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[爪先で立ち、天から降り注ぐ光を掴むような仕草をしたその瞬間――…]
――気持ち悪そう?
[目を見開き、唇から勢いよく息が飛び出す。]
あっはっはっはっ!!!
確かに!!
気持ち悪そうとは、言い得て妙だ!!
[舞踊は止まり、その場に尻餅をついて笑い出す。膝を叩き、腹を抱えて――…]
[薄茶色のひとが何をしているかは分からずに、軽く瞬きました。
気持ち悪そうという声が聞こえて、少し心配にもなったのですが。]
…少しなら。
[少し考えて、赤毛の男のひとにはそう伝えました。]
それでも、オレやニナよりマシな気がする。
……死ぬのは厭だなあ。特に、お腹空いて、とか。
[呟いた矢先の、大きな笑い声。
眼を見開きますます円くして、その様を眺めた]
どうしたの?
あー、と。
[目の前の展開に、何をどう言えばいいのかわからず、惚けた声を上げる]
俺が弾いてそうなるなら、あいつが弾いたらどうなったんだか……。
[続く呟きは、恐らくは無意識のもの]
[背の豊かな金色を揺らし、女は首を上に傾ける]
何かが足りないと思っておりましたけれど。
この城こそが、そうだったのですね。
毒持つ花に護られた墓碑。
欠けていたものが埋まり完全となったのならば、それこそが滅びの象徴だと。
[眼差しを戻し、女は城の中、広間へと戻り]
[暖炉の中に抱えた枯れ枝を放り込む]
笑い上戸だな
[ギルバートの様子に、そんな感想を一言]
少しか
ミルクくらいにしとくか?
持ってくるぜ
[それから、ラッセルの言葉に、そうだなと同意した]
――まあ、キッチンに行くか
[暫く笑い声に唖然としていましたが、]
…あ、あ。
済みません。
[持ってくる、と言われて頭を下げます。
杖を頼りに、壁に背をつけて座り込みました。
間に呟きが聞こえた気がして、眼はピアノの前のひとに向きます。]
あー……いや。
[勢いよく立ち上がり、尻についた埃を音を立てて払う。]
いやいや、いやいや。
「踊り」が伝わらないなんて、俺もまだまだってことさ、ラッセル。
ああ、可笑しいものだ。
[タン、と音を立ててステップを踏んだ。]
――…楽しげな表情の方が、見ていて楽になれるかい?ラッセル。
[片足だけで己の身体を支え、くるりくるりとその場で回転を繰り返す。10回、20回…と繰り返し、ピタリとその場で止まった。]
――…これじゃ、曲芸だな。
[肩を竦めて苦笑した。]
食事……ああ、なんか食べとかんとな。
[周囲で交わされていた言葉に、思い出したよに呟き。
ふと、視線を感じた気がして、蒼氷を扉の横に座るニーナへと向ける]
どうか……したか?
……何か、違った?
[繰り返される回転を眺めていると此方の目まで回りそうで、
眉間に指を当てて頭を振った]
器用だね、オレには無理そう。
楽しそうなほうがいいかな、とは思うけれど。
そもそも、踊り自体がオレには理解しにくいみたい?
[こちらに視線が向けられたのを感じました。
そうして問いには、やや首を傾けました。]
誰か、ピアノを弾ける方がいらしたのですか?
そう聞こえたものですから。
なるほど――ね。
俺はむしろ自分を不器用な類いと思っていたが……ま、構わないさ。
[くつくつと喉を鳴らして男は笑った。]
まあ、まずはメシでも食ってきなよ、ラッセル。腹をおさめれば、気持ちも安らぐだろう。
[扉の外に向かうラッセルに手を振った。]
[暖炉の焔は勢いを増し、僅かに爆ぜる]
…足りませんね。
薪自体がやはり必要なのでしょう。
[何処にあるかを考えて、つい先程までの記憶に思い当たる]
[黒焦げとなった元食物のすぐ近く]
戻った方が良いかもしれませんね。
[先の事は努めて思い出さない様にしつつ、緋の靴はキッチンへと]
[問われた言葉の意は、すぐには理解できず。
しばしの空白を経て、ようやく答えにたどり着く]
ああ……。
いや、ちょっとな。
今の曲を、最初に俺に聴かせた奴の演奏だったら、どうなったのかと、ね。
もっとも、ここにはいないから、確かめようもないが。
[何でもない事のよに言いながら。
一つ、二つ、鍵盤を弾く]
[ラッセルが扉の外に出たのを確認し、ギルバートはピアノに寄り添い肘をついた。]
あははっ……俺らしくもない。
観客を間違えた。
[そう言いながら、笑いながらバンダナを外す。]
[バンダナを外した拍子に、革製の眼帯がするりと外れた。ギルバートの左目は――正確には、瞼の奥は――ぐちゃぐちゃに腐り落ち、変色していた。]
いや……技術不足を棚に上げる訳ではないけれど、さ。
[しかし彼は、眼帯が外れたのに気付いた様子では無かった。]
―キッチン前―
……変なにおいがする気がするのは己の気のせいか?
[立ち止まり、ラッセルに尋ねた]
[と、向こうからキャロルの姿]
へぇ……
最初に君に聞かせたという人間は、君のピアノの師匠か誰かかい?
君の演奏は素晴らしかったよ。
本当に、心惹かれた。
だからこそ、身体が勝手に動いたのかもしれない。
――…是非、君に最初に聞かせたという人の演奏を、俺も聞いてみたいものだ。
[空白は長く。
不味いことを聞いたかと、口を開きかけた時、返事が返ってきました。]
最初に…
あら。
記憶が、あるのですか?
[繰り返して、ふと瞬きます。
皆記憶をなくして来たのだと、聞いていたものですから。]
[言いながら、もうひとりに眼を向けて。
違和感を感じました。]
赤い…?
[よく見えないのは、きっと幸いだったのでしょう。
いつもと違う色彩に、届きはしませんが、思わず手を伸ばしていました。]
師匠……とか。
そういう相手じゃなかった……とは、思う。
はっきりとは、言えんのだがな。
俺のは所詮手遊び、あいつには及ばん。
もっとも……比較しようにも……もう、いない。
だから、聴く事も、できないな。
[何気ない口調で言いつつ、蒼氷をギルバートに向けて。
目に入った眼の様子に、再度、言葉が止まる]
……あんた、それ……。
その、眼……。
……気の所為じゃないと思う。
なんだろう。
[警戒の篭った眼差しを扉に向ける。
他へと気の向いたクインジーを余所に、手をかけて開いた]
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