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―城内廊下―
[他の人間の寝泊りする場所を探してうろつくのは非効率的なので、取り敢えず人の集まりそうな広間へ向かう。]
しかしねえ。彼は本当に神出鬼没ですねえ。
[と、呆れたように呟くのは、普段見かけないのに、死体が見付かると現れるケネスについて。]
まるで鴉かシデムシか……。
―回想―
……うん?
[同胞の聲が届いたのは、終わりを告げた後の事]
[返らぬ応えに訝っていると、報される事実]
そっか……
ギィの謂う通りにしておくべきだったかな。
[気落ちした音。
けれど未だ花の海に在るかれは遠くを見ていた]
美味しくないや。
[日が経っている所為か、
焦がしかけた所為か。
冷ましたミルクを舌先で掬い、感想を漏らす]
クー?
うん、オレは無事だよ。
……無事ではない人も、
多くなってしまったようだけれど。
―深夜・回想―
今からでも殺ればいいだけだ。
見つかる前に、いや、見つけた後でも、すぐさまに。
[気落ちした風情の感触に、簡潔に答える。]
[責めることはない]
[慰めもない]
[だから]
……ネリーの死がそれほどショックか。
ネリーがおまえの「殺したくない人」だったか。
[ずっと気になっていたことを切り出したのは、良い潮だと思ったからだ。]
―深夜・回想―
[そして、その返答が棘のように刺さったまま]
[彼は早朝同族が狩ったキャロルを見に行くことにしたのだが]
[しゅ、と。
低い音と共に、紅蛇が何処かを向く]
……なんだよ。
[ぱしぱしと腕を打つ尾に、煩そうに真紅を見る。
ちろりと伸びる舌。
彼岸の虜囚が増えた、と。
さざめくよな、声]
また、誰か死んだ、と。
……は。
―広間―
[人気の無い広間は閑散としている。]
[まだ誰もいないのは起きている人間が少ないからかも知れないし、分散してあちこちに居るからかも知れない。]
[だがどちらにせよ、現状城に存在するすべての人間が集まったところで、もはや此処に来た当初のように広間が人で賑わうことは無いに違いない。]
[大きく溜息をつき]
皆さんが起きてくるまで厨房に居ますかねえ……
[コキコキと首を回して、凝りをほぐしながら廊下に出た。]
[短い声に篭るは、何処か呆れたよな響き。
生けるものの場の音は遠い。
あらゆる意味で]
……緋は血を吸いて鮮やかに、か。
[吟ずるよに呟いて。
蒼氷はしばし、*閉ざされる*]
[城の廊下は侵入者を拒むかのごとく長く暗く、冷たく淀んだ空気は埃の臭いがした。]
[此処を訪れた最初の時と全く変わりがない。
まるで、この地に現れた人間は一時の招かれざる客であるかのように。]
――此処は。
私たちが去ってゆくのを、じっと待っているのかも知れないですね。
[重苦しく圧し掛かる廊下の天井を半眼の目で見上げた。]
─明け方─
[案外近くで、と言うクインジーの言葉には、「どうかしらね」とだけ返し。瞳の変化を見られないように、と忠告されると小さく頷いた]
能力の有無を疑うのは、それが事実と確定して欲しくないからかしら。
引っかかりを覚えた人は、少し怪しいかも知れないわね。
[話を聞いて思ったことを口にする。傷の消毒には不精髭の男が持っていた酒が使われ、強く漂う匂いと傷口への刺激に顔を顰めた。治療が終わると、話もそれ以上なされることは無く、各々思い思いに散って行く]
[落ちかけた視線を、引き戻す]
うん?
……ミルクあたためていただけ。
[両の手に包んでいたカップを差し出す。
臭いの元とは程無く分かる]
─現在:自室─
[部屋に戻ると僅かばかりの休息を取る。クインジーが言ったように、気が昂ぶっているのは事実だったため、それを鎮めるためにベッドに横になり、しばしの時間そうしていた]
…クインジーが護りたい人って、ラッセルなんだ。
[書庫で話したことを頭の中で整理する。自分の力を明かした時に告げられたクインジーの決意。その対象がラッセルであることが、不精髭の男との会話で知った]
……でも、彼が終焉の使者だったらどうするのかしら。
クインジーはラッセルを護る?
少なくとも手はかけないかしら。
クインジーとあの飲んだくれは多分終焉の使者ではないわね。
私の力を知っても何もして来なかった。
そうなると、終焉の使者は他の五人の中に居ることになる。
[未だキャロルが獣の手にかかったことは知らされていない。選択肢は狭まったが、当たりを付けるには情報が足りなかった]
[しばしの沈黙の後、ぐぅ、と腹の鳴る音]
……どんな時でもやっぱりお腹は減るわね。
我ながら現金な身体。
[腹部を押さえてベッドから起き上がった。廊下に出ようとして、一時停止。左腕の袖に血とインクの汚れ。このまま着ているのも、と思いクローゼットの中を覗く。いくつか服はかかっていたが、明るい色の服は並んでおらず、黒や茶を基調とした服ばかりが並んでいた]
…喪服みたい。
でも背に腹は代えられないわね。
[仕方なしに黒いワンピースを選んで身に纏った。蒼いケープだけは変わらず肩にかける]
[支度を終えると再び部屋の扉へと近付き、まずは外の気配を探る。食事を取りに行く前に例の部屋へと向かい、瞳を確認しなければならない。人の気配が感じられないのを確認してから、するりと扉を抜け、奥の私室へと駆けて行った]
[厨房に近付いて感じたのは、洩れ出る異臭]
[扉を前にすると、一層激しくなる。]
まさかまたイザベルさんが?
[先日の惨状が脳裏に蘇った。]
─二階・誰かの私室─
[浮彫の扉を開け、その先の小さな扉を潜り、大きな鏡の前へと立つ。映し出された両の瞳は暗い滅紫に染まっていた]
まさか両目とも変わるなんて…。
これも戻るかしら。
[瞳を閉じ、夢幻の華を断ち切るよう念じる。再び瞳を開いた時、紅紫に戻って居るのは左目だけであった]
…どうしよう、右目だけ戻らない…。
見られたら何を言われるか…。
[鏡に映る自分の瞳を覗き込み、不安に表情を歪めた]
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