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デボラお婆さんに何故言い返さないのでしょう。
[ぽつり。
イストー家のお墓に参りに来たミッキーのある日の姿を思い出す。片手に何時ものように大きなお菓子の紙袋と、それと大きな花束を持って、母親のお墓の前に供えていた姿。]
カミーラさん…
[彼は、シャーロットに投票はしなかった。
けれど、彼にはシャーロットにほぼ投票されるであろう事は分かっていた。
どうしたらいいのか、分からなかった。
彼は投票しなかったけれど、他の人は投票をして間接的に殺しているのだ…。]
カミーラさんは、どうして海に倒れていたのですか?
[キャロルから辞書を借りると、「海」と「倒れる」を探し出して、指差しながら尋ねる。]
[はっ!と突然顔をあげ、立ち上がる。]
ナシィン!!ナサァク!!
[うろたえたような、何かを探しているような様子で辺りを見回し、
外へ駆け出そうとする。]
…ァ………。
[また、喉がヒュウと風切り音を立て、苦しげに床へとうずくまる。]
掻き毟ると傷になります。
落ち着いて。
落ち着いて下さい。
[彼はカミーラと視線を合わせようとする。
それから、掻き毟ろうとする手を留めようとしてみた。]
─集会場・二階─
[彼は、キャロルがカミーラの体に毛布をかけるのを見つめる。先程、船の絵を描いた紙とペンは、カミーラの傍らの小さな机に置かれていた。]
ナシィン…ナサァク…
[何度か口の中で繰り返してみた。]
誰かの名前でしょうか?
[答える声はなかったけれど。
ふと、彼は最初にカミーラが倒れていた時の事を思い出す。自警団の青年が抱き起こしていたけれど、あの時も、聞こえなかったけれど、カミーラの口が動いて何かを言おうとしていたような気がした。
その事を、彼はキャロルに伝える。]
書生 ハーヴェイは、ここまで読んだ。
−図書館−
イザベラ先生…
[読んでいた新聞紙から目を離す。昨日は出て来なかった涙が頬の上から下へ通過する。
新聞には昨日の投票結果も乗っていた。イニシャルで表記されていたが、全員の名前を知っていれば誰が誰かはっきり分かった。
窓から光が差し込んで。
葉をつけない木が小刻みに揺れていた。]
投票…しちゃったな。
[デボラの言う事を全て信じれば…
ネリーに投票するとこの連続殺人は終わる。旅人、自警団長、先生、…シャーロット。
終らなかったら?
ミッキーも殺されてしまったら…
嫌な想像を振り払うように足早に学校へと向かった。]
―(回想)集会場、昨夜―
[集会場に入る。嫌な温度を感じる。
人々が見据えた先に、赤い、有機的な――
教師が横たわっていた。
既に絶命している。
キャロルが慕っていた、あの――]
…見ちゃだめ。
[後ろに居たリックを一歩遅れてとめたが、時既に遅し。
リックは蒼白な顔で、何か叫んだ――ような気がした]
[教師の死。
少なからず居る彼女の教え子、元教え子に与えた影響は大きいだろう。
顔にはださねど、皆の心境がわかるような気がした。
ネリーがシャーロットの幽霊を人間と言った。
デボラがミッキーを人間とたたえた。
ミッキーがハーヴェイを人間と言った。
カミーラは…シャーロットを狼と言ったようだった。]
つまり、イストー家の2人とシャーロットに対峙するのは、魔女と人魚とあと誰か…ということね。
…この期に及んで、そんな判定が何の意味を成すものなの?
[イザベラの遺体に近づくキャロルとユージーンを見て、そう呟く。
あの人のどこに、襲われる所以があるのだろう。
なんだか判定云々騒ぐことが、とても不遜なものに思えた。
自警団が実況見分を終え、イザベラの遺体を運ぶ。]
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