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[彼女が『遊戯』の場へ着く頃、端末には以下のデータが参照されていた。]
■名前:カルメン=ダエーワ(Carmen=Daeva)
■年齢:年齢不詳(外見20代後半)
■通り名:Lilith(リリス)
■武装:身の丈サイズの十字架のようなもの
■スタイル:遠距離から近距離までそつなく
■特殊能力:生命力吸収
■その他情報
『コキュートスグループ』という複合企業の専属の仕事人。
形式上は社長秘書という肩書きもあるのだが、滅多に本社へは寄りついていない。
『コキュートスグループ』は、いわゆる「ゆりかごから墓場まで」を標榜するような巨大企業グループである。
しかしその背後には黒い噂も絶えず、「墓場までの案内」までが仕事の内という話も聞かれる。
彼女はまさにその黒い噂の実行犯である。
また、彼女の背負っている身の丈ほどの十字架はそれ自体が様々な武器に変じるという。
だが、その全容は未だ以て暗として知れない。
妖艶な雰囲気を纏い、時として男をかどわす彼女はまさに「夜の魔女(リリス)」であると言えよう。
ちなみに彼女自身はバイセクシャルであると常日頃から公言している。
─中央ビル一階・入り口─
……ま、真理だな。
[裏の意味、そこまで読んだ上で返すのは、同意の頷き]
何をどう我慢すればいいのか、って突っ込みはさておき。
治療に関しては俺、企業秘密が絡むんで、お気遣いなくー?
[手伝いの申し出には、さらり、こう返した]
/*
てことでリアル都合で遅れましたが、無事入村完了っと。
あ、ども。syugetsuっす。
今回はエロスを突き詰めてみようかな〜と。
ごめん多分嘘です。
/*
年齢関係参照した結果、呼び方内定。
男ども=お兄さん(呼び分けは髪の色)
ロミ=おじょうちゃん
オクタ=おばさん(おま
その他の女性陣=〜〜ちゃん
─中央ビル一階・入り口─
少なくとも珈琲を同じ腕では淹れられないわ。
[裏まで伝わってることは承知の上で、躱すように笑う。
笑顔を絶やさないのは接客業ならではと言い張ることもできようか]
企業秘密も教えてくれたら嬉しいのに。
そうね、かなりの設備が揃ってるようだし素人は手を出さずにおきましょう。どうぞお大事に。
[さらりと返され、残念とばかりに肩を竦めた]
私は精々気をつけながらお散歩してこようかしら。
─中央ビル一階・入り口─
なるほど。それは、重要だ。
[どこまで本気か、珈琲の話題に真顔で返す。
左の常磐緑には、愉しげな色が微かにあるが。
右の異質な瞳の奥の光は読めぬまま]
教えてもいいが、直後に堕ちてもらわにゃならんからな。
面倒なんで、カンベンしてくれ。
[残念がる様子には、物騒な内容を織り込んだ言葉を向けて]
ああ、都市部を離れるとイロイロといるようだからな。
散歩に出るときゃ、お気をつけを?
……さて、それじゃあ俺はさくさくと治療してくるかね。
んじゃ、また後ほど。
[ひら、と手を振りこう言うと、鴉は音もなく、*廊下の先へ*]
─中央ビル四階・ラウンジ─
[鮮やかな三色のカクテルと、大人しめな彩色のカクテル。オクタヴィアは三色のカクテルのグラスを手に取り、もう一つのカクテルのグラスの縁へと軽くぶつけた]
───全ては貴方様のために。
[己が心。それを名とするカクテルは、ここには居ない敬愛する相手へと捧げられる。吸い寄せられるかのように口許の朱へと運ばれるグラス。中の三色が消えるのは、刹那]
…永劫の忠誠を。
喩え一方通行でも、ね。
[空となったグラスをカウンターに置くと、そのままスツールから立ち上がる。バーカウンターの奥で、ゆらりと影が持ち上がり。影は先程のバーテンの姿を形作ると、空いたグラスを片付け、再び消えた。中身の入ったままのカクテルはそのままカウンターへと残され。そのカクテルもまた、オクタヴィアが立ち去った後にいつの間にか消え失せている*ことだろう*]
/*
ちとふらふらしてるから、早目撤退。
さて、後二人かー。
縁故はどーするかにー。
女子とは取る気はあんましないのだが(ナニユエ。
いきばたでいっかー。
取りすぎると、真面目に動けなくなるる。
そして。
役職どっちになっても、因縁あるのは獣神の方がやりやすいかにー。
あの集団の目的って、だしな(何よ。
─中央ビル一階・入口付近─
[『組織』の構成員であろう男性に連れられて、中央ビルの近くまでやってくる。
彼女の淫気に中てられたのか、男性の顔は林檎のように赤い。
しどろもどろにここの事を説明する男に、くすくすと笑みを漏らしていたが、すぅっと男の顎から口元に指を這わせる。]
ふふふ。よろしければ今晩おひとついかが?
[妖絶な笑みに、男の眼はトロンと蕩け忘我のままに首を縦に振る。]
ふふ。じゃあまたあとで。
[呆としたままの男をそのまま放置し、ビルの入口へと向かう。]
……あれ位で影響受けちゃ張り合いないなぁ。まあ、据え膳は戴くけど。
─中央ビル一階・入り口─
それは私も遠慮したいもの。
今無理にとは言わないわ。
[物騒な内容にも笑みは消えないが、黒瞳を藍が掠めていった]
この周辺なら少し安全なのね。
ありがとう。
[廊下の先へと消える鴉を見送り、玄関から外へと出る。
お散歩という名の下見はまず、建物の周囲をぐるりと巡り始める*ところから*]
/*
んーむ。カルメンさんごめんなさいです…。
落ちる前にご挨拶。
毎度の兎猫です、どうぞよろしくお願い致します(ぺこり)
妙に躓いて準備しきれなかった分も、きっちり穴埋めしながら全力を出せるように頑張ります…!
今回はお約束もありますもの。特に恥じることのないように。
それにしてもアーベルさんと血縁縁故、やっぱり美味しそうだ。
明日昼間、集まってなくてもお願いしようかな…。
あら?
[ビルの入口に差し掛かった頃、中から出てきた女性が目に留まる。]
こんばんわぁお嬢さん。貴方も『遊戯』の参加者?
だったらお手柔らかによろしくねぇ。
[ニコニコとした笑みを浮かべて近づこうとする。
だが感覚が鋭ければ、彼女から漂う淫気やら常人ならざる気配やらに気づき、相手は警戒を強める*かもしれない*。]
─中央ビル入り口外─
[外へ出ると女性から声を掛けられた。
微かな残香を感じ取り、黒瞳に深紫の光が走る。
淫靡なだけではない気配が伝わってきて更に目を眇めた]
…こんばんは。
私は喫茶「夢見る魚」のユーディット。
こちらこそどうぞお手柔らかに。
[声だけは穏やかに、右手を胸に当て挨拶を返す。
名乗ったのは表で通りの良い名前。裏の顔を知らなければ用心棒風情がと思われるかもしれないが、侮ってくれるならそれはそれで都合が良いので構わない。
それとない動きで一定の距離を保つような位置を取り続ける]
お名前をうかがっても?
[十字架を背負っているなら聞かずとも知れようものだが。
それでも敢えて問いかけた]
9人目、渡り エルザ がやってきました。
渡り エルザは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
[上は濃紺のシャツにジャケットを羽織り、肩からは皮製のショルダーバッグ。
下はデニムのミニスカートに黒のタイツ、スニーカーというラフな格好。
腰に下げられた物が、その格好には不釣合いだった。。
大きなビルなどが立ち並ぶ廃墟を歩きながら、その手には携帯端末、誰かと通話をしていた。]
ええ、こちらの方は順調で。
次の場所、ですか……?
[しばしの間、向こうからの話を聞いているのだろう。
ため息をつき周りに視線をやると、こちらを囲むように数人の影、そのうち二人がこちらに近寄ってきて]
「おっと嬢ちゃん、こんなところを一人で歩いてるだなんていけないな」
『金品を置いてくか、俺たちにその体差し出すか、その両方か選んでいいぜ』
[下卑た笑いを浮かべながら声をかけてくるのには反応は返さず]
いつも勝手ですよね……、まぁいいですけど。
本来私肉体労働より、頭脳労働のほうが専門なのですけどね。
「おい、俺たちを無視するなよっ!」
『俺たちは泣く子も黙る砂漠狼盗賊団だぞっ!』
それで調査の方はどんな感じかな。
[一人の男が携帯端末を手に、会話先は女性の声]
「ええ、こちらの方は順調で。」
それはよかった。次にエルザちゃんに向かって欲しい場所があるんだよ。
「次の場所、ですか……?」
そうそう、そっちの世界にある大きな組織については知ってるよね?
そこが開催する遊戯に参加してきて、参加者の様子を見てきて欲しいんだ。出来れば総帥って呼ばれる人物と、接触もできるとなおいいかな。
ああ、もう参加の為の必要なこととかは済ませてあるから安心しておくれ。
[話している途中で向こうから返ってくるのはため息、
話し終わる頃に向こうは何か声をかけられているようだったが]
「いつも勝手ですよね……、まぁいいですけど。本来私肉体労働より、頭脳労働のほうが専門なのですけどね。」
まぁまぁ、そのためにその魔剣も渡してるんだしね。じゃあ、よろしく頼んだよ。
[何かをいわれる前に一方的に通話を切ることにした]
[一方的にきられた通話に再度のため息、それが向こうには挑発にもとられたのだろう。]
「野郎どもやっちまえっ!その体にわからせてやれっ!」
『間違っても殺すなよ』
[いっせいに襲い掛かってくる盗賊団達、その姿をざっと確認しながら形態端末をバッグの中にしまい。]
相手と自分の力量差くらいは見極められたほうがよろしいですよ。
[警告の声を発しながら、左腰の鞘に左手を、右手を柄にやり]
この先まだ盗賊を続ける気があるのでしたら。
[一番近くにいた男が間合いに入ったところで、口の端に笑みを浮かべ]
才能はないと、
[一瞬煌く白刃]
私は思いますが。
[鍔鳴りの音が数度、静かに響き、男たちの衣服は布切れへと化す。
男たちはこちらの身に触れることも出来ずに、ただ一瞬の間に起きたことに呆然と立ち尽くしていた]
次は中身をいきますよ?
[こちらの脅しの言葉に、地面にいっせいに平伏して命乞いをし始めた]
「もう、こんなことしないから許してくれ」
『俺たちが悪かった。許してくれ。許してください』
[今日、何度目かのため息をつきながらじっとその目を見つめて、
近くの村への略奪をやめること、奪った物を全部を返却すること、それから次に近くの村を襲うようなことがあれば……といくつかの要求をしておいた。
近くの村に奪われたものを持って帰ると大いに喜ばれ、その日は大きな歓迎を受けた。
次の日に、村を出立する頃、村に残るように引き止められると笑いかけて]
すみません、遊戯に参加しなければならないので。
用心棒を頼みたいのであれば、金さえ出せばいくらでも雇えるはずですよ。
[かけた言葉にそれ以上返される言葉はなく、村を立ち去った。]
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