情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―アコルデ家・台所―
[テーブルの上に置かれた袋を手早く開けて、中から支給された武器を取り出す。
出てきたのは、古いタイプのマグナムだった。型まで確認する時間はないが。]
弾は入ってる…わね。
[それだけ確認すると、一緒に入っていたホルターを手早く太股にくくり、マグナムはそこに入れた。]
あとはぼっちゃまと合流して―――
[と呟くと同時に、入り口側とは反対にある窓が割れた。]
――――!
[振り返ると、向こうも驚いたようにこちらを見ていた。
人がいるとは思っていなかった。そんな感じの印象だった。]
―住宅街―
カルくん、でないな。
[端末を閉じ、後輩の名を呟いて、眉を下げた。
当人が今何処で何をしているかなど知る由もない]
たしか家、あのあたりだとおもうんだけど。
……ん。
[記憶があっているかは定かではなかったが。
一つ頷いて、火の上がった一角へと駆け出した]
―住宅街―
[顔形は確かに友人のものだった。
しかし血走った眼と強張った顔はとても同じ人物に見えない]
なん、だよ、お前。
あにやって…?
[片手に投げつけられたのと同じような廃材か何かの塊を持っている。どこからあんなものを持ってきたのだろう。
それ以前に何故。重さを感じさせないように、ボールか何かのように手の上で跳ねさせているのだろう]
だ、ダメだ。
来るな…っ!
[声は友人に向けたものか、それとも先に見かけた人影に向けたものか。震える手はそれでも脇道に立つ男に照準を合わせた]
窓から入るなんて、礼儀のなってない方ですね。
お客様なわけありませんよね?何か御用ですか?
[ややキツめの口調で応対すると、向こうは舌打と同時に懐から銃を取り出した。]
ちょっ…正気ですか!?
[パンッっと乾いた音が鳴り、銃弾が後ろへ飛んだ。幸い掠める事もなかったが。
薄ら寒いものが背を走る。普通じゃない、そんな感覚。
脳が緊急事態を告げるアラートを鳴らすと、瞳がすいと細くなった。]
―――申し訳ありませんが、主の安全性確保の為相応の対応させて頂きます。
[何時もより低い声でそう告げると、太股に取り付けたばかりの武器は手にせず、ゆっくりと相手との距離を詰める。]
/*
村人COだな、これ。
守護者以外は潜伏してなきゃいけなかったんじゃないかと、撤回しようと思った時には遅かったorz
すまんです…。
─アコルデ家・玄関前─
[たどり着いた玄関には、未だエリカの姿はなく。
まだ、手間取っているのか、と家の中を振り返る。
ガラスが割れるような音が聞こえたのは、その直後か]
……っ!?
何故、中から?
エリカ!?
[声をかけつつ、踏み出そうとした足が、止まる。
甲高い音と共に、足元に跳ねる何か。
はっと振り返った先には、銃を構えた見知らぬ男]
ちょっ……冗談キツイ、ですって!
―――なあに?ごめんなさい、今忙しい…
え?ええそうよ、そこに居るはずだけど。
[彼から届いた声に、『私』はやや億劫に返す。]
迎え…って、もう、だからまだ駄目だって。
言ったでしょう、「協力してあげられる”かも”しれない」、って。
[くすりと笑むと、今度は逆に向こうが苛立たしげに何事かを口にしたが。]
ごめんなさい、今忙しいの。
また後でね。
[にっこりと、笑むようにして無理やり相手の声を切った。]
─住宅街─
[早足で住宅街の入口までやって来ると、その先が異様な明るさを示していることに気付く]
……なに……?
[あり得ぬ光景を目にして一度足が止まった。
しかし直ぐに足は動き、屋敷に向かって駆け出す。
玄関前までやって来ると声を張り上げた]
マイルズ様、ご無事ですか!
―集会場→アヤメの家 途中―
アヤメさ……良かった。
えぇ、逃げましょう、早く…!
[アヤメは数瞬放心したようだったが、こちらの呼びかけで我に返った様子に少しほっとして。
彼女が武器を手にするのを待って、ともに走り出した。
どこへ逃げれば良いのかはわからなかったが、とにかく喧騒のないところを探そうと。]
―集会場内―
[後輩の手当てしながら詳しい話を聞いていた。
きっかけはなんだったか、最初は小さな騒動だった。次第にそれは大きなものへと変わり。
後に残ったのは……
肩に埋まったままだった弾丸を摘出し、包帯を巻いて止血し、手当てを終え]
それで、サイキッカーはいたのか?
「中に一人いたみたいっす……。今はどうしてるか……。
すみませんパト先輩、自分……守ることもできず……」
[落ち込む後輩の方にぽむりと前足を乗せて]
いや、一人でできることは限られているかな……。
しかたがないとは言えないが、今はそのことを気にするよりどうするかだ。
[そう話しかけた矢先、後輩に突如突き飛ばされ、とっさに受身を取りながらも床に転がることになる]
─アルコデ家・玄関前─
[しかし、相手は冗談のつもりではないらしく。
再び響く、音。
慌てて避けた──というか、半ばよろめいた事で、頭を狙った一撃は、僅かに髪を散らすに止めた。
露草色の髪が乱れ、普段隠しているもの──右とは異なる色の左目が一瞬だけ、垣間見えた]
ん……ジョエル、ですかっ!?
生きてますけど、ちょっと危険ですっ!
[これはこちらも本気で行くようか、と思った矢先に聞こえた声に。
とっさに返した言葉は、どこか緊張感がないように聞こえたかも知れない]
―アコルデ家・台所―
[じりじりと寄ると、相手は気味悪そうにこちらに向けて何発か銃を撃ってきた。
一つは肩に、もう一つは足にあたるが、どちらも硬い音をたてるだけで、大事には至らない。]
(旧式銃なら、頭か胸に当たらなければ…)
[相手の武器を見定めた上での行動だったが、危険と隣り合わせなのは否めない。
それでも涼しい顔を保ちながら、相手に近づき。銃を奪おうと手を伸ばすと、再び発砲され、今度は頬を掠めた。]
この…大人しく武器を渡しなさ…
[ぐいと手を引けば、縺れるように転がり。
その反動でようやく相手の武器を奪えたと―――思うと同時に今度は別の発砲音が聞こえた。]
――――ぼっちゃま!?
[一瞬、意識が相手からそがれ、視線を外してしまった。]
―住宅街―
[眼が細まる。手の振るえが止まる。
そこから先の動きは冷静にすら見えるもの]
『サイキッカーを見たら排除するのが市民の義務』
[飛んでくる瓦礫は直線的。
妙な動きはしないと見て一歩横へと退いて避け]
……。
[無言で引き金を引く。光条が走り、相手の眉間を撃ち抜いた。
倒れる男。流れる血は実弾の銃よりずっと少ない]
―― 集会場→自宅へ向かう途中 ――
ごめんっ…!
[走りながらも放心状態だった事への謝罪を口にした。
はぁはぁ、とすぐに切れ始める息が恨めしい。]
っ… ほんっ、と
なんなのよ、これ……っ!!
[事態への悪態をつき、武器を持つ手を強く握る。
其れは取り扱いもろくにわからない旧式の大きな拳銃。]
ふざっ、 けてる……!!
莫迦じゃ――ないの!
[そんな事を口にせねば、居られない現状。
足は一先ずの安全な場所を探し、駆けて行く。]
―住宅街―
[遠くで何かの割れる音がする]
……なんなんだろ。
[眉を顰めながら、その方向に向かって走って行く。
と、何かが足に引っ掛かり、勢い余って転んだ]
うわっ!?
[打ち付けた部分をさすりながら、重量のありそうなそれを振り返る。
常ならば区画内で働く清掃ロボットもおり、そのような大きなゴミなど落ちていない筈だった。
けれどそのロボットも少し先で胴体を撃ち抜かれ、その機能を奪われており]
え……
[道に転がっていたそれは、ゴミなどではなかった]
―住宅街―
…は。ははは。
[男が動かなくなったのを見て銃を下ろす。
死体に滲んでいる緋は過去のそれと同じように鮮やかな色]
俺も、何やってん、だ?
[まだ気を抜いていい場面ではないのだが。
背後の壁に寄りかかって、ずると座り込んだ。
手が再び震えている]
―集会場内・医務室―
[激しい振動を感じ、何かがぶつかるような大きな物音が聞こえる。
立ち上がりながら視界に映ったのは、こちらを突き飛ばして反対側に転がる後輩の姿。
続いて先ほど自分達のいた場所に転がる机がひとつ床に突き刺さっていた。
部屋の入り口には、男が一人たっていてこちらの様子を楽しそうにみている。
その周囲にもうひとつ机が浮いてるのが見え、
腰のホルスターからリボルバーを抜くと、すばやく安全装置をはずしてそちらに向けて]
うごくなっ!
[横目に後輩のほうを見れば肩が痛むのだろうその場から動けずにいる]
サイキッカー…だな。
そちらからでてきてくれるとは好都合だ。
[狙いをつけて、発砲、銃弾は狙い通り相手の眉間に向かい、
途中、不可視の壁にはばまれて床に転がり落ちる乾いた音が聞こえる]
冗談……だろ……?
─アコルデ家・玄関前─
[主に銃を向ける襲撃者に対し、咄嗟に蹴りを繰り出す。
狙ったのは銃を持つ手、当たりが良ければ弾くことが出来るだろう]
状況説明が出来るなら問題ありませんね。
エリカはどうしましたか?
[怯んだ襲撃者に自分の銃を突き付けながら主の傍へと]
―住宅街―
え、え……えぇ?
[事態に頭が追いつかず、目を白黒させる。
それはまぎれもなく倒れた人間で、その下の地面には黒い染みがじわじわと広がっていた]
人……え、ケガ、して……
[ぴくりとも動かないそれに思考を奪われていると、背後から悲鳴が上がった。
ぎこちなく振り返る。
怯えたような顔の人と、視線がかち合った]
[一瞬の隙に、背後から伸びてきた手をかわす事は出来なかった。
伸びてきた手は、今度は逆にこちらの硬い腕を取る。
気づき振り返ると、閃光が見え―――ばちりと嫌な音がした。]
―――――――!?きゃあああ!!!!
[腕から伝わる、熱いほどの痺れ。
電撃のようなものを浴びて、四肢に痛みが走り動きが止まった。]
あ、ア………
[致死に至る様なものではなかったが、それでもサイボーグにはかなり効果的で。
カクカクと震えながら、その場に崩れるように倒れた。
ごんと、腰のあたりを蹴られても、立ち上がることは出来ない。]
「…死んだか?………で………ズューネなら…」
[交わされる声は、よく聞こえない。相手は一人だったはずだが、誰と会話しているのやら。どこかぼんやりそんな事を思った。
まだ生きている脳に、「ToTUNG」の文字が走っていた。]
あなた…雷を使うサイキッカー…
[倒れたまま細い声で呟くと、男は無言のまま、こちらが取り上げた武器を手から奪い返していった。]
[アヤメからの謝罪には、自分も喋るほどの余裕はなくて首を横に振ることで答え。
ただひたすらに走って、ふと先に佇む人影に気付き。
誰だかわかると安堵して名を呼んだ]
レッグくん、良かった…!
無事だっ、た…?
[駆け寄ろうとして、様子がおかしいのに気づき。
どうしたのだろうと心配して近付いた]
[ばちり。ばちり。
いいこの私の体が悲鳴をあげている。
『私』の周囲の空間は、ぱきりとひびが入ってゆく。
『私』は動き出し、その空間のひびをとり、隙間から手を伸ばした。指先は何かを掠め、触れた先は小さく震えていたようだった。]
さぁ、私はここよ、いいこの私。
私を見て、思い出して。
目を逸らさないで、捨て置かないで。
[隙間からにゅるりと這い出た『私』は、
その向こう側に居た『私』に向かって覆いかぶさった。
わたしたちは、目も見開く間もなく。
一つに。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新