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あー…ちくしょ、てめ、いいところで起こしやがって。
[ふわ、と大きな欠伸もうひとつ]
[青少年のことも考えず、黒猫せびるは今日の朝ごはん]
…ったく、しょーがねぇなぁ。
ちょーっと待ってろ、適当に用意してやらぁ。
[こちらもだと、ぐぅ、と鳴る自分の胃を肌の上から撫でつつ立ち上がる]
[鎧戸の隙間から漏れてくる明かりが、青少年の筋肉がついているのに薄っぺらい上半身を少しだけ照らした]
[青少年が厨房へ向かえば、黒猫もまるで親鳥の後行く雛のようについて回る]
[覗かれる冷蔵庫]
[振るわれる中華鍋、揮われる中華包丁]
[しばらくすればいいにおい]
いただきまーす。
[しばらくすれば厨房の隅。
あまりものの帆立の紐と海老にありつく猫の傍ら。
青少年、朝から海老と帆立の塩あんかけ丼を食卓に腰掛け掻っ込んで]
/*
悪くて、青いイチゴに
でも後が少し眠ることを譲ってもらいます
しまった、しまった!!
、に分かって立ち上がって、立ち上がります!
※エキサイト翻訳より抜粋
いえ、何となく意味は判るんですが。
この翻訳は無いな、と思うんですエキサイト。
[むぐむぐ。
そんなかんじで両の頬にかっ込まれたご飯は咀嚼される。
黒い仔猫はご機嫌で貝紐にありつく。
尻尾がぱったぱったと左右に揺れていた]
[喧騒に混じって聞こえる音]
…?
[ちんちろ鳴っている携帯端末。
不機嫌そうな顔して、青少年は箸を止め、それを手元に引き寄せた]
…喂?
[もしもし。にゃぁ。と猫が鳴く]
[しばらくの会話。
にゃあにゃあ、猫は時々鳴いて]
[暫くして]
[フラットには片付けられた食器]
[どこかへ消えていく、肩に黒い仔猫乗せた*青年の姿*]
6人目、少女 ベアトリーチェ がやってきました。
少女 ベアトリーチェは、共鳴者 を希望しました(他の人には見えません)。
[少女は目を瞑っている。
少女は白い質素な手術着を着ている。
少女は寝台に寝かされている。
──…………ここは有る研究所の一室…………──]
[飾りのない壁に設置された無機質な棚。
そこに置かれた機械の類から延びるコードは
少女へと収束されて。
部屋には白衣を着た数人の男女。事務的な声で話しをしている。
彼らはいくつかの数値を読み上げ、いくつかの操作が機械に加えられる。]
[誰かがそう声をかける。
声をかけられたのは寝台に横たわる少女。]
……………………
[少女は目を覚ます。
ゆっくりとあたりを見渡す。]
『なにか異調や、不具合は感じないかい?』
[白衣の人物にそう話しかけられ、少女はゆるりと首を振る。]
『──……そうか。では君が”何者なのか”自己紹介してもらおう。』
[ぼんやりと、白衣の人物を眺めていた少女に次の問いかけ。
少女はその問いに小さくうなづいた。]
[少女の答えに白衣の人物は「そのとおりだ」と満足そうに頷く。
──……4体目にして、対話が可能な状態まで安定させることが出来たのだ。]
『──……どんな能力を乗せていくかな……──』
『──……この前まとめられた実験のあれは……──』
『──……その前に、”敵”と”味方”を憶えさせなければ……──』
[色々と話し込む白衣の人物達。
少女はそれをぼんやりと、感情の映らない瞳で見上げていた。
これが、少女の一番最初の*記憶だった。*]
/なか/
そんなわけで、幻夢は久しぶりのうにです。
SNSで入村文を先じて書いてる方がちらほらいて焦ったとか(笑)
焦っても突貫工事、直前作業なとほほっぷりですが
本編もトホホなことやらかしてそうですが
よろしくお願いしますなんですよ。
そして、共鳴者相方超依存少女にしようと思うので
プロでうっかり相方なのに。知らない人対応しないよう
出来る限り始まるまで寡黙でいよう(笑)
−中央部建物・広間−
[ひょこり。
そんな擬音が似合いそうな態で、開かれた扉から顔を覗かせた。]
……ふぁ。
[欠伸なのか感嘆なのか、どちらとも取れそうな、曖昧な声。
黒のスニーカーが、白い床を踏む。後ろへと回した両の手で、鞄を手にしていた。緊張感のない制服姿の少女は、いかにも場違いだ。
ここまでブリジットを連行して来たらしい人物が、上半身だけを室内に突っ込んでいる体勢の彼女の背に、声を投げた。]
もう。わかってますよ。
[顔だけを後ろへと向ける。]
せっかちな。
■名前:ブリジット=エメス(Brigitte=Emeth)
■年齢:17歳
■通り名:(データ未登録)
■武装:小刀
■スタイル:中〜遠距離を主とする。接近戦は不得手。
■特殊能力:言霊
■その他情報:
東洋の血が混じっているようだが、外見上の特徴としては殆ど見られない。
両親はおらず、養父の援助を受け、学校に通っている。独り暮らし。
(詳細不明、と記載されている。裏社会における情報は少ないようだ)
濃紺に白のライン、赤いリボンのセーラー服に、黒いタイツとスニーカー。セーターに隠れ気味だが、腰の辺りには二本のベルト。小刀が留められている。ただし、それが振るわれた記録はない。
彼女の武器は、言葉。
紡がれる言葉は、即ち、真実と成るという。
─中央部建物・広間─
[連れてこられてからどれだけたったか、途中から計るのは止めていた。
個室は用意されている、と言われたが、状況が把握できるまでは動き回るのも危険か、とその場に留まっていたのだが]
……ん。
[ふと感じた、人の気配に、そちらを見やり]
…………。
[一体、何の集まりなんだよ、と。
ごく小さな声で、ぽつ、と呟いて]
[トン、と軽く靴のつま先で床を叩いて、中へと入った。
置かれたファイルをしげしげと眺めていたが、先客に気づくと顔を上げ、]
こんにちは?
……あ、と。
こんばんは、かな。
[微かに笑みを滲ませて、挨拶。]
ああ……こんばんは、だろ。
[多分、と付け加えつつこう返す。
一見して、自分とは住む領域に差がある、とわかる少女が何故こんな所にいるのか、と。
そんな考えがあるからか、そちらに向ける視線には多少、探るようなものも込められて]
[肩に鞄をかけ直しながら、取り出した携帯端末を開く。]
ああ、本当だ。
学校出たときには、日が暮れるところだったから……
それでも、こんばんは、か。
[独りごちて、先端を口許に当てる。
動かす度に、明らかに「携帯」するのに邪魔になっているとしか思えない、ストラップの山がじゃらりと揺れ動いた。小さなマスコットに、カラフルな玉に、様々だ。]
……何か、付いてます?
[窺う視線に対して、返す声に怪訝な色を含ませた。]
……いや、別に?
[怪訝な響きを帯びた声に軽く返しつつ、両手を頭の後ろに持って行って組み、それに寄りかかるような姿勢を取る]
……しっかし、なんつーか……。
[場違いっつーかなんつーか、と。
呟きつつ、視線を無機質な天井へと向けるが、警戒自体は解くことはなく]
別に、って感じじゃないんですけれども。
[眉根を寄せる。納得などいくはずもなく。
呟きは届かなかったか、問いを重ねようとして、はた、と瞬いた。]
あ。
わたし、ここで、何をすれば――
[問いかけようと背後を振り返り、]
って、いない。
[眉間の皺が深まった。
顔を戻すと、その勢いのよさに纏まっていた髪がばらりと散る。]
ご存知ですか?
[少女が納得していようといまいと、委細構わず。
背後を振り返り、それから、再びこちらを見やっての問いには右手を頭から離してひらひら、と振って見せる。
室内を照らす光を受けて、手首に巻きつけた糸が微かに煌めいた]
……そりゃ、俺が聞きたい事。
ま、ロクな用事じゃねーのは、確かだろうけどな。
[軽く答えつつ、やれやれ、と大げさなため息を一つ、ついて]
ま、後でご説明いただけるらしーけど、ね。
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