情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[暫しの、硬直状態。
にこにこと笑む母に、流石の彼も、――負けかけた]
[が。
タイミングよく、給仕に現れたイザベラにより、彼は、何とか難を逃れたのだった。
ほっと、胸を撫で下ろした。
一方、母親が非常に残念そうな顔――
というか、内心舌打ちしていたのを、幸いな事に、*彼は知らない*]
[ちらつく雪は屋根や木には積もるが、
人通りが多い石畳に積もるほどの威力はなく、
祭りの準備に駆り出され、一仕事終えた青年は傘もささず歩く。]
Je suis un enfant
Je vais en chantant
Je m'elance en plein vol sur la clef de sol...
[いつもの表情にいつもの唄、
祭りに向けて急ピッチで増える屋台をする抜けていくが…]
煤c……………!!
[青年の足が”ある屋台”の前で止まる。険しい表情…]
[目の前の屋台からは甘い香りが漂う。群がるのは少女達。
足を止めただけでも明らかに異質な己の姿に、
青年は屋台に近づくことも出来ず]
[かといって、誘惑を振り切って歩を進めることもかなわず。]
アーベル甘党かよ!!
………あたしも食べたいかも…。
中の人が食べれないからね!リディなら食べれるでしょ?
←というか、甘いの好きそうな顔じゃない?(顔って)
[子供はしばし、悩んだ。
むしろ声をかけていいのか悩んだというより、
あまりの不審者ぶりに悩んだ。
だが、一応、目的の人物ではあった。
多分、昨日とは、だいぶ違うような……
否、あの紅茶だったものを飲んでいたのを思い出せば、
やっぱり同一人物だと思う。
そこまで真剣に悩んで、躊躇いながら歩をすすめた。]
……あ、の?
[アーベルに声をかける。
視線の先に、何があるかは、さっきから分かっていたけれど。]
……雪、月、花、羽、風、星……。
あー……きーまーらーねーえー……。
[妙にウラミがまし気な、低い呟きがもれる。
そんな彼の頬を、肩の相棒がてち、と小さな手で叩いた。
曰く、落ち着け。そんな感じで]
……はあ……まとまんねぇなぁ……。
[思わず、ため息をついた時、前方に目に入るのは見慣れた金髪と見知った青髪]
……何してんだ、あいつら?
[青年の視線は目の前の屋台に注がれていて
近づくベアトリーチェに気づけるわけもなく。]
…………
[最初、青年は自分に声がかけられたと認識できず]
[けれど、記憶に新しい、柔らかな金糸の髪と、穏やかな声]
…………
………………
……………………
[少しづつ、映像と音声が脳内で情報に結び付き情報を呼び覚ます。]
[ものすごい沈黙だった、と思った。
やっぱり不審者だった、と思った。
不審者には近づいちゃいけないといわれてた。
子供はそう思ったけれど、もう遅かった。
でも、そういった表情はまったくださずに、
こくり。うなずいた。]
こんばんは、アーベルさん。
ええと……
…………昨日のお礼です。
[これをほかの人にあげて、
彼には、案外、パフェを買ったほうが喜びそうだと
*思わなくもなかった……*]
……昨日の…?
[差し出された綿飴を、覚醒したばかりの脳みそはつい受けとてしまったが
礼をされる理由がわからず首を傾げる。]
[ベアトリーチェ曰く、元紅茶の礼のようだが…]
俺は、既にパンをもらったのだが…
[そう言っても、ベアトリーチェはにこにこと
…でも、けして綿菓子の返却を許す様子は微塵もなく。
あれな所を見られた後とあって、なんとなく弱みを握られた気分で
青年は大人しく綿菓子を受け取る。]
[それはそれとして、と。
果たして青年が何に気をとられていたのか、を改めて見やり]
…………。
[沈黙数瞬]
固まってないで買いに行きゃいいだろーに。
[素でぽそ、と呟く。
あの状況でいけるのか、と問われれば、素で何か問題?と返せるこいつもどうかと言うか]
たっこやーき♪ たまねーぎ♪ ピーマンにんじん…
[謎の唄(作詞作曲・出鱈目)を口ずさみながら、喧騒満ちる通りを歩いていく。
……どうやらあの後、無事に帰省したらしい。
親に貰った小遣いをポケットに早速祭りへと繰り出した彼女の手は、
たこ焼きのパックの他にも、既にリンゴ飴やら風船やらで埋まっていた]
次は何食べよっかなー。……とと、おろ?
[育ち盛りの彼女の胃は、まだまだ満たされない様子。
品定めの様に並ぶ屋台を見回して、ふと見覚えのある姿が目に入った。]
―――ユリアンにぃ?
に、アーベルにぃ…と、ベアちゃんだー。
[覚えてるー?と ひらりと手を振って近づく。
…馴れ馴れしい呼び方なのは最早彼女の癖らしい]
[笑むベアトリーチェの頭を撫ぜつつ、ユリアンの方を向く。
ユリアンは青年の視線の先を追って、硬直の理由を悟ったようで。]
[硬直した理由は察したようだが……]
……行けるわけ…ないだろう
[ユリアンの呟きに憮然と言い返す。
女装で舞台に立つことだって気にしない(違)彼には他愛がないことでも
青年にとっては、とんでもない無理難題で]
[屋台の前で不審者然と硬直する隙に買いに行った方が
断然恥ずかしくない…ことには気がつく様子はない。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新