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[洞窟の中に入り、入り口の傍に座り込む。奥まで行き過ぎれば、完全に陽の光が届かずに塗りこめた闇色となる。
久々に羽根を伸ばす。一対二翼の、酷く薄い紺碧。
緩慢に身体を揺らすだけでも、痩せた羽根の数枚は離れ、微かに吹き込む風と共に洞窟の外へ飛んでいく]
……は。
[それだけの動きでも、身体が重く感じられる]
……クローディア、巫女になったら、変わっちゃった?
堕天尸と、一緒?
[引っ込められる手を複雑な顔で見つめながら、首をかしげ]
怒る?叱る?
……自分でなく、誰かのため、なんだ……
[むー、と顔を顰めて考え]
婆様……結界樹に閉じ込められたのも、婆様のため……だったのかな?
[ぽつりとつぶやく。果樹園で取れたという林檎をくるくると回しながら]
うん……野生の林檎、美味しい。
樹の上で、鳥さんたちと一緒に、食べるの。たまに、酸っぱい。
[酸っぱい物を食べた後のように顔を顰める]
…誰か、居るのか?
[薄暗い森の洞窟は、目が慣れるまでうすらとしか見えず。
しかし気配は獣のそれでは無いような気がしたので、声をかけてみた。
子供なら、怖がらさないようにと優しげな声で。]
[高きにある実に届かぬから、
低きにある花を摘む。
手に取る際に紡ぐ声は、かれらの言葉で]
sian'emog,
……好い香り。
[白い手に収まる紅花。
微かに、口許が綻んだ。
花弁の裏に口づけるように触れて、
そっと味わうのは、甘い蜜]
[その頃、
ひかりの鳥は似た煌めきの翼を追ったけれど、
途中で消えてしまったものだから、
結局、彷徨って、迷い子のように、ゆらり、ふわり。
二、三度 明滅したのち、再び、目的地に向かう]
[動かせぬ翼は手入れも難しく、懸命に腕を伸ばし一枚一枚羽根を探る。不要なものを引き抜いては地に落とす。
不意に、人の声。手元が狂い、]
……ッ!
[古傷を伸ばし、呼吸が止まった。小さな悲鳴。
声を返せぬまま、痛みに蹲る]
[ふわり、洞窟の中から浮いて飛んでくる紺碧。
目でそれを追い、手を伸ばして取る。
洞窟の奥へと身をかがめて覗き込み、もう一度声をかける。]
誰かいるのか?
怪我してるのか?
[紺碧の翼に、思い当たる人が居なかったので。]
[知らせを受けた場所は明確ではなかったが、
凡その位置を把握して、ゆったりと歩みだす。
持ち帰ろうかと思った花は、手に残ったままに。
さくり、さくりと、小さな足音。
森の奥へと消えていく]
/*
霊能者の能力に悩みすぎて、
鳥の用途がおかしな方向に。
まあ、気にしな い?
……日付変わったらCOするからいいんだ。゜゜( ノノ)°゜。
[少年が幼い顔をしかめて考え込み、口を開くのを、じっと見つめていたが、出された言葉にはこちらも難しげな顔になり]
巫女の役目を負うことが、堕天尸と一緒か。オーフェンは、面白い事を考える。
変わるという点では、そんなに違いはないのかもしれないね。世界の中のたくさんの事象に影響されて、人は変わっていく。巫女の役目や、虚の影響も、きっとその一つ。それが大きな変化だから、皆問題にする。
お婆さん、虚の影響を受けたことがある人、だったのか。私は、そんな人が居たことすら、知らなかった。
……堕天尸は、何を考え、何を望むものなのだろう。
[最後の方は、独り言のように言った 林檎の話をし、顔をしかめる様には、ふっと口元が笑みの形になり]
そうか、私がよく飛ぶ辺りには、見つからないんだ。今度、暇なときに探してみよう。
[細く薄い羽根が、痛みを堪えきれずに背で震える。
入口からの光が遮られ、逆光となるその人物を見上げる]
…へー、き。
[痛みを殺して、声を返す。顔色は蒼白。
乾いた唇は、思い当たる人物の名を零す]
あ……、ラス?
んだ、カルロスか。
全然平気そうじゃねぇな。
[自らの尊敬する人が軽蔑している、幼馴染にちょっかい出した人物― だが自身は好き嫌いを語る程親しくは無い、「異端」の人を見る。
自分が影になって居るのを察知すると体を横に避けながら、手を差し伸べた。]
何かいるか?水でも汲んでくるか?
何かにやられたのか?
[細く薄い羽根に目を奪われながらも、無理やりその蒼白の顔に視線を戻した。]
[きょろり、
周囲に視線を漂わせながら、歩みを進める。
風の流れは緩やかで、陽の光はあたたかで、
虚たる存在の話など嘘偽りのように穏やかだった。
森の中ならば、以前に案内をして貰ったためもあり、幾分詳しい。
往く道なき道の途中、突き立てられた杖の意味するところと、
一瞬 思い浮かべた少年との関連性を知る由はなかったけれど。
本流とは異なる川のせせらぎに足を止め、先を見る。
確か、洞窟があるはずだった]
[屋敷の女主人から代金を受け取り、その場を後にする。
元々、愛想のいい顔ではない。だが今の顔は明らかに顰め面だった。]
………ホルストのお嬢さんだったか。
めったな事では外に出ないと聞くが、どう見るべきか。
[広場で記憶に刻んだ顔に、女主人と似た面影のある女性が確かにいた。すぐに結び付かなかったのは単に興味がなかったからにすぎない。]
………見たことのない顔は他にもあったな。
常にない事態に、常にない顔が……偶然だろうか。
……島の全員を集める事自体が、稀だがな。
[そのまま足は広場へと向かう。聖殿の様子を見る為に。]
ん……へーき、だって。少し、前の傷が……痛むだけ。
必要なのは、水より…時間、かな。
[無理やりに口を開けば、普段の調子に戻ろうとして。
差し出された手を取ることもなく、首を横に振った]
はは…ラスってば、良い奴、だねえ…。
[異端者さえ気遣うことか、羽根を見ぬようにしていることか、あるいは両方か。ぽつりと呟く]
世界の中の……たくさんの、事象……?
[カレンの紡ぐ言葉を考える。自分にとっては汚いあばら家と、周辺の森だけが狭い世界の全て。それでも婆様の病状は悪化し、いなくなった。幼き頃より知識は増え、そして人と出会い]
……変わって、いく……。
カレンさんも、僕も、みんなも……?
[自らの身を抱くようにし、神妙な顔でつぶやく]
……婆様は、あまり自分のこと、話したがらなかったから……
[果たして幼き頃に婆様から聞いた寝物語は、真実なのか、虚構なのか。わからぬまま、ただ遠き人を想う。呟くような独り言には、さあ、と小さく首をかしげた。林檎の話には僅かに顔を緩ませ]
うん、生ってるの、多分あっちの方……。
[林檎を持っていない方の手で、森の一方を指差した]
時間か、俺にはどうしようもないな。
何か欲しいモノは他に無いのか?
女の膝とか言うなよ。
[手を取られなければ、どこか撫でようかと彷徨ったが落ち着く場所を探せず。
癖で、自分の首の後ろをさすった。]
いい奴?なわけないだろ。
[続く言葉には苦笑をしながら。
俺は治癒の術とか出来ないからなぁ、と呟きながら、横にあぐらをかいた。意識を失う事でもあるならば、と。]
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