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はいはいー、押さないで押さないで〜。
まだまだあるからねー?順番順番。
…ズルしていくつもとっちゃだめだぞー?
[相変わらずの法被姿で、列の整理をしつつ蒸しケーキ配りまくり。
流石に忙しくていちいち人の顔なんか見ちゃいねぇ。]
[青年が何を思い出しているかなんて、少女には判らなかったので、あくまで普通に会話を交わす]
そうなの、でもどうしてミハエルに?
[そんなに仲が良かったろうか?と少し不思議で、問い返してみる]
…まぁ…最初っからそうしよう、って決めてたみたいだし…
[あれだけ激しい追いかけっこになったのも初めて見たけれど、と小さく呟き…]
うん、気になる。
[キッパリという]
…確かに、出店出してると、時間はとりにくいかもだけど…ね。
[ヴィントが頬に手をやるのを見ると、小さく笑い]
……風邪かしら…?
[首を捻る。昨日は結構長く湯船に浸かっていたようにも思えて、それで何となく納得してしまった。誰かの噂に上っているなんて思いもしない]
[もしかしたら夫も何処かでくしゃみしているかもしれない]
[と、甘い香りと共に子供の行列を発見]
[その中には昨日一緒に温泉に行ったメンバーも幾つか見受けられた]
[こちらに気付いて手を振るミリィ達に、にこ、と微笑んで。
足を止めたものの、なんだか一点(というか一人)を見つめて動かない主に、小首を傾げる。]
ご主人様…どうしましたか…?
[甘いものへの誘惑と戦ってるのかしら?なんて思ったり。]
[真面目にやっているようだし、そんなに警戒する事もないかと、息を吐く。あまりに嫌がるのも、相手に失礼だ。なんでもない、とユーディットに答えて、顔を戻す。
と、遅れて、他の面々にも気付いて。軽く挨拶を]
……? 僕が、どうかしたのか。
[ミリィの口から出た自分の名に、首を傾げる]
正直、執念っぽいもの感じたけどな、アレ。
[おかげで去年は見応えがあり。
そのため、今年の展開が物寂しい……と感じた結果かが現状だったりするわけだが]
んな、きっぱり言うなよなぁ……。
[見事に言い切られて、微妙に凹み。
続く言葉には、ため息一つ]
いや、時間がどうとかってんじゃないけど……。
[相棒にてちぺちされつつ、ぼそりと]
ああ…昨日温泉で…………
[そこまでいって、ミハエルに口止めされていたことを思い出す。
……どう説明すべきか…ベアトリーチェの頭を撫でながら思案。]
……友情を確かめあった証に……
[ … … 出 た 答 え は そ れ か … … ]
投票を委任します。
青年 アーベルは、少女 ベアトリーチェ に投票を委任しました。
…愛の、力?
[執念=愛?
ふと浮かんだ公式に、瞬きをしながら呟き…]
だって、そういうのを、興味あっても良いのが…
女の子の、特権、だし。
[くすりと笑うと…その後の言葉に、軽く首を傾げ]
…時間の問題…じゃ、ないの?
[他に…何があるのだろう、と考える]
[わいわいがやがや、温泉蒸しケーキは大繁盛。
主の後ろで控えている彼女には、賑やかな子供の声に紛れて、ミリィとアーベルの会話はよく聞こえない。
なんでもないと答える主を、少し不思議に思うも小さく頷いて。
かけられたノーラの声にそちらを向いて、ぺこりと頭を下げて御挨拶。]
こんばんわ…。
ほんとうに…賑やかなお祭りですね…。
[舞やら追いかけっこやら、彼女の想像以上である事は間違いない。]
[少女は金髪の少年に微笑みかける。なんだか、初めて会った時よりも、表情が豊かになったような気がして、そんな彼を見ることが出来るのが少し嬉しい]
ええ、アーベルが、あなたに蒸しケーキをっ…て…
[言いかけたところで聞こえてきた、アーベルの返事]
……………
………………………
………………………………………
………そうなの。
[何と解釈したのかは、秘密だ]
……そういうモン?
[何となく首を傾げつつ、素でぽつりと呟き]
それって、どんな特権……っとに、周りは気楽だよなぁ……。
[それから、やや大げさにため息をついて。
投げかけられた問いには、ああ、と短く頷いた。
青の瞳がまたどこか、遠い所を見る]
嗚呼、…いいえ、此方こそ。
[くすりと笑って、ミハエルに]
[彼の母とは昨日温泉の後で少し話をしたらしく。何を話したのかは内緒]
[それからユーディットに向き直り、そういえば初めてだったわね、と呟いて]
ええ、毎年こんな感じよ。
楽しんで頂けていると良いのだけど。
[ミリィの長い沈黙に誤魔化したことがばれたと思った。
追求されたらどうしようと思った…が…
”そうなの”と、言われれば
誤魔化したことはばれていない?とホッと安堵し
安堵から少し笑みつつ、”そうなんだ”と、ばかりに頷く。]
[何か”解釈”されたらしいが青年に気づくよしもなく。]
…さぁ。
[あたしに聞かれても、と目を瞬かせる]
…女の子はそう言う、夢のある話は好きなのよ。
[と、軽く胸を張り…]
…
[ユリアンの様子に、見ている方向へと目を移してみる]
[ミリィがそんな事を考えているとは、思いも寄らない]
蒸しケーキ?
[言われてもう一度エーリッヒの方に視線を向ければ、確かに、それらしき物を配っている。しかし、何故自分に――と尋ねようとしたところで、途中で言葉に詰まる少女。そして、少女と、何やら安心した様子の青年を見比べて]
……………???
[益々、首を傾げた]
[話の内容は、きちんと聞こえていた訳ではないらしい。聞こえていても、アーベル同様、ミリィがなんと解釈したかは理解できなかったろうが]
毎年…。
去年も……凄かったんですか…?
[去年の主役が目の前になんて気付かずに、にこ、と微笑みながら問いかける。
ミリィの微妙な沈黙には、もちろん気付いてなかったり。]
……夢、ねぇ……。
俺は男ですから、わかりませんよ、と。
[ぽそり、と返す。
青の瞳が見つめているのは現実なのか否か、定かではなく。
ただ、そこには微かな陰りの色彩]
『…ぶっちゃけなぁ…去年勝ってりゃ俺が……。』
「にーちゃん!オレにもっ!!」
あー、すまんすまん、やるからっ!
[物思いにふけっていたのか手が止まり、子供たちに催促されて慌てて配りだす。]
/中/
ううむ。
ノーラさんは顔グラが好きで選んでみたのだけど、「箱入り令嬢」(=最初の肩書き設定)のほうが今回には適していたかもにゃーと今更。
や、好きだけどね!
研究生 エーリッヒは、未亡人 ノーラ を能力(守る)の対象に選びました。
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