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しかしまあ、見事なまでに透明人間。
コア短いんだから、もっと縁故とっておけば良かったかな。
でもそれだとオフ会っぽくなくてびみょーだったんだよねえ。
まあ、透明人間なら透明人間ぽく行くか
ソロール上等、1人で楽しむ根性で。
いま、「今生」って出た。それならそれで。
初回吊り要員目指すか。
―保健室―
あ、諏訪。ごめん、ありがとう。
今日は雷、くらいすぎて、キャパオーバーしたみたい。
[額に諏訪の手があてられ、そして離れた。
ゆっくりと身を起こしてようやく一ノ瀬がいることに気付くと、顔を真っ赤にさせ、両の手で覆う。]
俺、かっこわるすぎでしょ、いくらなんでも……。
わ、忘れて、もらえませんか……。
―― PCルーム ――
[片隅で、携帯と自分の荷物をぎゅっと握って立っていた。
中央の光るパソコンの周りに、皆が皆集合して。
しゃべっている言葉に、耳を欹てる]
…………動かない。
[自分がカチャカチャいじくるのは、先ほどまで使っていた隅のPC。内臓電池もあるだろうに、電源押しても、コマンド入力してもさっぱり通じない]
[嫌な予感がする]
[中央のPCから人が離れた後、自分も駆け寄って覗いて見た]
『さあ、自らの姿を鏡に映してみよう。
そこに映るのはただの村人か、それとも血に飢えた人狼か。
例え人狼でも、多人数で立ち向かえば怖くはない。
問題は、だれが人狼なのかという事だ。
占い師の能力を持つ人間ならば、それを見破れるだろう』
[諏訪が携帯電話の電波がおかしいと言うので、アズマもポケットから携帯電話を取り出す。]
あ、駄目だ……。
さっき、諏訪とメールしたときは平気、だったじゃんか。
[悩むように顔をしかめた。]
そういえば、みんな、帰ったの?
[先ほどの、彼らの会話を思い出す]
[人数が一致していて。編成が組まれていて。
そうして、一気に奇妙なことが始まった]
ヒント……
ないって?
充分なんじゃ、ないの……?
[おびえがにじむ声。
ばっと、そのパソコンから離れて、部屋の中を見回した。
ヘイハチはまだこの教室にいただろうか。
もう去っていったのなら、青ざめた顔で学長室のほうを見て。
もしまだいたのなら、息を呑んで彼を見上げて]
[―― そうして、バタバタとpcルームから逃げ出した]
鏡。鏡って、何。鏡があったら、どうしよう――!
― 保健室 ―
あの雷は春じゃなくても倒れたくなる。
災難だったな。
[学長の大声を思い出しながら微苦笑を漏らした。
春に対しての雷は学長なりの愛情表現なのだろうと思えど
倒れるさまを見てしまえば友に対して同情してしまう。
顔を覆い照れる春と蛍子の二人を見ればふっと小さく笑った]
ん……、そっちも通じないか。
そう、だよなァ。
[彼の携帯も不通である事を聞けば表情が翳る]
一先ず解散の流れになってたみたいだけど……
[帰ったかどうかに対してはそんな答えを残し息を吐いた**]
―保健室―
た、体力、つけるって決心がついたよ、ほんと。
[見栄張りたい人の前で最大級の情けなさを披露してしまった恥ずかしさに涙が出そうだった。]
みんなとメアド、さっさと交換しとくんだった。
いぐにすが、どのクラスかも聞かなかったし。
あと…EliZeって女の子に、入村しやすそうな村、いくつか教えときたかった。
人狼で、数キロ痩せたんだって。ダイエットにしちゃ、不健康すぎるよ。
[同村したとき、EliZeは今にも引退しそうな雰囲気であったことを思い出す。
仲間がいなくなってしまうことは寂しいとおもっていた。**]
―― 4階 1年教室廊下 ――
きっと、これは事故。
[学園長の中止命令で、オフ会は急遽中止になっちゃって。
用意されていたギミックだけが、時限作用で作動した]
―― うん、それだけだ。
[だから。中止になったんだから、帰ろう。
胸に沸く不安は、きっと薄暗くて人気の少ない学校だからだ。
自分で決め付けた]
[持って帰る荷物を取りに、自分の教室へ。
シーンとしているのが嫌で、携帯電話を取り出した。
圏外であることに気が付かず(だって、いつもそんなことはなかったから)、歩きながら友人の番号適当に選んで発信ボタンを押した]
[―― それが、私の鏡だった]
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狼はハルエとアズマかなー、とか思ってみたり。
でも他の役職かもしれない。
とりあえず役職はまだまださっぱり。
桜子がこれがリアル人狼ゲームだと気づいてもいないしね。
― 1F廊下 ―
[校舎入り口から離れて、職員室や1Fにある教室をのぞいていく。
職員室には誰も先生は居らず、冬休みのせいだろうかと顔を見合わせ。
教室にも人影は見えず、薄暗いがらんとした室内が見えるだけ。
ふと思いついたように携帯を取り出す高峰を不思議そうに見やり、そして――電話をかけようとして繋がらないことに気づいた高峰の言葉に驚く]
え……諏訪先輩につながらないって……
ええ、ほんとだ、圏外になってる……
[親友同士が似たタイミングで電話をかけようとしていたことなど知らないけれど、繋がらないという事実に驚いたように慌ててポケットからピンクの携帯を取り出し。
ボタンを弄って家にかけようとしてみても繋がることはない]
せ、先輩、ちょっとPC室に戻ったほうが良くないですか?
ていうかまさかPC室にいた人たちまでいなくなってるとかそんなオチないですよね。
[あわあわとあわてながら高峰に問いかける。
高峰も迷うそぶりを見せて、暫しその場に立ち止まるのだった]
ぁ…森君、起きたの?大丈夫?
[そうしている内、ぼそりと呟く春>>76に気付き。
春の額に手を伸ばし熱はないと言った佑の声>>81とそれに続いて身体を起こした春の様子>>85に、良かった、と安堵の息が漏れた。
けれど、こちらに気付いた春が赤くなって顔を覆うのを見れば、具合でも悪くなったのかと思って心配になった。]
森君、顔真っ赤だよ?ねぇ佑、やっぱり熱あるんじゃ…
…え?
ううん、かっこ悪くなんかないよ。
学長の雷が直撃したんだもん、平気な人なんていない。
[顔を覗こうとしている最中に言われた春の言葉には、そんなことないよ、と首を振って否定した。]
[誰もいない廊下で、表情が凍りついた。
ゆるゆると手を下ろす。
画面を見下ろした]
[カチカチと操作して、別の友人の番号を呼び出した]
[同じメッセージが流れた。
役職アイコンのすぐ隣で、よく見たシステムメッセージ]
……………
[かくかくと膝が震える。とん、と廊下にスカート広がった。
足が震えて、上手く立てない]
や、やだ。
気にしすぎ、だよ。
そんなゲームとかアニメみたいなこと、あるわけない。
[ずりずりと廊下にピタリと背中を当てる]
わったし、だっせぇなぁ。
馬鹿すぎ、死んどけ
[もともとそんなにホラーには強くはなくて。
妄想ばかりがたくましくなるのはいつものこと。
そう、だから、これもいつもの怖がりなだけなのだ]
え…携帯?
ちょっと待って、私も確認してみる。
[佑から圏外だと言われればこちらも怪訝な顔をして。
自分も鞄から携帯を取り出し開いたが。]
……ほんとだ、圏外になってる。…なんで?
[自分だけでなく、春の携帯も通じないと聞けば余計に表情が不安なものに変わった。
思案する佑の言葉は、今の状況が悪い悪戯の度を越していると認識させられるものだった為に、それは余計。
けれど、不意に佑から紅茶のことを聞かれ。]
え?あ…、うん。持ってきてる。あ、ちょっと待って。
たしかここなら…うん、やっぱりあった。森君、紅茶飲める人?
[在部中何度かお世話になっていて勝手もしったる保健室。
先生のブレイクタイム用の紙コップやお砂糖などがしまってある場所を探し当ててこっそり拝借し。
森も飲むと言われれば3人分紅茶を淹れてそれぞれに手渡した。]
―パソコン室―
分かった、じゃあまた。
[部室に向かうという慎太郎たちを見送り]
……あ、冷めちゃったけどいる?
[置いていたおしるこの缶はいつの間にか温もりを失っていた。
マリーに尋ね、肯定があってもなくてもそれはそこに置いたまま。
ばたばたと逃げるように去る春枝はやはり引き止められずに、その場で見送る形になる]
じゃ、行こうか。
配電室って1階だっけ。
[配電室なんて普段そう行く場所でもないから、幼馴染みに確認して、未だ残る者がいれば挨拶をしてからパソコン室を出た。
道中、何気ない動作で携帯を開いて]
……あれ、圏外だ。
ここって普通に電波入ってたよね。
[片手で携帯を操作しながら、川島は隣を*見た*]
[皆はもう帰ったか、という春の問いには、どうかな…と眉を寄せて。
佑も同じような表情で息をつくのを見れば、こちらも同じく溜息をついたが。]
…あ、そういえば私もキユリちゃんとメアド交換してなかった。
真崎君と仲良さそうだったし、今度真崎君に聞きに行かなくっちゃなぁ…。
学長が来ちゃったせいで、結局他の子たちともほとんど話せなかったし。
[メアド交換しとくんだったという森の言葉に、自分もしまった、と。
森の悔やむような言葉を聞きながら、*溜息をついた。*]
─廊下─
撮影旅行の資金稼がんとならんからな。
[>>79 勤労青年、という言葉はさらりと流し]
メール……おぅ、さっきのか。
[>>80 パソコン室でのやり取りの事を思い出し、学長襲来で確かめる間もなかったメールを確認した]
……うん、お前からのは届いてる。
その前に一件……こっちは、京やんからか。
[新着メールは全部で三件。
友梨からのメールの前に、クラスメートでもある写真部の部長からのメールが一件届いている。
そして、もう一件]
……んだ、これ……。
[件名のないメール。カーソルをあわせた時に出る簡易表示のアドレスには覚えはなかった、が。
本文冒頭表示の部分には、やけに見慣れた一文の、冒頭]
(……LiGの、シスメ?
ちょ、しかも、これって……)
[一瞬、きつく、眉が寄る。
先ほど見たパソコンの画面が、嫌でも脳裏を掠めた]
……ん、ああ。
なんでも、ね。
なんか、スパムはいっとった。
[黙り込んだ上に表情を険しくしていたら、さすがに突っ込みは飛んで来る。
ひとまず、それは流しておいて、黒の機体をぱちり、と閉じる。
ストラップの鈴が、りん、と鳴った]
……それより、傘、取りにいかんと。
あんま遅くなるのも、まずかろ?
[携帯をポケットに押し込むと、軽めの声でこう言って。
部室へ向けて、歩き出す**]
(……ああ、やっぱり、)
[春陽の弄る携帯の画面が、隣にいる誠には見えただろうか。
小さく苦笑を浮かべた]
おれは、こっちでも『補佐役』みたいだ。
[シンプルな白い画面には、“囁き狂人”の文字]
[頭の中の発言欄を呼び出して、文字を並べる。
見慣れたボタンにカーソルを合わせて、それはそのまま赤い世界の声になった。
――ああ、本当にゲームみたいだ]
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