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マジックにしちゃ、悪趣味。
それに…
そんな言葉で片付くことなんて、ないと思う。
何かのトリック、じゃないかな。って思うけど。
[その頃。
サーカスの広場では、新入りのピエロがパントマイムを行っていた。
何もない空間に見えない壁があるかのように手を這わせたり、身体ごとぶつかっては跳ね返されて尻餅をつくなどの大げさなパフォーマンスを繰り返している]
そうよね。迷子かもよね。
[診察室に戻るヴィンセントに微笑みつつ、ニーナの言葉に、ひとつ頷いて]
やっぱり、私探してこようかしら。
もしかしてラッセル君とか朝から探してるのかも。
じゃあニーナ、ヘンリエッタちゃんを、よろしくね。
[ヘンリエッタが嫌がらなければ頭をひとつ撫で、荷物を置きに*診療所を後にした*]
手、
[出して、と小さく言って。
差し出された掌に、
ゼリービーンズをみっつ、
そっと落として。
人工の光が照らすのは、
鮮やかなピンク色。]
元気の、もと。
[しかし、メイク塗り込められた表情は偽りの笑みを象ったままで。
言葉を発することもなく、黙々とパフォーマンスを繰り返していた]
うん、そうだね……
トリック、
トリックって、
種も仕掛けもないんだよね。
[少女は素直にそのことばを信じていて]
それだったら、どうしたらいいんだろう。
[促されるままに、掌を差し出して。
そこに落された三粒に、ゆるりと瞬いた。
微かに漂う、甘い香。]
──えっと、いいの?
…えへへ。ありがと。
[ふわり、と笑みを返す。
すこしだけ、不安だった心が、晴れた気がした]
――私がですが?
わかりました。ではそれで本日は最後ということで。
[ばたばたと常用の鞄を手に、裏口から往診へと*飛び出して*]
[初めのことばに頷いて、
次のことばに首を振り、
熊をぎゅうと抱き締め、]
怪我の手当てと、
飴玉のお礼と、
元気になるようにってサ。
ヘンリエッタの一番好きな色だよ。
[少女は顔を隠して、
テディベアが応える。]
……あるんだ?
[熊に隠れた顔には驚きのいろ]
それでも、
探したら、調べたら、
何かわかるのかな。
う〜ん……
あ、
[ふと思い出したのは関係のないことで]
ううん、
サーカスには関係がないんだけれど、
[言うのを忘れていたからと前置きして]
アップルパイ、おいしかった。
それから、昨日の栗も。
だから、……ありがとう、って。
…うん、元気になれそう。
私もピンク色、大好き。
[ありがと、と顔を隠した少女の代わりに、
テディベアの手を持って、ゼリービーンズを握った逆の手で握手。]
お風呂の時には、少し染みるかもだけど、外して大丈夫だからね。
掌、お大事に。
[緊急の往診依頼で、少しだけ慌しくなった診療所に気付いて
よ、と立ち上がる。少女に緩く首を傾げ]
今から、何処か行くの?
送って行った方が、いいかな。
いつも、すごい人だね。
楽しいもんね。
ねぇ、何人くらい来てるの?
うーん。
アーヴァインさん、知ってる? こういうかんじの人なんだけど。
なんか迷子になったらしくて
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