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さて……と。
[羽ばたきと共に向かうは、館の屋根の上。
やや不安定なその場に足場を定め、光鎖を陣の形に展開させる]
……エターナル・ロンド、探査の陣。
力の流れ、辿りて示せ!
完全に壊れてはおらぬようですが。
一体、どうしたのでしょう…空間が戻れば元通りなばよいのですが。
[近づきたくて、でも近づけない。
セレスの存在を除けば、そんなあやふやな距離感しかなくて。
確かなのは、この腕にある環を介した細い糸のみ。
それがぷつりと切れてしまった感覚に、私は心細さを感じ、独り言のよに小さな波紋を落としていた]
[空間が戻り元通りになったらば。
この小さな波紋たちが全て、時を経て彼の竜に届くとは*知らずに*]
うん……。
[休んでろ、の言葉にこくん、と頷いて出ていく姿を見送る。
白梟がばさり、とその頭の上に。
更に、気の乱れを感じたか、すみれ色のふわもこもきゅい、と鳴いてその側へ]
大丈夫だよ、遊ばれないから。
[ユリアンの言葉に、嬉しそうに笑う。]
クレメンスにとって、僕は遊び甲斐のない子供でしかないと思うよ。
そうでしょう?
[クレメンスへと投げかけるが、答えは期待すらしておらず。]
でもコントロールが悪いのは大丈夫?
……さっきまで風の王でもいたのかな。
[先程までの様子を思い返し、呟いた。
王たちの多かったことだから、ありえなくもない。]
―森―
[暫くしがみついたままコクコクと頷いていたが、ようやく腕を離したところで紙袋を手渡され、きょとりと。
中から出てきたのは色とりどりの砂糖菓子の瓶詰め]
わぁっ、可愛い!
って、えっ、それはダメっ!
ミハエルさんの見つけるお菓子って、とっっっっっても美味しいんだから!
[とても、に物凄い強調が掛かった。
でもジンクスが否定できないのは悲しいところ。
呆れられ、挨拶をと言われると慌ててそれを仕舞い]
うん、館の方に戻ろう。
[方向確認を兼ね、力を探ろうと目を閉じて]
…あれ?
[またも真っ先に飛び込んでくる感覚は。
陽精と心魔と。それも何だかザワザワするもので]
なんで?
だって王の方々の方が。
[そこまで思って、もう一つの違和感に気がついた。
時空王を除き、その気配がない]
[訝しげに見上げられ、フルフルと首を振る。
その感覚を上手に説明できるとは思えずに。何より館に戻れば上手に説明できるだろう人々がいると知っていたから]
んーと、何か、変。
でもさっき時空間がどうとかとも聞いたから、多分オトフリートさんとかに聞く方が早いの。
[時空王様にと言わないのは、多分その性格を伝え聞いているからだろう。無意識の防御反応かもしれない]
ええとね、こっち。
…危険な人の気配も一緒にあるんだけど。
[一応気付いた彼の魔のことも申告して。館へと*向かう*]
―森→館―
風の気まぐれなんていつものことだろう。
それとも上手く付き合ってやらねぇと。
[ユリアンの言葉に小さく肩を竦めてけらりと笑う。黒き人物の影響を受けているのか否か、それを表に出さないのは普段の仕事柄故か。オトフリート達の話もあって、全体的な警戒を強めているのも理由の一つだろう]
…あー、疾風王。
別人に変装してここに来てたな。
何か力を見たいって言われて手合わせした。
[結果こそ言わなかったが、リックがユリアンに告げた言葉を横から口を*出した*]
本当にいたんだ。
[さすがに驚いた声をして、ハインリヒを見る。
何が起きているか、だいたいは理解していても、記憶だけで経験の少ないリックには、進んでかかわろうと思うわけもなく。]
風の王と手合わせなんて、なかなかできることじゃないのに。珍しい体験が出来て良かったね。
[あえて口にされなかった結果は、想像通りであろう。]
そういえば、随分と身体が頑丈なんだね。
すごいと思う。
僕は、リックというんだけれど、君は何というんだろ?
[名乗って、それから窓へとまた目をやった。
いつ話すべきか、まだつかめない。ティルの記憶を持っていることを、前任者が言いたかったことを、口に出して良いのかどうかも。
悲しませるだろうと、簡単に予想できるから、特に。
――厄介に巻き込まれているし、余計にため息しか零れていかなくなってしまった。*]
[ハイン殿との会話は耳にしておらねど、私には風人の青年が自らの意思を持って血の匂いを払って下さった事を知っていた。
もちろん、彼の努力の理由について知る事はありませなんだが]
[彼女であり彼である対が、口も手も態度にも文句出していたり。
上達が見られるまで店にまったく顔を見せなくなったり。
あまつさえ怪我(青年の勤め先へ卸したグラス作品含む)でもしようものなら、工房に引きこもり消息不明になったりしたのだとは知るよしもない]
[特訓の成果が見られたならば。
からかいめいた御褒美のキスを、頬に落としたりした事も――]
[助け起こそうとしてくれたから。
そんな風に簡単に懐に入り込むよな無邪気さに、僅かに口元が綻ぶ。
その気持ちが嬉しくて、私はそれ以上の謝罪を重ねる事なく頷いた]
そう、リック殿とおっしゃっていらしたかの。
随分と仲良くなったのですね。
[既に呼び捨ての仲になっている様子に、返す波紋は柔らかい。
三度の風を、と言う申し出には首を振って。
ようやく、青年がこちらを見ては居ない様子に気付いたであった]
[対ならぬ対の視線の意味。そを間違える事なく頷いて。
白梟殿と菫色竜殿と椅子に座るセレスの傍らへと、そっと佇む]
[それから、しばし広間を窺いつつ対ならぬ対の気配を追って。
探査には今しばらくかかるであろう事を察し、ゆるりと睫毛を伏せた]
[待つしかない時間。
降り積もった疲労は、かつて大きな怪我をした後脚に来ていて。
私はふと、こちらを見ぬ青年へと音ならぬコエを投げる]
もしや、お気づきでないやもしれませぬが。
わたくしは――…、ここに。
[波紋と共に、人であるはずの身に長い尻尾が音立てて揺れる。
それから、私は他の三つで震える後脚を庇うべく獣の姿に変じた]
[なれど、未だ食欲はなく。
菫色竜を抱く彼の仔の様子も気にかかり、私は人の身にあらぬはずの尻尾を大きくしならせ獣へと変じる。
そうして愛し仔の足元に白金の身を伏せて、波紋なる麒麟が歌――心鎮める旋律を柔らかく*紡ぎ始めた*]
[そうして彼の仔の足元に伏せて歌うは、麒麟が歌。
同属でなくば意味を取る事の出来ぬ波紋すら、風は伝えるだろうか]
[どうか気を鎮めて、その心を慰めんとする旋律を。
愛し仔の抱える重みを僅かなりと支えんと希う、*母に似た祈りを*]
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