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[口に手を当て顔を背けたまま、逆の手の平をリディアの顔の前に立て。
首を横に振ると、赤い耳と縛った髪が揺れた。]
いや、いい、やめてくれ。
頑固なわけじゃない。
信用できないものを出来ないと言っているだけだ。
君に私の評価を強要する気もない。気をつけた方がいいとは思うが。
[追い出された、というリディアの言葉に、少し眼差しが和らいだ]
ああ、それは聞いた。クローディアを休ませるために、あまり人を近付けるなと言ったのは私だから、私のせいだろう。
すまなかった。
[ラウルの仕草に、わずかに頬を緩め]
綺麗な、音色……?
[目を瞬き、言葉の意味を理解すると照れたように頬を染めて]
聴かせに……出る?
[その言葉に、呆けたようにぽかんと口を開け、固まった]
[やめてくれというラスの言葉にニヤリと口元に笑みを浮かべると、耳元に口を近づけてもっと赤くなるような言葉を呟いてみた]
/なか/
クローディアの回答もらって、正の占い師になることにしたよ。
縁が全くない相手は占うの難しいから、話したことある中。
候補はリディア、アヤメ、カレン、ネロ。ネロは黒っぽいから、今日の占いはない。
リディアには嫌われたみたいだし、明日以降に話す機会もなさそう……どうしようか、悩ましい。
明日か明後日に話せそうな相手なら、問題ないか。
ああ、凄く綺麗だったよぉ?
[表情の変化に、くすりと笑い]
うん、そうさ。
森の奥の方に来るのは、ほんの一部だし……。
アタシも、今日は仕事でここまで来たけど、普段は中々出向けないしねぇ……って。
なに、固まっちまってるのさ?
[ぽかん、とした様子に首を傾げる。
ラウルもくぅ? と鳴きつつ、同じ方へと首傾げ]
こう見えても本屋さんの看板娘! 人を見る目は養ってると思うよ!
……自信はないけれど。
[と、弁解していると、急に追い出された事を謝られ、慌てて両手を振って訂正した]
や、いやいやいや! クロちゃんが疲れてたり集中してるのは知ってるんだけどさ! ただ、疲れてばっかじゃ大変だなってお茶に誘おうとしてただけだし! それにちょ〜っといい感じの絵がかけたから、見てもらおうとしただけだから!
ジョエルんの仕事はわかってるから、大丈夫だよ!
[スケッチブックを広げてイラストを見せながら、忙しなく訂正と弁明を繰り広げる]
/なか/
全く会話してない相手が、ジョエルとエリカ、スティーヴ、ケイジ。
ほとんど話してない相手がカルロスとロザリー、ラス、カルロス。
……占い師として、まずくない(汗
[ 聖殿を出た後、人目のつかぬよう森に降り立つ。]
――――――…はい?
[ 島内の気配を探ればまるで。
自らの存在をアピールかのように天凰のオーラが輝く。]
……何故、1人で…??
…罠、かしら……、はぁー、弱りましたね。
虎穴に入らずんば虎子を得ず、ですか…。
せっかくなので、お誘いにのってあげましょう。
[ そう言って結界樹の辺りへと飛び立つ。]
―回想:ロザリーの家―
[姿はベランダに。
狐は認めて、そばに降り立つ。]
やァ、ロザリンド。
悪くなる前に、持ってきただけだ。
[わらう。
そして、開かれた羽根を見て、珍しいかなと聞いた。]
――さて。
残念ながらカレン嬢の住居がどこにあるか俺は知らないんでね。
カルロスにでも届けさせようか。
[とても面倒そうに言った。]
[硬直から回復して、覚醒するように首を振り]
あ、ううん。
……今までそんなこと、考えたこと、なかった……から
機織って……言ってたよね
……こんな所に……仕事なんて、あるの?
[アヤメとラウルとは反対側に、首を傾げる]
[それから飛び立つところ、彼女が戻る。
尋ねられた言葉、いいやと返した。]
あァ。
お前も気をつけろ、ロザリンド
[堕天尸の事もあるしな。
と言って、狐は飛び立つ。
*向かう先はさて何処になるやら*]
[リディアに囁かれた言葉には、更に顔を真赤にして思わず彼女の顔を振り返る。]
ちょ、おま…!
[真赤になって自分の口を押さえながら、一瞬見開いた目でリディアを見て、再び慌てて顔を背けた。]
[一度目はすぐ失敗した
足をかけるところが見つからなくなったからだ
二度目は少し進んで駄目になった。やっぱりちゃんとなかったからだ。
ぐるぐると結界樹の周囲を回って、また登った]
あは、いけそう。いけそう。あはは〜
[陽気に笑いながら、木の枝をつたって、足場になりそうな出っ張りに引っ掛けて、登って登って登って]
もう少し〜もう少し〜♪
[と徐々に近づき、実に手を伸ばす]
そうかい?
それなら、今度から考えてごらんよ。
[少年の事情などは知らぬから、ごく軽く言って]
ん、ああ。
仕事に使うものをね、採りに来たのさ。
布に織り込む糸の材料は、こっちの方にしか生えてないんだよ。
これは自分で見定めなきゃならないから、こうやって奥の方まで来てるって訳さね。
ああ…綺麗だな。リディアは絵が上手い。
クローディアもきっと見たがっただろう。良ければまた見せに来てやってくれ。
[リディアの絵を見ると、目を細め。ラスの様子には、不審そうな視線]
……うん
知り合い、いないけど……考えて、みるね。
[ぎこちない笑みを浮かべて]
ふうん……いろいろ、大変なんだね。
いい材料、見つかったの?
孤児 オーフェンは、くの一 アヤメ を能力(占う)の対象に選びました。
あはは…むぅ。抜けない抜けない〜頑固者〜♪
[枝に腰かけ、実を手にとって、もぐように軽く引っ張る。
抜けない。何度か引っ張るようにして、もぐと、実は手の中で枯れて崩れ落ちる
それにどういう意味があるのかは知らない。]
あは、楽しい。楽しい〜
[崩れ落ちたのを捨てて、もう一つもぐ。
同じように枯れて崩れ落ちた。それがやけに楽しくて。陽気に笑って足をぶらぶらさせた]
[アヤメが去り、静寂が満ちた。
風が重い翼を揺らすのが不快で、一度羽ばたく。]
…………食べてはいるんだがな。
ジョエルと同列でお説教を食らうとは情けないものだ。
[顰め面でアヤメが行く方向とは別の方へと飛び立った。
仕事の邪魔をする気はない。
もう少しその場にいれば、休めと言ったはずの人物と遭遇したのだが、幸か不幸かそれを知る事なく大空へ。]
ふぁ……
[翌日は、通常通り、施療院の仕事をこなしていた。やってくる患者の数も、さほど多くはなく。
手持ち無沙汰なひと時に、思わず出てくる小さな欠伸をかみ殺す。庭の木々がしゃらしゃらと鳴れば、開け放した窓から、ふわり、陽の光に温まった風が舞い込んで来た。]
[ 聞こえた声にきょとんとした様子で。]
……え…はぁ、ありがとうございます。
そちらも、お気をつけて。
私が成功するとも限りませんので。
[ そう言った自身の右目は巫女の姿を捉えている。]
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