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[酷く戸惑ったかのように彼女の瞳の奥は揺れていた。
けれど]
あ、…はいっ
[ナサニエルの声に慌てたように頷いて、そちらへと歩み寄る]
─二階・客室─
雨……やまないな。
[ベッドの上で、膝を抱えるようにして座り込みつつ。
窓の向こうを見つめて、ぽつりと呟く]
……ばーちゃんに、相談したいんだけど……いつ、戻れるかなぁ……。
[はあ、と。
言葉と共に零れ落ちるのは、重苦しいため息で]
[伏せた瞳を、服の中へと向ける。
左胸の上に浮かびあがる、痣の如きもの。
力の印。
それは、昨日、気がついた時よりも色彩鮮やかで。
形だけを見れば、何かの花を思わせる美しさがあるのだけれど。
鮮烈過ぎる紅が。
強い恐怖を感じさせて]
[熱いお湯をその体に掛ければ、少しだけ身を竦めて汗を洗い流す。
傷自体に痛みはなく。ただ皮膚を抉らた為に感触が通常とは違い全てが過敏に反応する。
香り高い泡に包まれれば、戻りたい過去の記憶が蘇る。しかし少女がその苦悩を口にする相手は…居ない。]
そういえば…ヘンリエッタさんって…今日はどうしているのかしら…。
[塞ぎこむ心を留めるように、少女はわざと接点の無い事柄を口にし、思考をシフトする。
自らに目隠しをするとは言え、少女が彼女の名前を口にしたのには、何処かでヘンリエッタの事を気に掛けているからなのだが。]
夕食の時間には…会えるかしら…
[お湯で泡を流し、浴槽に足を入れる。身を沈めて僅かに上気した頬を指でなぞりながら、少女はヘンリエッタの事を考え僅かに楽しそうな笑みを*浮かべていた*]
/中/
さて、動き出したはいいけれど、下に移動するタイミングがつかめません(笑)。
にしても、うーん。
……能力者の当たりがつかないなあ、今回。
なーんとなく、とかとかはわかるんだけどねー。
と、いうかですね。
いくらなんでも、能力者なのは気づいてますよね、皆様??
……まあ、霊能で誤認された事は確かないから、大丈夫……な、はず。
多分。きっと。
ちょっと、ごめんよ…
[とりあえず着替えさせる為に男の体を持ち上げ服を脱がせようと。
あちこちに巻かれた包帯が痛々しく、ほんの少し顔を顰め。
ネリーが持ってきた着替えを受け取り]
ありがとう。
ちょっと手伝ってくれるかな?
[流石に一人では気を失った大人の扱いは難しく。
二人掛かりで着替えを終えれば、そのまま床に、という訳にも行かず、かといって部屋に運ぶにも無理があり]
……ここで良いか?
[目星を付けたのは暖炉の前のソファで。
何とかそこまで運んで男を寝かせて。
自分も近くの椅子に腰掛け*様子を伺って*]
……まあ、落ち込んでても、仕方ないよね。
[小さな呟きで、ループを続ける思考を一先ず区切って。
ぴょん、とベッドから飛び降りる]
あ……あれ?
[直後に襲う、視界の揺らぎ。
何か……霞がかかるような、そんな感じがするものの、それも一瞬のこと]
今の……感じ……。
[嫌な予感が掠める。
軽く、唇を噛みつつ、右手が無意識に左胸へ当てられ。
何かを掴もうとするような、そんな動きを]
……考えすぎ、思い過ごし……。
[掠れた呟き。
それは、何とか自分を納得させようとしているかのような、そんな、焦りめいたものを帯びて]
……大丈夫、きっと。
何も……何も視えたり、しない……。
[雨は未だ止む気配もなく。
温室の硝子窓の向こうには、
雨に濡れ、風に揺れる冬薔薇の茂み。]
That's my tears.
Though it's not yet cured, my sorrow be charmed by a sigh of a month…
My voice does'nt reach you.
Though the last words that you gave are still these places and continue crying.
Though I decided not to grieve, the moon cries in a night sky.
[*届くことの無い、微かな歌声。*]
ダメだな、こんなじゃ……。
しっかりしないと。
[小さく呟いて、ゆっくりと部屋を出る。
その足はごく自然に、音楽室へと向いて]
─…→音楽室─
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
[廊下を歩きつつ、心の奥で繰り返す]
大丈夫、絶対、大丈夫。
[だが、繰り返せば繰り返すほど]
……大丈夫……何も起きない。
[不安は消えるどころか大きく膨らむようで]
[一旦自室へと向かい、クロゼットの天井をずらして屋根裏へ。
音も立てずに四つ足で疾走する。
十代の頃にやんちゃしたおかげで、この辺の構造は熟知していた。
目当ての部屋の天井板をずらす。
眼下には、文机に向かう癖のある黒い髪。]
─音楽室─
[楽器たちの空間に滑り込み、静かに佇むピアノに近づいて。
白い鍵盤に、そ、と指を落とす。
紡がれる音色は、いつもと変わらず、澄んで。
その響きは、ほんの僅かながら、気持ちを鎮めてくれた]
……早く、雨、止まないかな……。
[小さく、小さく独りごち。
緩やかに、緩やかに。
旋律を紡いで行く]
[頷き、けれど脱がせた服の下から顕になった包帯の跡を双眸に映せば、やはり眉を顰める。
着替えを終え、ソファーまで運ばれた男性を見ながら]
……違います、よね…
[無意識の低い呟きは、傍にいる者にも聞こえたかどうかは定かではない]
[背後から抱きすくめる様に襲い掛かると、
長く伸びた鉤爪を、その喉笛に。
だが、掻き切ることは無く、まっすぐ声帯だけを貫いて抜き取る。
…幾度も"練習"して、身につけた技術。
突然のことに、振り向いた義兄は眼を見開いて声を上げようとする。
だがそこから漏れるのは、ひゅぅと言うか細い笛のような音。]
…声を出されると、いろいろ厄介なんですよ。
あぁ、どうしました?義兄さん。
[妙に淡々と、いつものようにかける声。
その頬には、やわらかな笑み。]
[驚いて、胸を突き放そうとするその義兄の腕を取り、ねじりあげる。
骨付きチキンを食べる時のように、無造作に捻じ切る関節。
悲鳴の代わりにに漏れる息。]
…解ってますよね?
僕が何故、戻ってきたのか…くらい。
[関節を完全に外された腕を押さえて蹲る義兄を、静かに見下ろす冷たい笑み。]
[瓶の中身を口に含む。
花の香りに混ざった、ツンとする冷たい香りは一歩間違えば毒にすらなる薬。
ガタガタと震えるその顎を取り、
かつて姉が幾度もそうしたようにその唇に触れ、
無理やり花の香りを流し込む。]
済みません、有難う御座います。
[ 使用人の女に然う感謝の言葉を述べて頬笑み、軽く右の手を振ってみせる。人差し指には白いテープが一巻きされ、赤い軌跡は既に隠されていた。本来ならば救急箱の場所さえ訊けば充分だったのだが、晩餐会の下準備は殆ど終わり、後は広間に運ぶだけだからと態々手当てをしてくれたのだった。]
あー……っと、序にもう一つ。
……煙草って有りますか?
[ 未だ諦めていなかったらしく僅かに眉尻を下げて問えば、侍女は頬に手を添えて考え込む素振りを見せ、主に訊ねなければ解らないと答えた。其れを聞けば其れでは食事の際にでも尋ねて見ますと云い、会釈をして仕事に戻る彼女を見送る。]
[まだ動く左手で喉を押さえて咽返る義兄を横目に、テーブルの上に置きっぱなしだった葡萄酒で口を漱いだ。]
…大丈夫、死にゃしませんよ。
死には、ね…。
[その言葉の真意に、彼は気がついただろうか?]
[声にならぬ声で喚こうとし、床を這いつくばって後ずさる彼を、ゆっくりとした足取りで追う。]
…いろいろ良くしてくれたことは、感謝していますよ…義兄さん。
ですがね…。
[壁際で震える義兄を見下ろしつつ、室内の暖炉から、火かき棒を手に取る。
その先端を、炎の中に晒しつつ。]
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