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そのためにもさっさと体調治さないといけませんよ
[言いながら、もう一度頭をなでて]
ほかに、食べられそうなものあります? 飲みたいものとか。とってきますよ
[微笑みつつ*たずねる*]
[一階に下りて様子を見渡し、人が増えているのに気付いて]
こんばんは。
少し部屋に篭っている間に人が増えているみたいね…
[壁のボードを確認するように眺めて]
本当にいろんな人が居るようね。
[しゃがみ込んで、ミルクを舐める仔猫を撫で]
………そこまで、…ほっと、されると……
[なんとなく困ったような、微苦笑]
[ペルレがきちんと飲んだのを見守ると、厨房に行き料理を器によそい、居間へと運ぶ]
それは、わかったから、撫でるなってのに!
[撫でられ、憮然とするものの、言っても無駄かと嘆息して]
……今んとこ、これで十分。
……一度には、受け付けないから。
[苦笑しつつ、でも、ありがとな、と微かに笑んで]
あ、僕も手伝う…
[イレーネの後を追いかけようとして、彼は降りてきたエルザに気付いた]
こんばんは!僕はアーベル。あなたはエルザさんだね。しばらくの間、どうぞよろしく。
[にこにこと笑いかけてから、厨房へ駆けて行き、皿を運ぶのを手伝う]
[気さくに声を掛けてきた青年に微笑んで]
アーベルさんね。はじめまして。私のほうこそよろしくお願いしますね。
[そう応えて夕食を食べ始める]
あら、美味しい。これはイレーネさんが作ったの?
お料理が出来るって素敵ね…
私も少し勉強しようかしら…?
[アベールが手伝ってくれるのに、感謝して。
シュペッツェレとグリーンサラダの他、ミネストローネの残りも。
運び終えれば、自分も席に着いて、食べ始める]
[エルザにありがとう、と言葉を返しつつ]
……そう。…スープは、違う……けど。
祖母と……二人…だから。…自然と……慣れたかな。
………覚えて、おいて…損は、ない…と思う、よ。
飲み物もいるよね?
[彼は、数個のグラスと一緒に赤ワインの瓶を持って来ると、自分も席について、料理を取り分けて食べ始める]
うん、おいしい!
[エルザの言葉に頷いた]
そうだね、自分で料理が出来ると、ほんとに素敵だと思うな。
[イレーネの言葉に頷いて]
やっぱりそうよね…いつも宿で済ませるかお客様に招かれるかで、自分で作る機会がなかなかないのよね…
でも、ここに居る間は仕事どころじゃ無さそうだし、少しやってみようかしら…
[アーベルの言葉にも笑って頷く]
そうよね。そしてそんな風に美味しいって言われると、作り甲斐もあると思うし。
[アーベルの台詞にも、ありがとう、と]
挑戦……して、みるのは…いい事だと、思う……
…少し、なら……教えられる、だろう、し…
[仕事、という言葉には僅か首を傾げ]
………そう言えば……歌を、歌うの…だっけ?
…聞いて、みたいな。…嫌で……なければ。
美味しい料理を作れる人は尊敬するな。
美味しいものを食べさせてもらえると嬉しいし。みんなが喜んで食べているのを見るのも楽しいからね。
[少女は自身のくしゃみの音で我に返る]
ああ、ここは空調完備のラボじゃないから。
風邪を引いたら思考力と作業効率の低下を招くから気を付けないといけなかったんだ。
ずっとお花に見入ってしまっていた。今何時だろう?
[少女は人の声がする場所に移動]
―厨房→居間―
─ベアトリーチェの部屋─
[暫く外を見ていたけれど]
[見えるのは銀世界]
[照らすのは月]
[廊下に滑りでて、二階の廊下を奥へと歩む]
[夢遊病者のように歩いた先]
[物置に似た部屋から、屋上へあがる階段を見つけて]
[階段を昇る]
[イレーネの言葉に少し戸惑って]
えぇ、そうね…教えていただけるなら嬉しいけど…
[出来るかしら?と1人呟いて。
歌を聴いてみたいとの言葉に微笑んで]
嫌じゃないわよ?歌うのは好き。
どんな歌がいいかしら?
[少女は居間にくるなり、機械犬に駆け寄った]
んー、やっぱりこの体は処理能力が追い付いてないな。
新しい体を作らないといけないが、材料が……。
自衛団の人に頼んだら、ラボから取り寄せることができるだろうか……。
[機械犬の頭を撫でながらなにやらぶつぶつ]
……そんなに、言う…なら…人参も、食べて欲しいな……?
[からかうような含みを持たせ、青年に言い]
…ああ。私より……もっと、いい先生も…いるし、ね。
[エルザに向けられた言葉は、オトフリートの事を指すのだろう]
[問いには暫し、考え込むように顎に指をあて]
……優しい、歌が…いいな。……雪のように。
[些か、曖昧な注文だったろうか]
[上げ戸を軋ませて押し上げると]
[もったりとした雪の重さが手に伝わった]
[屋上は僅かしかなくて]
[屋根の先端から先端へ歩幅の狭い平らな部分があり]
[すぐ両側はなだらかな傾斜となっていた]
[暖炉の煙突も見えた]
[溶けた雪の上へと足を乗せてそろそろと歩き始める]
[もう一方の端までゆくつもりらしい]
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