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[さまよう暗闇。
これが地獄への道かと男は嗤う。]
あーぁ、一緒に逝ってやるよ。
そんで、あっちでもまた狩ってやる。
――あんたはずっと、俺の獲物だ。
[そこで、暗闇すらもぷつりと消えた。]
[男が意識を失ってたのは少しの間。
ガラス越しの雨音に、男の漏れる息が混じる。]
……――っ。ぁ……。
[瞼が震え、ほんのわずか開く。
そこにあるのは、地獄の風景だと思っていたのに。]
あ………。
[覗き込むサーシャの姿。]
う、ぁ……
[視線だけを横へ。
血の気を失くしたベルナルトの顔。
それは、どこか愉しげなモノにも見えた。]
[地獄へエスコートじゃなかったのかよ、馬鹿野郎が。
そんな事を毒づきながらも痛む胸元へ。
ナイフは突き立てられたまま。
もし、ナイフが抜かれていれば、失血死していたかもしれない。
もし、ナイフが数センチズレていれば、心臓を直撃していたかもしれない。]
……鬼は、死ん……だ、か――?
[絞り出す様な声で問いかけた。]
[その後、男はサーシャに止血を頼む。
やり方がわからないようなら、指示をし。
ほどなくして、シャツの代わりに包帯を巻かれた状態に。]
……すま…ん……。
もう、大丈……夫……。
[ああ、どこかで言ったセリフに似てる。
紅に濡れ、仰向けに倒れているベルナルトの顔をちらと*見た。*]
ジラントが時計を進めました。
/*
うーむ?
俺に二票って事は、もしかして、C狂いないとか?
けど、ベルナルトのラストってどう見ても死にに行ってるよなぁ……?
とりあえず今日は、万が一明日生きてた時に備えて、LW占いに行ける様にしようか。
[ジラントに刺さったナイフは際どいところにあるようで、止血と、その処置を彼に頼まれる>>22]
こう?
[軽い怪我の手当てくらいなら出来もしたけれど、こんな重傷者を相手に手当てしたことなんてなくて。
ジラントに教えられながら止血をして、彼を包帯でぐるぐる巻きにした]
ここだと落ち着かないだろうし、大広間にでも行きますか?
肩貸すくらいなら、出来ますよ。
………もう、『ゲーム』は終わり、ですよね?
[左足に関しては一旦捨て置いた。
流石に重傷者を放置なんてしていけない。
『鬼』が死んだなら、『ゲーム』は終わりのはず。
僕はそう思い込んで、ジラントに確認するように*問いかけた*]
─ 現在:一階/大浴場 ─
[僕の悲鳴で駆け付けた者は居たか。
周囲を気にする余裕もなく、僕はふらりと湯船へと足を進める。
服が濡れるのも構わずその中に入って、衣服を身に纏ったまま浮かべられたオリガへと手を伸ばした]
オリガ……………オリガ……っ!
[真一文字に切り裂かれた喉が痛々しい。
触れたオリガの肌は、お湯に浸かっているにも関わらず、どこか冷たい。
肩の後ろに右手を通し、彼女の腰に左手を当てて。
僕は身体を折り曲げるようにしてオリガを自分の方に引き寄せた。
一度は思い止まった行為。
失いたくなかった者、護りたかった相手。
零れ落ちたものを取り戻そうとするかのように、僕はきつく、彼女の骸を*抱き締めていた*]
あ……ナイフは、俺が抜く……
その、あとに……
ぐっと、ガーゼで……思いっきり、抑えろ。
[言って、ナイフの柄を両手で握る。僅かに抜くだけでも、悲鳴が上がりそうな痛み。
それならばと、男は一気に引き抜く。
紅が、散った。]
― 一階廊下 ―
[争う気配がその先から感じられる。
誰が何をしているのか確かめたいと思うのに
警鐘がなるのを感じて動けずにいた。
掛る声>>10に驚いて僅かに肩が揺れた。
先ほども聞いた声。
だから驚きの後に訪れるのは微かな安堵。
緩やかに振り返った娘の顔にはそれが笑みとなってカタチになる]
――…サーシャさん。
[名を呼び返す。
扉の向こうから感じていたのはきっと殺気のようなもの。
自分に向けられたものではないと思うのに
それに恐怖を感じていたから、思わず駆け寄りたくなる。
そっと案じて手を差し伸べてくれるその存在に縋りたくなる。
――駆け寄らずにいたのは、縋らずにいたのは
怪我を忘れて支えようとしてくれたサーシャの姿を覚えていたから]
[それがサーシャと言葉交わしたさいご]
[オリガが紡いでゆくはずだった物語の未来は]
[『鬼』により無残にも引き裂かれた]
[破られた頁] [散り散りになった紙片]
[はらりと舞って、それでおしまい**]
[望まぬ結末をオリガは拒絶する。
流した涙の意味も忘れてしまう。
深い深い眠りに誘われて、夢を見た。
幼い頃の夢だった。
クローゼットの中にたくさんの子供服があった。
オリガが袖を通したことのないそれは男の子用の服。
その頃には母は亡くなっていた。
けれど父に訊くのは何となく躊躇われて
幼いオリガはそれを祖母に訊ねた。
両親は男の子が欲しかったと知って
けれど同時にオリガの誕生を喜んでくれたことも知った。
どちらも伝えてくれた祖母にはとても感謝する。
そんな優しかった祖母がこの屋敷で白い靄となって
ずっと導いてくれていたのをオリガは知らず
懐かしい気配のみを感じていた]
[スカートしか履かない理由。
ふわふわ揺れるあの裾が好きなのだと
オリガは周囲に言って男物を身に着けようとはしなかった。
どうあがいても天から与えられた性別は変わらない。
変えられないからそれを受け入れて好きになろうと思った。
そうしないと不意に不安が過る。
どうして女として生まれてきたのだろうと。
両親の望んでいた存在であれるだろうか、と。
そんな不安は、決して一度も、口にはしなかった。
オリガとして生を受けたことを幸せだと信じられるように
周りにもそうみえるように在り続けていた]
― 大浴場 ―
[ゆっくりと目を開ける。
其処が何処なのかすぐにはわからなかった。
漂う朝靄のような湯気にここはお風呂なんだと思う。
顔をあげる。
オリガの姿は辛うじて少女と言えるかどうかの子供のなり。
隻眼から零れるその雫を見詰めながら
少女は不思議そうにしていたけれど
その人のかなしみが伝染したかのように胸が痛む。
子供の頃よくきていた白のワンピースの胸元をぎゅっと握りしめて
少女はへなりと眉尻を下げ泣きそうな顔をした]
― 大浴場 ―
[自分であったその亡骸を少女は認識しない。
私は此処にこうして居るから、
それを揺らがせる事象に心の目を塞いでいた]
どうしてないてるの?
[問い掛けて泣いているその人の涙拭おうと手を伸ばす]
どこかいたい?
けがしちゃったの?
ねぇ、……なかないで。
[声を掛け続ける。
けれどその人にはきこえないみたいで
私に気づいてくれる様子は全くなかった]
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