱちくり。飲み物が詰まった箱にも驚くよに目を瞬かせた]
聞ける時には聞いておかないと。
チャンスは逃がしちゃダメなの!
[オトフリートの言葉にはいつも以上に力を入れて言った。書くものを示すと、早速教えてと強請る。言ってから、ハインリヒの姿にも気付いて挨拶した。優先順位は挨拶より料理らしい]
まぁ、なんだ。
オトフいじめもその辺にしとけよ皆。
[とりあえずオトフリートに気を使いながら言った一言。
逆にひどかったかもしれないけど。
ローザの言葉を聴けば]
そうか。
まぁ、頼めば食事の配達くらいはしてくれるんじゃないか?
俺も手紙頼んだしな。
…朱蒼聖花?
[痣というには鮮やかな朱色。
目にした直後に零れた呟きは小さく、エルザには届いたか如何か]
いや、まさかな。
[やはり小さく首を振る。
気にしないでと言われれば首肯して、髪を整えてもらう為に背を向けた]
…そうかな。
特に何かしてるワケでも無いんだが。
[髪を梳かれるのがくすぐったくて目を細めつつ、髪を褒める言葉にはそう返す。
その合間も、時折脇腹に手を遣るのは無意識か]
はーい。でも料理がおいしいのは本当。
ご馳走様でした。拘束されていやーな気分だったがいいこともあるもんだなぁ
[エーリッヒの言葉に素直に返事しつつものんびり呟く]
ああ、悪い、独り言。
不安にさせたのなら悪い。
まぁ、帰れないとそれなりに心配するやつはいるしな。
[戻れないの意味を別にして、そんな事を言ったり]
そうだな、年中襲ってたらそりゃ大問題だ。
今までそんなことはなっかたしな。
今も、そうだな落ち着いている。
さっきの時も殺したり食ったりしたいとは思ってなかった。
[そう自分にも言い聞かせるようでもあった]
―広間―
先生って一限の講義、お持ちでしたっけ。
[とても酷い認識を見せた。少なくとも少年は出ていないらしい]
女性はやっぱり、料理って好きなんですね。
[イレーネの様子を見ながら、そんなことを言った。
が、手元の食事に意識はしっかり向いている。
食事量は、多くないが、口をつけていれば気付かれないだろうとまったりしている。
食べる量で文句を言われた事はあるらしい]
/*
エルザさんの方がご飯でした。[だからご飯と(以下略]
美味しいご飯は食べたいけども。
所在を知らぬまま喰う、でも良いんかな。
とりあえず初回はジジイだし、流れ見ながら考えればいっか。
[なんだかもう、否定すればするほど泥沼な気がしてきたので。
奥さん云々は、スルーしようと心に決めた。
多少、遅かったかもしれないが]
料理自体は、俺が好きでやってるんだから、気にしなくてもいいんですが。
それに、そんな状態で手伝わせたら、俺がミーネに突っ込まれそうですし。
[ウェンデルには、軽く肩を竦めてこう返す]
おはよ。ハイン兄さん。
そういえばハイン兄さん女性の口説きかた教えてー
今日イレーネに振られちゃって。
…いや、でもヘル姉には振られなかったから大丈夫なのか?
[意見をまとめてないままハインリヒに聞きながらも自分で疑問符を浮かべたりとしてる
周囲からすれば振られただのまたこいつは何かいってると知ってるものは思うでしょうが、知らない人。
ウェンデルがどう聞こえるかはしらない]
礼はオトフに言ってくれ。
[ハインリヒにそう言ってから、
ウェンデルの申し出には]
ああ、じゃあ拭くのだけは手伝いお願いしようか。
なんてか、きっちりしてるんだな。
[漏らしたのはそんな感想。
最初の印象が強かったためか、やはり違和感を感じる]
―広間―
いやまぁ、一番最初に亡くなった爺さん見つけて、ちょっとこうなんていうか、前に亡くなた爺さんの嫁さんに事情を聞きに夢の中まで行っていた間、一人だったもんだからアリバイがなくて。
[用は気絶してたという話。]
まぁそんな理由で俺もこっち側なんで宜しく。
…なんていうか、濡れ衣着せられてる人の気持ちが良く分かるな。うん。
[逸らされた言葉の意味を、未だ訝しげに思ったまま]
それなら、良いけど。
[続く言葉もただ聞いて。何故か、言葉を返すことが出来なかった。聲にしないため、抱いた不安が拭えないままで居ることは、伝わらなかったかも知れない]
あたしもオトちゃんの料理貰おうかなー。
ハインさんも食べるなら、一緒に用意するね。
[台所に向かう前に、ハインリヒがどのくらいの量を食べるか一応確認しておくだろうか]
―浴室―
[呟きは聞き取りきれなくて小首を傾げる。
追求までしなかったのは、脇腹に回された手が見えたから]
羨ましいわ。
私なんか放っておくとすぐに傷んじゃう。
はい、これで。
…ヘルミーネさん、怪我か何かされてます?
[一度でなく二度三度と目にすればどうにも気になって問いかけた]
[食事を終えて]
ああ、オトフ。
俺にもお茶くれ。
[皿を片付けようと立ち上がりながら、そう声をかけて、
聞こえたユリアンの声に、視線は思わずウェンデルに向いたかも知れない。]
[エーリッヒの言葉には、一瞬だけ、へにゃり、と力なく笑った。
この場にいる者は知らないだろうが、幼い頃にも女と間違えられた経験は少なくないから。
ある種の悟りは開いていた]
……なるほど。
それは確かに、真理ですね。
[力説するイレーネの様子には、少しだけ苦笑しつつも頷いた]
じゃ、とりあえず、それからでいいですかね?
[視線で示すのは、大分減った大皿の料理]
ミーネ?
[誰だろう、と、首を傾げる。
本名を知らない少年だった]
そんな状態っていうほど、酷くもありませんよ。
細かい怪我はしょっちゅうしていますし。
さすがにもっと深かったら、僕も安静を選びます。
…でもエーリッヒさんがお片づけのお手伝いをするなら、あまり大人数でも駄目ですよね。
[オトフリートに言いながら、どうだろう、と伺うようにエーリッヒを見る。
と、お願いと言われて、ほっとしたように口元を緩めた]
じゃあ、拭く担当で。
一応寮生活して長いですから。偶には自炊もしますし、感謝の為の労働は行って然るべきです。
[少年本人には、そこまでアレな自覚は無いようだった]
[食べている手が止まったのは、ユリアンの言葉を聞いてだった。
ものすごい不思議そうな顔でハインリヒを、そしてイレーネを見比べる]
先生、犯罪だと思います。
ヘル姉って、もしかして……。
ヘルムートさんです?
[ユリアンを見た。
ちょっと目が据わってきた。
たとえ先生だとしても、ナンパするのは許せないらしい(濡れ衣だと少年が知るわけもない)]
─広間─
うん、まずはあれから!
[縹色の瞳を輝かせてオトフリートに応じる。ユリアンに振られたとか何とか言われているが、耳に入っていないようだ]
―広間―
[いよう、とイレーネへも挨拶をしたが]
なんだよ、俺より食い気かよ…つれねえなぁ
[と笑いながらからかうか。
ウェンデルの突っ込みに、どうだったっけと首を傾げ]
研究室に泊り込むことはけっこうあるが…
言われてみりゃ1限の担当はないな。
[考えて、ちょっと意外そうに答える。
まぁ、むしろ好ましい状況だと思っているのだが]
―浴室―
そうか。
綺麗な髪だと思ってたけど、結構苦労してんだねェ。
…お、サンキュ。
[終わったとの言葉に、礼を言って立ち上がる。
指摘され、初めて気付いたように手を外した。
そのままひらりと振って]
…ん、いや。
なんと言うか、変な感じがするんでね。
さっき見た時は何も無かったし、大丈夫だと思うけど。
へ?
[まさかこの話にウェンデルから反応がくるとは思ってなかったので少し気の抜けた声を出し]
……ヘルムート
[そういえば曲を出すときはヘルムートだったなと思い出して納得したように頷く]
おお。そうだぞ。ウェンデル
なかなか大変だったけど、最後はきいてくれたしね
[最初はめんどくさそうな顔されたしとか。思い出しつつ、誤解を深めていくのであった]
―広間―
おお、そうだな。
悪いな、オトフリート先生。
[若奥様扱いに同意してたことにはちょびっと悪かったと思うところがあるのか
エーリッヒに言われて素直にオトフリートへ礼を言う。
それから台所へ向かうらしいローザの問いには]
ああ、俺は…けっこう腹減ってるな。
大盛りだと嬉しいんだが
[一度お腹をさすって、へへ、と笑みを見せながら答えを返す]
…なんで俺がお前さんに口説き方を伝授せにゃならんのだ。
[口説き方を教えろと言うユリアンを見て顔を顰め、
しかも相手がイレーネだと聞けばさらに顰め、
さらにはヘルミーネには振られなかったとか言うのにさらにぎゅう、と顰めた]
…お前さん、一体何が言いたいんだ…。
[その表情のまま、首を小さく傾げる]
ああ、お茶はお待ちを。
まずは、こちらが先ですから。
[お茶を、というエーリッヒに軽く返して。
不思議そうなウェンデルには、逆に不思議そうに瞬く。
本名を知らないとか、気づいてはいない]
それなら、いいんですが。
じゃあまあ、片付けは分業、という事で。
[怪我の程度の事を聞くと、ひとまずは納得する。
片付けの分担はエーリッヒがまとめてくれたので、それ以上は言わずに]
はいはい。
まあ、そんなに難しくはないんですけどね。
[向き直るのは、瞳を輝かせるイレーネの方。
夢中になっている様子に自然と口元を綻ばせつつ、レシピの説明を開始する]
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