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この島ごと、この世のコトワリごと壊すまで――
そこで、見てるんだ…!!
[それは一瞬の出来事。
「虚」の力に抗う事も出来ず、吸い込まれるジョエルの顔を見て―― 哂った。]
[広場に人が、と言う言葉にふと目を閉じ、耳を澄ませるようにして、ロザリーの言葉を確認する]
本当だ。そりゃ封じる、と言っていたけれど。もう始めていたのか・・?
行こう。
[頭の中、最善策を模索して、]
いや、俺は広場に行かない方が良い。異端の人物の話を混ぜるよりは…ロザリーちゃんの話が通りやすい。
[エリカの様子を見るカレンには、]
カレンちゃん、薬師だったっけ。…家は、診療所か何か?
近いなら、エリカちゃんをそこに運びたい。
ネロはどうする?俺たちと来るか?
……大事……?
[ラスに肩を叩かれると、涙の跡の残る顔で振り向き]
……うん……何の得にもなんないのに、僕にご飯作ってくれたり、家に連れてってくれたり……
お姉ちゃんになってくれる、って、言って、くれた……大事な、人、だよ
……結界樹の中で封印、なんて……
[顔を歪めて、天を仰ぐ]
[わらいの声音を聞き、不機嫌に鼻を鳴らす。]
………貴様の酔狂な生き方よりはマシだがな。
[そのまま飛び去ろうとして、翼を大きく鳴らす。]
―――ジョエルを見たか?
ネロは、行かないのか?……行きたくないなら、無理強いはしないけれど、気をつけて。
私もきちんと術を使った上でなら、ある程度のものなら運べるけれど……。
[カルロスの言葉を聞いて、どうする、と言うようにロザリーとカルロスを見上げた]
[腰に下げた布で、オーフェンの頬をぐいと拭こうとしながらももう片方の手で頭を撫でた。]
…死んだ訳じゃない。
「虚」に掴まれていたなら、浄化されるんだろう?
それは悪い事じゃない筈だ。
[だろう?と、腰を屈めてオーフェンと目線を合わせてじっと目を見た。]
――――…。
では、カレン殿はカレン殿で判断はお任せしましょう。
ネロ殿は行かれないのですね?
では、私1人で参ります。
カルロス殿、後はお願い致しますね。
[ 自分の思い違いならいいが。
「彼女」が封じられるなんてことは―――――。]
……弱りましたね。
[ そう言って空を仰いでから広場へと飛び立った。]
うん。広場はいかな〜い。
ロザリーやカレンが飛んでくの見るの〜
[カルロスやカレンの問いにはそれが楽しみなように答えるが、次の行動までは言わない。
思いつくままにいる...には計画的なことは難しく]
あは。またね〜またね〜
[と飛び立つロザリーを手を振って見送った]
ああ、施療院。ここからさほど遠くはない。といっても翼でだから、歩くとどの程度かは分からないが……。
[エリカは施療院に居たがらないかもしれない、とも思うが、倒れるのもこれで2回目、急ぎの用件だし、我慢してもらおうかとカルロスに施療院の位置を教える]
[くるる、と鳴くラウルに大丈夫だよ、と声をかけ。
オーフェンは、ラスに任せておいた方がいいか、と判断し]
……結界樹の様子……見て、こないと。
[もし、これで終わるのであれば、変化があるはずだから、と。
ゆっくりとした足取りで、外へ向かおうと歩き出す]
[紫紺の男の挑発的な態度に、深紅の瞳に炎が灯る]
……そう、するよ……
[空へと向かう背中を見送った後、全身から力を抜き大きく息を吐く。ラスに頭を撫でられながら]
うん……そう、だね。
……悪いことじゃ、ない……
[じっと見つめるラスの視線を見返し。視界の端にアヤメの姿が映るか]
俺も、判断はカレンちゃんに任せるよ。
家で、エリカちゃんの容態を見るか、それとも広場について行って現状を知ってくるか。
広場に行くなら、場所だけ教えてくれ。
[教えられれば、承知の意を込めて頷き、エリカを抱え上げる]
分かった、カルロスについていきたいようなら、そちらについていって。
[ネロに答え]
それじゃあ、カルロス、……頼む
[それだけ言うと、翼胞から翼を広げ、飛び立った。あせって動かす翼が、ばさりと鳴る]
[ロザリーが飛び立つ様子をじぃと眺め見送り。
そしてカレンが飛び立つ様子も同じように、手をぶんぶん振って見送って
それから今度の行動を考え、残ったカルロスに]
ねえ。一人でエリカは運べる?
[愉しいとの言葉には鼻を鳴らすだけで答えず。]
……見てないか。ならいい。
[紫紺の翼を大きく羽ばたかせ、高度を取る。
旋回し見えるは結界樹。そしてこちらを目指す淡い金色の翼。]
…………ロザリンド。
[また何かがあったのかと眉間の皺が深くなる。]
[ 飛び上がった時、僅かに気配を感じる。
そちらを一瞬眺めるも、すぐに広場へと意識を向ける。]
リディア……。
[ もしかして彼女が封じられたのではという考えが過ぎる。]
[ 降りたところには男の姿が。]
鷹の目殿、それにケイジ様。
急ぎ長老にお話があって来たのですが。
長老は?
[ そう問いかける。]
ロザリンド。
急ぎか?
[狐は問いかける。が、問われた言葉にゆるりと眼をスティーヴへと向けた。
答えを持つのは狐ではない。]
長老殿がどこにいるのかは――
[カレンの頼みに、しっかりと頷く。
今回ばかりはお嬢さんの頼みとあれば、などと軽口を叩くこともなく、]
気を、つけてな。
[ネロの問いには一瞬だけ、口を止め]
…運べるが、施療院の扉を開ける係がいると楽だ。
ついでに、そこの俺の上着を運んでくれる係も欲しい。
お前がその役目を受けてくれるんなら、少しだけ楽しいことに協力してやる。
……長老は部屋に戻られた。
急ぎの用とはなんだ。堕天尸か?
[長時間、空に留まるのは得意ではない。
飾り柱の上に降り、膝を曲げて手でも支える。]
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