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[気付くのは、遅れた。
触れた瞬間に動きは止まり、赤い染みの残る袖と、破れた隙間から覗く包帯は容易に見て取れる]
あー、ったく、したって。本当に。
[元々は隠そうとしたのが悪い、と理解はしているが。嘆息]
……いたそう。
[じーっと、その包帯を眺めて、ぽつり。]
ちゃんと、全部治してもらったんじゃないの?
そんなに血がいっぱいで。
じゃあ、エーリ君。
治してあげるから、あのペン買って。
そう簡単には治らないものだから、仕方ない。
[呟くさまに言いやって、再び歩み出す。
申し出には、一度、緑の瞳を瞬かせてアーベルを見たものの]
……お断り。
[きっぱり言い切った。
滴を零す草を踏みしめて歩み小屋まで辿り着くと、右手を些か乱雑に動かして扉を開き、中へと入る]
なおるのに。
なおせるのに。
[中に入るので追いかけて]
エーリ君の意地悪。
でも怪我は治す。それは絶対。
あ、診療所の人には内緒だよ。面倒だから。
それで、もしお礼がしたくなったら、買って?
お前が林檎採りに行くのは別に構わないし、ペン買うのも考えないことはないけど、それはお断り。
[互いの主張はちっとも噛み合わない]
籠はあっちの棚。
俺は寝なおします。
ということで、お疲れ様。
[一方的に会話を打ち切って、奥へと引っ込んだ。
荷物を片した後は着替えもせずに寝台に潜り込み、何を言っても*狸寝入り*]
何でいやな――
ああ、もう。エーリ君の馬鹿。
[籠のありかをちゃんと見てから、メモ帳を取り出して、ペンを取る。]
[くるり、一つ円]
[それから少しの間ペンを動かして、狸寝入り中のエーリッヒのそばへ。]
痛いのが好きとか、マゾなんじゃないの?
[反応しても、止めてやらない、なんて。]
おれが痛そうだからいやなの。
そういうわけで。
[メモ帳を千切って、握りつぶす。]
[呟く言葉は、聞きなれない言語。]
[妖精の勉強をしている彼なら、それが妖精へと語りかける言葉だと理解したかもしれないけれど。]
―― 。
[ふわりと温かい光が、紙を握った手から、エーリッヒの手の怪我へと移り、癒してゆく。]
ばーか。
林檎取ってくるけど、ヨハナおばあちゃんには、エーリ君の要らないって言っておくね。
あと村の人が食材持ってくるから、おいといてね。シチュー作るから。
で、これもあげる。
[くっちゃになったメモ帳の中に、文字がなんにもないなんて、言わずに放ってさっさと籠を持って小屋を出た。]
[エーリッヒが何か言ってたとしても、そんなのは知ったことじゃない**]
バターはそんなもんだねェ。あといつものミルクもなァ。
それじゃァ、後で届けに来とくれ。
なァに留守でもいつもの窓なら開いてるさね。
[バターとミルクの宅配を頼み、クリームのお零れに与った御満悦の猫を一瞥。妖精の為に夜、皿に一杯のミルクを置く窓辺は常に鍵が開けっ放しなのは知る人は知っている]
…くく、あたしゃ妖精でも猫でもいいんだよゥ。文句あるならとっくにツィムトの髭はちょん切られてるだろうしねェ。
子供の頃からの習慣なんだ。こんな村だし死ぬまで続けるさね。
[どこぞで妖精の魔法が使われたなんて知らないが、皿のミルクの行方話に笑って猫を伴い店を出る。ぴんと立った猫の尻尾が店の主人に振られ、扉の間をするりと抜けた*]
[皺の寄った紙が枕元に落ちる。
気配が遠ざかってから、薄らと目を開いた。身を起こして腕の包帯を解くと、皮を割く痛みが僅かに走る]
……力の使い方くらいきちんと学べと。
[妖精は気まぐれだ。
先に受けたまじないと、結果として重ねられた魔法は、若干ながら反発を起こす。
説明を怠った自分の所為でもあったし、厭ったのはそれだけの理由でもないが。無理に止めなかったのは、相手も自分も子供っぽかったからだ]
まあ……、仕方ないか。
寝よ。
[癒しのために活性化させられた身体が熱を持つのが分かる。置き去りの紙は卓上に乗せて、一応包帯を巻き直し、今度は着替えをしてから布団に潜る。
人が来れば起きはするつもりだが、今は一時、*微睡みに浸ることにした*]
―森・林檎の木―
エーリ君の馬ー鹿。
嫌ならいやで怪我しないようにすればいいのに、出来ないんだから悪いんだ。
しかたないない。
[林檎の木を見上げ、んんっと唸った。]
何個取っていこう。
多めに取ってけばいいかな。たくさん食べたいし。
……ごめんね。
[樹に触れて、またメモ帳を取り出す。]
[やがて一枚、メモの切れ端と引き換えに、籠の中は林檎がたくさん。]
[他に違うのは、髪に隠れた耳にあったはずの、二つのピアスがなくなっていること**]
6人目、職人見習い ユリアン がやってきました。
職人見習い ユリアンは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
―通り―
[祭りは終わり、人もまばらとなった村の一角。
綺羅綺羅と澄んだ音を立てる硝子の飾り。
売れ残りのその音を聞きながら、店の前、目を閉じて佇む。
その口から微かに零れる旋律は、他の耳に届くか否か。
尤も彼自身、他人に聴かせる気はなかったが]
/*
キャラ制限なしとのことで、ユリアンに入ってみました(←それで悩んでた人
ほら、地元の伝承にちなんで名付けたとかありそうではないか。
そんな大層な名前付けられて逆にコンプレックスになったとか。
つまりはそんな子です。
物識り ヨハナが村を出て行きました。
6人目、噂好き ヨハナ がやってきました。
噂好き ヨハナは、村人 を希望しました(他の人には見えません)。
[ころん、と何かの転がる音がして目が覚めた]
なんじゃ…まァたお前かツィムト。
後で首輪にしてやると言ったのに、困ったヤツさね。
[前掛けのポケットから石を引っ張り出した猫に文句を垂れて揺り椅子から腰を上げた。ぎしりぎしりと揺り椅子と腰が鳴る]
おゥいてて…いやはや年は取りたく無いもんだねェ。
寒くなってくると途端に体のあちこちに来るよ。
さて、錆付く前に動き出しとくかね。
よしよし、バターもミルクも届いてるね。
だがそいつは明日にして、鍋と砂糖と香辛料と……
[慣れた手際で食料庫から出し入れし、甘い匂いの染み付いた鍋をどんと置いた所で腰を伸ばす]
さァて後は林檎が届いてからだねェ。
…しばらくはコイツにかかりっきりになるし、先にお前の用事を済ませとくさね。ほれ、おいで。
―通り―
[外の風に首を竦めて通りを歩く。耳聡く捉えた音に青い目を向けると目的の人物は店の前に佇んでいた]
あァ、いたいた、ユリアン。
お前さんに頼み事だよ。
この石をツィムトの首輪にして欲しいんだがねェ、どうだい?
[薄茶色の猫はなにやら不満げに一鳴きしたが、婆は構わず問いかけた*]
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