情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[花祭りが始まって間もない頃、レナーテはいつものように大股で街中を闊歩しながら、露店で買った商品を次から次へと平らげていった]
事件が終わった後の祭りってのは、いつも以上に騒がしい祭りでいいねえ。
メシはうまいし、イベントも多いし、メシはうまいし、最高だな。
[2回言った。
そんな風に適当に歩いていると、視線の先に見知った姿が見えた。
レナーテは片手を上げると、笑みを浮かべながら近づいていった]
よう、ヴィリー。
祭り、楽しんでっか?
[花祭で賑わうイキシア]
[異質な雰囲気を纏ったまま、男は祭りの様子を眺め見やる]
祭りの雰囲気書いて、注目されるイベントの取材すりゃ良いかね。
花の乙女だったか、賭けまでされてるっつーイベントは。
[紫煙を吐き出しながら祭り中のプランを練り]
[たるそうに視線を投げやった先に見た顔を見つける]
おぅ、筋肉馬鹿。
仕事で来てんだ、楽しめやしねぇよ。
楽しむつもりもねぇしな。
[軽く右手を上げ挨拶にすると]
[小さく肩を竦めながら言葉を紡いだ]
ははっ。
頭が堅いこと言ってんな。
自分で楽しめないで、人に伝わるような記事が書けんのかよ。
―――ああ。そうだ。思い出した。
仕事っつえば。
[懐をごそごそし始めると、取り出したのは一通の手紙。
それをヴィリーに差し出しながら]
うちの親父から、アンタにだってよ。
まあ、軽く読んで手に負えないようなら、またお前の信頼できる他の奴にでも渡してやってくれ。
[内容については、敢えて口には出さなかった]
元々祭りの記事を書く担当じゃねぇんだよ。
[荒事担当故にこの手の取材は得意では無く]
[強引にやらされているのもあり]
[その表情は面倒そうに眉根が寄る]
ん?
アンタの親父から?
[差し出された手紙を開き中を軽く読み流す]
[少しして口端が楽しげに持ち上がった]
よくもまぁこんだけ調べたもんだな。
これだけありゃ相当の記事が書けるぜ。
ありがたく受け取っておこう。
親父さんに礼言っといてくれ。
[たたみ直した手紙を軽く持ち上げ、それを懐へと仕舞った]
あー……。
[ヴィリーの礼の言葉には、少しだけ口ごもったように頬をぽりぽりとかき]
別にわざわざこんなことまで伝える必要は無いんだが、あー、話半分に聞いてくれ。
[こほんと一つ咳払い]
「野郎の礼の言葉なんかよりも、もし今後また俺を取材するようなことがあるなら、いかつい男なんかよりも、可愛い女の子にしてくれ。
勿論、おっぱいやケツがグンバツのやつだぞ!ついでに、色々とHなことをさせてくれるなら、もう何でも話しちゃう。うひょひょひょ」
……だってよ。
[心底嫌そうな表情で、レナーテが父からの伝言を伝えた]
[告げられた伝言におかしそうにくつくつと笑いが漏れた]
すげぇ親父さんだな。
今後取材するかは未定なんでな。
俺の礼で我慢してくれや。
[了承はしなかった]
[むしろ婆を宛がうかなんて考えていたりする]
まぁ何かの縁で親父さんと会うことがあれば…。
そん時は一人くれぇ紹介してやると伝えてくれ。
あー、好きにしてくれ。
アタイのしったこっちゃない。
[どうでもよさそうに、ひらひらと手を振った]
まあ、その言葉は一応伝えておくよ。
―――でよ。
[今までからガラリと雰囲気を変えてレナーテが身を乗り出した]
この後、なんか予定あるか?
無いなら、一緒にメシでも食いにいかねえか?
祭りの目玉の一つである花の乙女開催まで時間もあるようだしよ。
[身を乗り出す女剣士の顔を隻眸で見やり]
飯をたかるなら他をあたれ。
自分で食う分は自分で払うなら考えないでも無い。
[尋常じゃない量を食べるのは知ってます]
[誰かに奢るなんてこともいつもしないためにそんな言葉を返す]
おいおい。
見くびってもらっちゃ困るぜ。
自分の分のメシ代くらい、自分で払うよ。当たり前だろ。
……つか、そんなことを言い出すなんて、日頃余程他のやつにたかられてんのか?
意外に貧乏くじ引いてんだな、お前。
[呆れた顔で返した]
同僚が毎度煩ぇもんでな。
勿論払ってやったことは無い。
[特に貧乏籤は引いて居なかった]
[意地悪げな笑みが浮かぶ]
おら、行くなら行くぞ。
[紫煙混じりに言い、レナーテを促した]
おう。
んじゃ、行こ―――。
『……レナーテお姉ちゃん』
あ?
[ヴィリーに威勢よく返して移動しようとしたところで、足元から声が聞こえた。
見るとそこには、先日迷子だったベアトリーチェの姿]
お。どうした、ベアトリーチェ。
今日はお袋さんと一緒か?
『……うん。
それでね、あのね』
……?
[少女が何か言いたげなのを察して、レナーテは少女の言葉の続きを待った。後から思えば、これが地獄の始まりだったかもしれない]
え。いや、あの、アタイはちぃとそういうのは、似合わないっつうか、出番が違うっつうか、あの、そういうタマじゃねえし、その……。
[しどろもどろに言い訳をする。
これが他の者から言われた言葉だったら、「嫌だ」の一言で済ませたものなのだが]
[人混みから抜きんでた二人が移動を開始する……矢先]
[下から聞こえた声に隻眸を向けた]
[女剣士と知り合いらしい少女は顔を真上に向け]
[女剣士を固めるに十分な言葉を吐いた]
……参加資格は齢15以上、だったか。
[条件はクリアしてるな、と]
[そこまでは口にはせず二人の様子を眺める]
[黙ってた方が面白い展開になりそうなのを感じたため]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [41] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新