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そうですね、ええと。
…ユリアン君の演奏が終わったら、ひきましょうか?
[にこにこと笑って、彼のタオルもイレーネに押し付けていた]
ええ。またあとで
気をつけてくださいね。
[何にとは言わなかった]
ああ、ちなみに俺は集会所に戻るつもりだ
村にはいけないようだし、特に見るべきものもないだろうからな
[そう続けて言うが、それでもすぐ動かないのは、森に慣れているらしいアーベルとは違い、ナターリエを置いていくというのも気が引けていたからで、ただ束縛する気もなく
集会所に戻るなら共に戻るだろうが、一人でなにかしたいようだったら、素直に別れて*集会所に戻るだろう*]
そうですね、時間があったら?
[危険は先延ばしになっただけだったかもしれない。
その間に何とかなるといいのですが。
押し付けられたタオルもごく自然に受け取ってしまって。
まあ後で一緒に洗っておけばいいのだろう、きっと]
はい、またあとで。
[気をつけて、というのには小さく動きを止めて。
一拍遅れてから小さく首を傾げてみせた]
[音楽室に入れば、様々な楽器が並んでいた。
弦楽器のケースを懐かしそうに撫でたりもするか]
ユリアンの好きな曲、教えて。
[それから端の方へと座って。
静かにユリアンの演奏を*聞くだろう*]
[背後の会話は聞こえなかった]
[音楽室へと入り、ピアノの音の調子を二、三、確かめる。破滅的演奏のあとにも関わらず、特に調子が狂っているわけではなさそうだった。
椅子に手をかけると、ザフィーアは邪魔にならないようにと思ったのだろう、窓際へ飛んでいく。眼差しは厳しかったが]
出来るかなあ……っと。
[左手だけで、記憶の中の歌のラインを辿る]
[遅れて入ってきたイレーネの姿に一度手を止め、ケースを撫ぜる様子に、何か習っていたのかと思ったが、尋ねることはしなかった。
代わりに、投げられた質問に、ゆっくりと首をもたげて]
んー……
好きなのは、これかな。
[昨日も弾いた曲を、やはり片手だけでなぞる――『月の光』]
―広間―
疲れているでしょう?
これを
[と、疲れが見える人たちに温かい渡す]
[怪我にはふれるだろうから、強請られなければあげるつもりはない]
[一節を終えたところで、指を離す。
夜の音色が昼のひかりに溶けて、消えた]
でも、今日弾こうと思ったのは、別でさ。
[一音一音、確かめるように、白と黒の鍵盤に触れていく。
記憶の水底を揺らして、白い雪の降る光景を思い浮かべて]
Ich werde Schnee fur Sie bringen.
Diese Erde, alles...
[左手に右手を添え、眼を伏せる。
たどたどしい音の連なりは、流れる指先によって、旋律へと変わりゆく。
窓は開けていた。
音は彼方へと、飛んでいく。
羽ばたく鳥のように]
[*蒼い空へ*]
[遠くへとゆく音を見るように目を細めた]
[何かを口にした]
[それは決して、人の耳には届かなかった]
[かわいそうに、と]
[それだけ*だった*]
[恐らくは考え事もあったのだろう。ユリアンはおろか、続いた羽音にも気付かなかった。
或いは気付いたとして、「食事途中に席を立つな」という両親の教育が枷となったかも知れない。]
・・・・・・・
あ。逃げてるし。
[容器が空になり、漸く顔を上げた。
慌てて立ち上がったところで届く音。それはやがて聞き覚えのある旋律を紡ぐ。]
・・・・・まぁ、良いか。
弾けてるなら、大丈夫かな。
[少女より優秀な監視役はしっかりとついているのだろう。音が途切れたら、探しに行けば良い。
ぼんやりとそんなことを考えて、元通り座り込んだ。]
だと良いね。
[クレメンスの言葉に呟く。]
でも、無理だろうね。
・・・・・人狼がいるから。
[俯いていたから、その後に続いた言葉に気付くことはない。
こちらの表情を見せることも、*また。*]
/中/
ふむり。
ここまで見た感じ、イレーネが先代蒼(エリ)、リディが先代朱(ベア)のラインと読める。
今の赤の傾向では、村側に挫折感を与える選択肢が一番リアリティがあるように思えるのだがさてはて。
さて。
リディ落としたらダークフラグかな、と思ったが、真っ白すたーと余白万歳。
むしろそこから生存執着型にシフトできそうな予感。
それに、想定LWが極端にへにゃってしまったり、縁に拘る流れになるのはよろしゅうなかろう。
/中/
しっかしこれ……なあ。
絡みの深度は大体皆同じくらいなんで、こうなると発言数準拠だとは思うんだが……。
アマンダかねぇ……。
なんか能力者っぽくもあるから考えちゃうんだけどさ。
つーか、守護はどこなんだろうかorz
ちきしょー、人弾いておいてこのまま紛れたら、エピでハリセンするからなーっ!(なんだそりゃ
[クレメンスの問いに、カラスは肯定の響きの声を返したかも知れず。
とはいえ、それを肯定と判断できるかどうかは聞き手次第だったろうか]
[そしてそんなやり取りの事など知る事無く。
カラスの相棒は森を出て、集会場への帰途へついていた]
……まだ、結構残ってるみたいだな……。
ま、今の内は警戒してそうだけど……。
[厄介に変わりねぇ、と呟いて、集会場へ。
途中でわかれた二人は戻ったろうか、などと考えつつ、歩みを進め──]
……ん?
[ピアノが紡ぐ、良く知った旋律。
くすり。
笑みが掠める]
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