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奏者 ソフィーが「時間を進める」を選択しました
[再度シャベルを返されれば、
後は黙々と土を掛け続け、
やがて無残な遺体は土の中へ姿を消した。
ヒューバートに言われ作った十字架を渡し、
男は、後ろに下がる。]
─ 翌朝/自室 ─
[目覚めはいつも通り、けれど気分は重く、身体をベッドから持ち上げるには少々の時間を要した。
大きく息を吐いた後、いつも通り身支度を整えて。
きちっと髪を整えた後に目に付いたのは、やはり机の上のタロットだった]
……?
もしや。
[目に入ったタロットの山が霞がかったように見える。
手を伸ばし、タロットを広げると、何枚かのカードに人物の姿が重なる]
…やって、みましょう。
[幻視するタロットの中から選んだのは、節制のカード。
それを裏返しにし、表にした他のカードとシャッフルして混ぜ込む]
……Você é um lobo de pessoa?
[呪を紡げば昨日のように裏返しのカードが淡く光を放ち。
他のカードごと山札へと纏めて、一番上にした裏返しのカードを横へと捲った]
───逆位置。
そう、ですか……あの方は、ソフィー様は違う、と。
[結果を見て、安堵の息を漏らす。
昨日とは違い、現れた結果に疑いを持たず受け入れてしまうのは、占った対象が元より疑っていなかった人物であるためか。
良い結果は信じたくなると言う心理もあるだろう]
しかしそうなると……。
[ちらりと視線を向けるのは、昨日占いに使用した隠者のカード。
今はもう幻視は現れていない]
…もう一度、確かめてからにしたいですね。
[もし違う結果が出たなら。
つい、それを期待してしまう。
人狼がもう居ないとなれば、昨日為したようなことをしなくても良くなるのだから。
ぽつりと呟き、タロットカードを纏めて再び机へと置く。
一つ息を吐いて気持ちを切り替え、自室の扉を開くと業務を開始すべく屋敷内を移動し始めた]
/*
ニーナ来ないと後進まないかもなぁ。
ソフィーも動きあぐねてるみたいだし。
占い師寄越すなよラ神このやろう(´・ω・`)
多分一番苦手だよこの役職。
― 翌朝 ―
[夜の間に自室に訪れたものがいたのなら酒を飲んでいる男を見つけたことだろう。
翌朝にはその酒はわずかなにおいで残っているだけだった。
自室をでて廊下を歩く。
ふと、血のにおいを感じて、周囲を見た。
アーヴァインの部屋の近くというわけではなく、知らぬ間に廊下の奥へときていて]
…… まぁだ、いるってことか……
[閉じられた扉の向こうから、廊下ににじみ出ている赤い色をみつけた]
─ 自室→廊下 ─
[心身ともに疲れ果てた眠りは深く、何か騒動があったとしても目覚める事はなかったかも知れない。
そんな中で見ていたのは、幼い頃の夢。
年上ばかりの環境に慣れていた所で、初めて接した年下の存在。
最初は、どうすればいいのかわかんなかったな、と。
夢現の中にそんな思考が浮かんで、消えて]
……ん……。
[やがて夢は霞んで消え、開いた目にぼんやりと映るのは見慣れた天井。
妙に身体が気だるいのは、気のせいか、それとも]
……水……。
[ぼんやりとした思考は、喉の渇きにそれを癒すものを求め。
ベッドから起き出すと、そのままふらり、と部屋を出た。
昨日は着替えもせずに眠りに落ちていたから、服のあちこちに皺がよっているものの、それと気づく余裕はなかった]
―個室―
……?
[もうひとつ姿があることに気が付いたのは、目の前の“人狼”が消えた後のことだった]
ネリーさん?
貴女も死んだのですか。
[使用人の見習いの少女。比較的付き合いがあったと言えるそれを前にしても、声に悼む気持ちは見られなかった。
そちらにも同じく手を伸ばしてみたが、触れる直前で霧散してしまう]
襲われでもしたのかな、さっきの奴に。
[他に同じ存在がいるとも、彼女が襲われた時間も知らないから、安易に結論付けた]
[崖の上、邸に穏やかに流れるのは鎮魂の曲。
鮮やかな色が数度鳴って、静かに、陸の孤島を満たす。
黒と白から生まれる、無数の色は鳴り止まなかった。]
― 一階廊下 ―
[書庫とは反対側の廊下の奥。
使われていなかったのだろう部屋の中。
血に濡れたネリーが倒れている姿が見える。
廊下にまで出ていた血は乾きかけているようにも見えた]
……メイドの嬢ちゃんかい……
[苦手そうにしながらも客人への対応をちゃんとこなしていた娘の変わり果てた姿に、そっと黙祷をささげた]
……さァて、伝えたほうがいいだろなァ……
[死体に駆け寄ることも、その場で声を上げることもせず。
とりあえず執事でも呼びにいくか、と廊下へと戻る]
─ 一階廊下 ─
[覚束ない足取りで階段を降り、はあ、と一息。
視界は今の所はっきりしているから、ふらついている理由はそれではない]
……やっばい、かな?
[冷たい風に吹かれすぎたか、と。
過ぎるのはそんな思い。
一度足を止めてしまうと、次の一歩は中々踏み出せず。
しばし、その場で呼吸を整えた]
― 回想・埋葬の後・自室―
[アーヴァインの埋められた場所を見れば、また涙はこぼれた。
ただ、自分の目をこすって、それを止めて。
部屋に戻った後、バスケットの中、小さな小瓶を取り出す。
それはケネスにあげたのと違って、革紐がついているわけでもなく。中に柊の葉と実があるわけでもない。
「わたしたちの血筋の女だけが持つ、大切なお守り」
母から伝え聞いた内容を思い返す。
守りたい人に渡すと、そのお守りが、相手を守ってくれる。何から守ったのかは、それでわかる。
わたしのはあなたにあげる、と。
母は言って、ウェンディにそれを渡した。少女はもちろん双子の兄に。
――人狼が、少女を狙ったのは、そのすぐ後のことだった。
母のお守りが守ってくれたのだと、翌日に喜んで、それから。
そのまた翌日に、両親が、食べられた。瓶の中は空になった。
オードリーが抱きしめてくれた体温を思い出す。ネリーが来てくれて、お話をしてくれたことを思い出す。
そうすれば瓶を見ても、外を見ても、眠れなくなることは、なかった**]
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