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─エーリッヒ宅─
かたつむりは、じいちゃの大事な友達なんだよ。
だから……報せてあげないと、なんだ。
[真面目な面持ちでこう言うものの。
寄り道の理由の一端が、執行猶予を引き伸ばしたい思いにあるのは、言うまでもなく]
うん、今度はちゃんと、気をつけるんだよ。
ありがと、リィにい。
[お約束の注意には、こくり、と頷く。
浮かべる笑みは、いつもとほぼ変わらないものに戻っていた**]
―自宅前―
[ユリアンの様子は、どうもおかしかった。
が、体調不良ならゼルギウスがというところには、納得せざるを得ない。]
うんまあ、それならいいんだけど。
[少しばかり悩みながら言葉を繋げて。
結局何が起きたのか、その場ではわからないまま、首を捻る。]
でもこれはなんなんだか…。
[もう一度首を捻って背を見ようとしてみるものの、
もちろん服の下がどうなっているのかなんて、わかるわけもない。]
少し落ち着いてるし、まぁいいか…。
……刈られる、ねぇ。
……美味しいもの食べ損ねたらそれは一番心残りだなぁ。
糸紡ぎ ユーディットが時計を進めました。
糸紡ぎ ユーディットが時計を進めるのをやめました。
[しかし今一番するべきことは、何よりも自宅の整理だということはわかりきっていた。
深く溜息を吐いて、部屋の中に戻る。]
よし。とりあえず…っと。
[――しかしすぐに、また大きな音を起こして、なだれがおきるのだった。
運良く怪我はないものの、二度目となればまわりでもひそひそと話されているのかもしれない。
何をどたばたしているのかしらというような…。]
─村の通り─
…そっか。
[ゼルの顔を見ながら話していたので、眉を寄せる様子にはやっぱり怒られるかな、などと思いもしたが。
やがて常通りの顔で、大丈夫だと前を向いた彼に、ほんの少し寂しげな息をつき。
けれど、少し間を置いて紡がれた言葉に、え…?と声をもらした。]
ギュン爺の、最期…?
…聞いても、良い?
[無理には話さなくても良いと、言外に伝えながら首をかしげた。]
─白雪亭・自室─
…………よし、とりあえずレシピはこれで。
[傍らに乱雑に散らばったレシピの書かれた紙を順番通りに纏め、どさっと置く。
そうして、チラッと残っている白紙を見ると、]
…………。
[俯き何か考えていたようだが、無言で再び座って筆を取る。]
………………っ。(くしゃっ)
[だが、数行何かを書いたところで紙をくしゃくしゃに丸めると、唐突に立ち上がり部屋を出ていく。]
[その後、ふわりとユリアンの後を追いかけて、少し離れた所から、様子を見ていた。
感情のない表情に胸が痛むが。
死者が生者に出来る事は何もない。
せめて誰かに慰めてもらえるようにと、*想った。*]
[誰かがもし中を見たら、なんだか悪化したような家の中が見えることだろう。
しかし怪我は無いようで、筆記者は片づけをしているのだった。
人が来ることがあるのなら、外に出たりはしたかもしれない。
最終的には、しっかりと床が見え、動きやすいスペースになっているのだろう。
その頃には体力のない少年は、そのまま眠ってしまうのかもしれなかった。
鍵は開けたまま。
ゲルダ宛の本は、ドアのそばに置かれた袋に入れられたまま。]
[────部屋に残された、最後に丸められた紙。]
[────くしゃくしゃになり全容は読めないが。]
[────僅かに窺える表面には『ウェンくんへ』という冒頭文。]
筆記者 ウェンデルが時計を進めました。
─自宅─
へぇ、じっさまにそんな友達が。
そうだな…それなら伝えてやらないとな。
[真面目に言う様子に、またユーディットの頭を軽く撫でて]
うん、よろしい。
[いつもと遜色ない笑みを見て、こちらもにこりと笑み返した。ユーディットがカタツムリの下へ行くと言うならばそのまま見送り。自身は使用したカップを片付ける]
……『刈り手』がもう動いてる、ってことで良いのかな。
じっさまの場合は、寿命ってことも無きにしも非ずだけど。
[呟いて、自身の両手に視線を落とした。手に何かあるわけでもなく、何か見えるわけでもない]
───自分しか、護ることが出来ないんだよな?
この、諸刃の剣は。
[その問いに対する答えは、自分の中から*返って来た*]
―村の通り―
[ミハエルに手を握られ瞬くこと数回]
[語られる言葉をじっと聞きながら見つめていた]
[一通りを聞き終えると促して共に道を歩く]
[エーリッヒの家と分かれ道になる所で足を止めた]
そうだね。私もいつか消える。
あるいはそう遠くない間に。
…隠しても意味ない気がしてきたから教えておくよ。
[左腕の袖を捲る]
[まるで実際に蛍を中に宿したかのように]
[肘近くで鮮やかに浮かび上がっている釣鐘のしるし]
伝えたいことは、既にミハエルがもう感じてくれていた。
命は消えても次に廻ってゆくというのを忘れないで欲しい。
それが思っていたよりずっと短いものであっても。
[狩られて消えても姿を変えて伝わってゆくと]
―村の通り―
私は言葉にするのが得意でないから。
そこはミハエルにまかせるよ。
[花の咲く腕で抱き寄せる]
命は全て繋がって次へと向かうものだということ。
それを誰かが知っていてくれれば。
私はそれでいい。
[金の髪の上から軽く口付ける]
母のように伝えられたら一番だろうけれどね。
[顔を離し翠を覗き込んで微笑んだ]
「そうだな、他者に移すことは不可能だ」
[『死神』の言葉は端的なもの。さも当然、と言う様子に、苦笑を漏らすことしか出来なかった]
絵描き エーリッヒが時計を進めました。
/*
とりあえず、ウェンくん狙ってみることにしたでござる。
普通の純愛も出来るっちゅうことを見せてやんよ。
ふひひひひひ。ほひひひひひ……(謎笑
狩人 レナーテが時計を進めました。
/*
最終的にこうかな。
蓮華草:イレーネ
勿忘草:ユーディット
蒲公英:ウェンディ
雪割草:ベッティ
釣鐘草:レナーテ
占い師:ミハエル
霊能者:ゼルギウス
『死神憑き』:ユリアン、ゲルダ
『刈らずの死神』:エーリッヒ
中
そういやルゥ姉で自分だと気づくのに時間がかかりましたCO(
う、うっかり何か見逃してたらごめんよユーディ!
そして寝よう。
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