情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
―雑貨屋―
あ、おじさん、ありがとう!
ちゃんと受け取ったよ。
エーリ君ったらツンデレなんだから。
[色々違う]
うん、本当に嬉しいんだ。
これすごく気に入ったから。
ん、安物でも、なんだろう、持ったときにすごく気持ちよかったから。
なんていうの? 相性が良かったんだよね。
それに、今まで使ってたペンは、なくなっちゃったし。うん、気に入ってたけど、仕方ないよ。
今朝もきれいになくなってるねェ。
それにしちゃァご機嫌斜めだが、妖精じゃなく他所の猫にでも舐められたのかい?
[昨夜、窓辺に置いた皿を手に尋ねても「ミ゛ァゥ」としか返らず、ただの婆に猫の言葉は判らない]
そうかい、じゃァ好きなだけ見ておおき。
[適当に返事してしばらく放っておく事にし、朝食を取り始めた]
─広場─
……悩んでいても、仕方ないですねぇ。
とりあえず、往診をして、それから調査、です。
[そう、呟いた矢先、元気のいい声の挨拶が飛んで来て]
あらぁ?
おはようございますですよぉ。
[そちらを見やり、挨拶を返す。
夏に越してきた少女の事は、何度か見かけていたので知っていた]
「毬なし虫なし籠一杯♪」
―― 森の中 ――
[歌うように呟きながら、手にした猫のヒゲで、つん、つん、と落ちている栗を突ついて行く。その度に、つやつやとした栗の実が、ぴょこん、ぴょこん、と毬の中から飛び出していった。飛び出さないのは虫入りということらしい]
[これがギュンターに伝わったら、エーリッヒが色々アレなことになるのは、気付いていない。]
で、何か手伝うことある?
仕方ないじゃん、お金は持たない主義なの。
それに、他のものを売るのもダメ。だって、あれはおれのものなんだからね。すぐなくなっちゃうよ。
[にこりと笑って]
了解、ちゃんと薬貰ってくるよ。解熱剤と咳止めだね。あとお水っと。
そしたら、ええと、そのピアスがいいな。
うん、お使い程度だし値段なんて気にしてないよ。おれが気に入ったってことが大事なんだから。
─診療所─
[庭の掃除は、箒の大事な仕事、という訳で。
今日も今日とて落ち葉かきをしていたのだが。
違和感のせいで勘が鈍ったか、近づく気配の察知ができなかったらしい。
手を振られた箒、は、としたように動きを止めて、倒れた。
無意味に死んだフリ]
[考えこむように暫く腕を組んでいたが過ぎていくのは時間ばかり。
森は眠りから目覚め、この世界に生きるものたちの声が空間を満たす]
ん、一旦戻るか。
[独り言ちて、歩み出した。
真っ直ぐ小屋へは戻らず、向かう先は実の成る木々の元]
おねーちゃん、ぼーっと空見てどうしたの?
お腹でも減ってる?
朝ご飯はちゃんと食べなきゃ駄目だよー。
[空から視線を戻し、挨拶を返した年嵩の少女にくすりと笑った。
彼女が診療所で働いているのは知っていたけれど、今は未だ見習いの身、敬語を使う必要はないと見ているらしい。]
……えーと。
何でぱったり倒れたんだろう。
[とっても真顔で呟いた。]
お薬ってどこに行けばもらえる?
[とりあえず近付いて、つんつんした。]
[つんつん。]
―― 森の中 ――
[やがて、籠一杯分の栗を拾い終えると、よいしょと抱え上げて、歩き出す。村の方ではなく、森の外へと向かって]
ん〜、ん〜、ん〜…
[森の端まで来てから、空を見上げ、えい、と前方に足を蹴り上げる]
んにゃ!
[半ば予想通りに「ナニカ」の力に足は弾かれて押し戻された]
─広場─
ちょっと、考え事をしてたんですよぉ。
大丈夫、朝ご飯はちゃんと食べました。
朝を抜くと、一日大変ですからねぇ。
[笑う少女に、こちらも笑って返す。
敬語を使われない事は、気にしてはいなかった。
むしろ、使われる方が疲れる、というのは、親しい者なら周知の事で]
朝から元気に、どちらへお出かけですかぁ?
[ちょいと失敬した林檎をデザートに食後のお茶を飲む頃には、薄茶猫も窓の外からミルクに浮いたクリームのお裾分けに興味を移した。スプーンで猫用の皿にすくってやり、婆は振り子時計の針を見て腰を上げる]
そろそろ詰め物の準備もしないとねェ。
ツィムトや、わたしゃしばらくキッチンに篭るから好きにおし。
[「ミ゛ャー」と満腹でおっくうそうに鳴いた飼い猫を置いて、皿を片付け林檎を刻み出す。ナッツや干し葡萄、昨日ブレンドしておいた香辛料を混ぜ合わせる音が、楽しげに響き出した。
それに暫く耳を傾けた後、薄茶猫は開いた窓から外へ滑り出た]
─診療所の箒─
[実は、倒れた後の事は考えていなかったりする箒である。
というか、大抵の者は倒れて見せれば目の錯覚、と思って通り過ぎるし、それ以前に、いつもならもっと早く気付ける訳で。
ひそかに、守護箒失格、とか考えて凹んでいるかも知れない。
だからという訳でもないのだろうけど、つつかれてもまだ普通の箒のフリ。
というか、主以外には言葉が通じないわけで。
聞かれても困る、というのが本音かも]
んん、別におれは怖がらないんだけどな。
妖精さん?
[つんつんつんつん]
……まあいいや。
とりあえず探しにいこう。
場所しってたらちょっと向きを変えてくれるだけでもいいんだけどな。
無理かな?
[朝食は用意されていたシチューで済ませていたから、大した食事は青年には必要ないのだけれど、木の実の収穫はまた別らしく。
進んでいく途中で、聞こえる歌声。
その先を追って見つけるのは籠を抱えた小さな姿]
……おや、泥棒猫。
今日は栗泥棒か。
んみゃ?!
[泥棒猫と呼んだのは、昨日、準天敵に認定したばかりの青年だった。思わず、身構えたのは、個人的には不可抗力]
泥棒じゃない、よ!ヨハナに頼まれたんだから!
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新