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………いいえ、違わないわ。
[ナナの方は見ず、短く答える。]
私の望みは。
生きて主を守る事。
[それ以上の望みはきっと許されない。
それ以外に心砕く事は出来ない。
なのに胸は痛い。
自分が招いた結果なのに。
否、自分が招いた結果だから。
痛みに何も出来ずに、ただ立ち尽くし耐えた。
慰めは、主が無事であるという事だけ。]
…………そう。
それはよかったわね。
[恍惚に歪み笑む彼女を、『私』は笑い、『いいこの私』は睨む。
二つが合わさった私は、冷めた眼差しで見てやるのみ。
ああ、花は堕ちてしまったと――思った。]
へぇ。
生きて主様さえ護れれば、ね。
ご立派。
[すぃと細まる眸。
転んで、地を見つめたまま。
それはまるでアリシアをみつめるように。]
主様だけは何が有っても、護ってね?
じゃないと私、泣いちゃう。
[ひひひ、とくぐもった笑いを零した。]
貴女に言われるまでもないわ。
[耳に付く声でこちらに語りかけるナナに、ぴしりとそう言い返す。
同時に頭の隅に微かにみえる、危険の予兆。
堕ちてしまった花は要らない。邪魔になる。
主の敵になりかねない――――。
微かため息にもならぬ程度の息を吐いて。]
貴女こそ…次は外さないで。
[そう告げた。]
[ず、ず、と身体を引き摺り
漸くという具合にノブの身体へ指先が触れる。]
……っ
………ぁ!
[もう少し、もう少し。
身体を引き摺って、何とか彼の状態を知れる位置へ。
その傷跡を見れば躊躇無く自分の衣服の袖を押し当てて]
っっっく
[目一杯の力で、その箇所を押した。
圧迫する止血法しか知らないから。
此れで止まってくれるかは解らないが、
今はただ、信じて圧迫する事しか*出来ないまま*]
そうねぇ。
私も、外れちゃって残念。
人の頭に銃弾が命中する所、なんて見た事ないでしょ?
[見た事が無いと思い込んでいるから。
そんな問い掛けで、くすくすと笑う。]
だぁいじょうぶ。
次は絶対、外さないから。
約束。 ね?
[愉しそうに]
そんなもの…。
[ナナの楽しげな声とは反対に、凪いだ透明な声で。]
見飽きたわ、10年前。
[過去を思い出し事実だけ告げて。]
…。
[約束、には答えなかった。
これ以上何を聞かれても話す事もないと言うように、こちらから声を切り。
暫しこちらの世界に一人で佇んだ。]
……。
[返らない声]
ねぇ、ってば。
[三度、紡いで]
……ふぅん。
[何か納得したように、其処で意識を一度、*切った*]
[主が寝入るの確認すると、そっと部屋から抜け出す。もう早朝に近かった。
静かに周囲の音を拾いながら歩き、足音に気づき振り返ると、パトラッシュがそこに居た。こんばんはと微れる声をかければ、向こうはジョエルの事を残念だったと呟いた。]
(何が残念なんだろう。)
[ぼんやりとそう思う。残念、何が?こうなるように仕向けられているのに。
思いながら、言葉にはそうですねとごく小さく呟いた。
右目が真っ赤な事を心配されれば、大丈夫だと微か笑み。話があるからと外へと誘う。
そうして相手が背を見せた瞬間、マグナムを引いた。
音が響かないよう銃口をそのふさふさの身体に密着させて。
躊躇いもなく、何度も打ち込む。
驚いたようなパトラッシュの顔。
声を上げようとするが、その口が開く事はない。
サイコキネシス――手も触れず口を押さえ声を塞ぎ。
動かなくなるのを確認してから、力を緩めた。
ぐたりとした身体を倒す事なく宙に浮かし、その辺りの死体から剥ぎ取った光線中で焦げ痕をつくる。動かない身体は、衝撃で何度も跳ねた。
ある程度終えれば、入り口の方へと放り投げた。]
小説家 アヤメは、研究生 ノブ を投票先に選びました。
奏者 マイルズが「時間を進める」を選択しました。
奏者 マイルズが「時間を進める」を取り消しました。
─集会場・広間→個室─
[促しに応じて、動き出すエリカと共に広間を出る。
出る前に、パトラッシュから声をかけられたなら、大丈夫ですよ、とだけ返した。
何が。何に対して。どう大丈夫なのか。それに対する説明はないまま。
個室の一つに入ると、エリカを手伝いジョエルを横たえる。手伝いを拒まれても、頑として譲りはせず。
一通り終わった所でエリカがもらした呟きに]
……そう、ですね。
[ただ、小さく呟いた]
傷……?
ああ……。
[指摘されるまで、忘れていた。
開いた肩口。見やれば、視界を真白が掠める]
大丈夫……ですよ。この程度なら……。
[放っておいても、という主張はやはり通らず。苦笑しながら、道具を取ってくる、というエリカを見送った]
……さすがに、傷の痛みがある方が気が楽、というのは。
通じませんよね。
[ぽつり、と。零れた呟きは、静寂に落ちる。
瞳は冥いが、エリカが道具を持って戻る頃には、それは薄れていた]
誰に……?
それは……。
[治療の合間に向けられた問い。
誰に、かはわかっていた。期せずして、銃口を向け合う形になっていたから。
しかし、即答をためらったのは、常と違うエリカの様子のため]
…………彼、ですよ。
屋敷の前で会って、ここまで一緒に来た、眼鏡の……ノブくん、と言いましたか。
撃ち合いになって、撃ち負けた訳ですが。
[それでも、再三の問いかけに結局は撃ち合った事実を伝える。
ジョエルの銃撃が青年に与えた傷には、気づく余裕はなかった]
[治療が済んだ所で向けられた、送る、と言う言葉。
一人で気を鎮めたい、という気持ちはあったが、常と様子の異なるエリカも気がかりで]
……エリカは、どうするんですか?
……そうですか……なら、私も、もう少しここにいます。
[ここにいる、と言う返事に、出来るだけ穏やかな声でこう返す。
だからと言って、何か言葉を交わすでなく。
流れるのは、静寂の時間。
やがて、それを破るように溢される呟きを、黙って、聞いた]
中
読み返すとこうすればよかった等々が溢れる昨日
ジョエルごめん、その一票をつくったのは多分私(
あんましころりらしてませんように(ぶるぶる
……エリカ。
[小さく、名を呼ぶ。
感情を機械的に制御されている彼女には、痛みの理由を表す術がないのだと。
零れた赤い滴が、物語るかのようで]
……。
[人であれば、自分の事だけ考えればいい、とも言える。
しかし、それを赦されぬ彼女に、最優先される立場の自分がその言葉を向ける事はできず。
言葉の代わりに椅子から立ってその傍らに向かい、ぽんぽん、となだめるように頭を軽く撫でた]
……私は、さっきの部屋に戻ります。
ああ、一人でも大丈夫ですよ。
あなたは、ここにいて……いや、ここにいなさい。
[いいですね? と念を押し。
頭を撫でた事へ何事か言われる前に、部屋を出た]
―集会場・自室―
[自室と定めた個室に戻り、は、と短く息を吐く]
……く……。
[感情が乱れているのがわかる。
喪失の可能性。
ない、と言い切れないそれを直視していなかった自身の甘さに、自嘲の笑みが浮かんだ]
……情けない……です、ね。
自分が死ぬのは構わないと言うのに。
これは。
[掠れた声で呟き、部屋に置いて行ったバーチャルコンソールを再度起動する。
電子の鍵盤に落ちる指が紡ぐのは子守唄。
そこに籠る想いは如何なるものか。
奏者の思いは、乱れた露草色に隠されて**]
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