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[両親を見送り銛を磨きおえて、外に出る。
左目を手で覆いながらも見上げれば、穴から漏れる明かりは相変わらず小さくて遠い]
全く同じ毎日でもねえが、似た毎日だよな
[ぼんやり呟く。
...にも外を見てみたいという思いはある
海人として不満ではないが、明日明後日。一ヵ月後半年後一年後と今の自分は何か変わっているのだろうか?
漠然と思うその気持ちが出たいという思いにつながり、光を見れる目で空を見て、光を厭い闇を好む目で海を見る]
奏者 ミハエルが村を出て行きました。
7人目、奏者 ミハエル がやってきました。
奏者 ミハエルは、智狼 を希望しました(他の人には見えません)。
はい、これで。
いつもありがとうございます。
[数日分の食糧が荷物に加わる。
目的を達した後、相手と2、3言交わしてから別れた。
先程まで兄が近くにいたとは知らず、自宅へと道を辿る]
8人目、司書 オトフリート がやってきました。
司書 オトフリートは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
―― 図書館 ――
[数の限られた書物の扱いには慎重を要する。必要なのは、忍耐と根気、そして経験]
…ふ
[細心の注意を払って、破れかけたページの糊付けと背表紙の補強を済ませ、小さく息をつく]
ああ、もうこんな時間か。
[薄暗く保たれた小部屋で、か細い灯を揺らめかす蜜蝋の蝋燭の減り具合で費やした時間を悟ると、男はかけていた単眼鏡を外し、修繕した本の表紙を一度撫でてから、立ち上がった]
/*
のろいおおかみ出るほど人数なさそうなので入り直してみた。
…これで取れたとして、上手く動けるか甚だしく不安になってきたけれど。
頑張ろうぜ俺。
―中央広場―
[暖かい包みを抱え、足取りも軽やかに歩いて。
中央広場、中央に清水の溢れる泉の縁の石に腰を下ろすと、
包みを膝の上で開く。
中には暖かい、簡単な食べ物が入っていた。]
いただきまぁす。
[大きな口をあけてかぶりつくが、口の端や手からぽろぽろとものが零れる。
道の端にいた大きな目の爬虫類が、
さっと素早いスピードで、それらを奪い去って行った。]
あらあら?ふふふ。
水でも汲んでくるかな
[感慨にふけるのはやめた。と。頭を振って切り替え
真水はまだ残りはあるがあって困りはしない。と、桶を頭の上に乗せてもって、中央広場へと向かう]
―家→中央広場―
……あー、いってぇ。
まったく。手加減しろっての。
[首をさすりつつ、路を歩く。あの墜ち方で平気なのは、元から頑丈なのか。それとも慣れなのか。]
[くちゃくちゃと、口の中の蜜蝋の固まりを噛みかながら、本を手に小部屋を出る。書棚の定められた場所に、修繕した本を戻すと、ゆっくりと伸びをした]
今日はこのくらいにしておくか。
[蜜蝋に混ぜられたキノコの成分が、緩やかに体内に浸透していくのを感じながら、男は書庫の片隅にある机の上を片付け始める]
んもぁ
[チロチロと走って行く爬虫類を見送ると、
その先に桶を頭に載せた人物が見えた。
挨拶の為口を開けたけれど中にはまだ食べ物が詰まっていて、
ちゃんとした言葉は発されなかった。]
……!
[変わりに、笑顔で大きく手を振った。]
―中央広場の途上―
[桶を頭にのせ片手で桶のバランスを取り、人の歩く流れを邪魔しないように行けば]
ん?ミハエルか。何日かぶりだな。…にしても大荷物だな
[知っている己より一つ下の絵師の弟に簡単な挨拶をしながら
遠目にエルザが手を振っているのを見れば空いている手で大きく手を振り返す]
こんにちは。
…と、ああ。
[歩いていれば自然と距離は近付き、アーベルに挨拶を。
それが時間的に正しい挨拶なのかは分からないが。
手を振るのを見て振り返り、そこに少女がいるのに初めて気付く。
そちらにも軽く頭を下げて]
そうですね、暫く家に篭ってましたから。
それで、うっかり食糧を切らしてしまって。
[向き直って、苦笑混じりに荷を掲げた]
─共同墓地─
[ふらふらと、歩いて来たのは都市部よりもやや低い階層に築かれた共同墓地。
墓守に声をかけ、一番新しい墓の場所を教えてもらい、そちらへと向かう]
…………。
[水晶花の束をそう、とそこに置き、しばし黙祷を捧げる]
[ごくごく小さな声で、短く祈りめいたものを捧げ。
そこを離れると、特に奥まった一画へと向かう。
そこは、代々の『絵師』の眠る区画。
周辺をぐるり、薄い紫を帯びた水晶花で囲まれたその場所、己が師でもあった先代の墓の前で、しばし、瞑目した]
……師父。
また少し、そちらへ近づいたようですよ。
[零れるのは、小さな呟き。
『絵』を描くという事は、自らも死に近づく事と。
それを知るのは、『絵師』のみで]
ま、まだ次の『月』は出てませんから……そうは、沈まんでしょうけどね。
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