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大した…ってあ、ほんとだ。
数多いけど小さいのとか弱そうなのばっか……
よーし、それじゃ一発大きいので蹴散らします!
[大きい方が当たるので。
補佐はするという先生の言葉を信頼して、杖を構えた。
頭の上のピノ君が、反応するように動きを止めて、ぴんと立つ。
――けどもう一体がころころぶつかるので、結局一緒になってごろりらするのだが。
そんなふわふわの状況とはお構い無しに、共振によって膨れ上がった魔力は杖の先に集約される。
少し杖が震えているのは魔力の大きさ故。]
焔の御志よ 災いを灰塵と化し
愚かな贄を喰らい尽くせ――――Burning!!
[詠唱と共に杖の先から現れた炎は、炎と呼びながら何故か雷のように、バリィ!と大きな音を立て、周囲に眩しい閃光が走り、本来なら真っ直ぐ飛ぶはずのそれは、がくがくと何度も折れ曲がり、周囲の壁を削ったり焦がしたり、はてはさっきの綱をまるっと焼ききりながら、魔物の群れにどーんと命中させた。
衝撃でびりびりと周囲の空気や壁が揺れて、近くに居たふわふわが、ひとふたまわり大きくなった*とか。*]
―隔離結界内―
[膨れ上がる魔力の気配、杖が振るえる様子に]
まずそうですね…
「こら、暴走しそうな雰囲気やな」
[呟きにヴィターの声もあり、射的での様子を思い出したりしながら、
さっと手を翳し、ヴィーくんが肩に止まりながら次元への回路を開く、引き出した力は光の壁となり]
封じなさいっ!
[声と振るう手にあわせるように、周囲を囲む光の結界となり衝撃の被害が及ばぬようにした。
それでもダンジョン内部を破壊する振動や音は周囲に及ぶことになるだろうか]
そもそもあれ雷ですよね…
[衝撃が収まるころぽつりと*呟く*]
/*
丁度良いトラップ、と思ったが。
某導師は第二期キャラであった。
しかし奴も長生きと言えば長生きだからな…。
もしくはトリスが師事した奴にでもするか。
……やっぱ止め。ちゃんとキャラ設定決まってないし、今まで一度も出してないし。
妥当なのは時空ライヒかな。
─隔離結界内・ユリアン近辺─
[巨大ふわふわに背を向け、二人を助けに足を踏み出すのと同時。
迷宮への転移と似た感覚――ただし今回は自由落下による重力加速度つき、が起った。
背後に一度弾んで着地した巨大ふわがその巨体で転移罠のパネルを押し、一番近くにいた者を巻き込んだのだろうと思い当たったのは誰かに受け止められた直後。]
――っと、と。すまない。
どうやら転移トラップにかかったようだな。
ありがとう。おかげさまで無事のようだ。
君、いい背筋してるね。
[真横で聞こえた声と溜息に、想像できる事情を説明。
立たせてもらい、礼と問いへの返答と余計な一言をさらり返した。]
[助けてもらって即さようならも何なので、相手の邪魔をしない程度に自己紹介。]
生命のアーベルだ。ベルとでも。
そちらこそ腕は大丈夫かな?
[握手、とばかりに差し出した手には多少ぴりぴりする治癒を付与。
もし握り返せば、落下加速度の衝撃ダメージ相殺+α程度の疲労回復をもたらすだろう。**]
/*
Q、痛くない治療をする気はないのかい?
A、ん? こんなの痛くないよ。
解説:プロロでのフォルカーへの治療と比べれば、これでも十分助けられた感謝の範囲内(手加減しているつもり)ですよ。
[ふわりと漂いながらダンジョンを進む。周囲には景気良くトラップに嵌る参加者達が見えた]
「”なかなか難易度は高く設定されているようだな。
トラップの内容は然程危険なものではないが。
否、危険ではないが故の難易度の高さであろうか”」
………………。
[ベルデザンカイトの呟きに、ディルスタンは無言で頷く。ふわふわを多用したトラップは他でも良く使われるもの。その辺りのバランスはトリスタンもしっかり考えていたようだ。時折、ふわふわ増量サービス!的な量のトラップもあったりしたかも知れないが]
[ふと視線を巡らせると、目の前を過って行く大量のふわふわ。その中に男子生徒が巻き込まれていった。その生徒の盟約龍らしき灰銀の雌龍が溜息をつきながらその後を追って行く]
「”ちと量が多すぎる気がしないでもないな”」
…………。
[過って行くふわふわを視線で追いながら、ディルスタンは同意の頷きをした。それでも心中では、まぁ大丈夫だろう、と考える。それを察したか、ベルデザンカイトもそれ以上は何も言わなかった。ディルスタンが他に聞こえぬ位に何事か呟く。その後、ふわふわが溢れそうになっている各所には巨大な網が現れ、過剰なふわふわを回収して行くことだろう]
……トリス…聞こえるか……。
[通信の魔導具であるブローチを介し、トリスタンに呼びかける]
「おー、聞こえてるぞー。なんだ?」
…ダンジョンに溢れるふわふわ……ちゃんと回収しておけ…。
「うお、もうそんな増えてるか?
って、参加者多いもんなぁ。発動する確率も高いか。
よっしゃ、回収しとく」
[どうやらトラップは発動したら再び自動装填されるように作ってある模様]
[買って来た飲食物を半分消費した頃]
「うっしゃ、第一次ふわふわ排除敢行するとするか」
[傍に開けておいた次元の歪みに手を突っ込むと、何とも無造作にごそごそ動かす。これでもちゃんと回収出来ているのでその辺りは流石と言ったところか]
「……うー、腹減った」
『そんだけ食ってまだ言うんか』
「だってさー、結界作成に結界維持、大量転移にふわふわ回収だよ?
ぜんっぜん足りない」
『ワレは元々魔力もそないに多くあらへんからなぁ』
[一仕事終えた頃には、満腹度は(02)%ほど下がっていた]
[さて、如何にマイン型トラップを回避出来るようにしたとは言え、用意されたトラップはそれだけでは無く。ダンジョンを進んで行くと、天井から垂れさがる怪しい紐が見えて来た]
………………。
「”…ディル、分かって居ると思うが…”」
[ベルデザンカイトの忠告に頷きはしたものの、ディルスタンの視線は怪しい紐へと向かったまま]
……………。
[やっぱり気になって、ディルスタンはぐいっと紐を引っ張った]
「”……だから引っ張るなと”」
……つい……。
[済まない、との呟きに、ベルデザンカイトは深く溜息をついた。周囲に沸く雑魚の群れ。無言のままそれらを見遣る]
……まぁ……暇潰しには…なる……。
「”ゴールで暇を持て余すのが嫌なだけであろう、お主”」
[本来ならいつ参加者がゴールしても良いように現地で待たなければいけないのだが。それをせずにダンジョン内の散策を選んだのはそんな理由だったりする]
ありゃ、何で雷……?
まぁでも当たったからいっかー。
[いや駄目だろう、と突っ込み受けそうな暢気な台詞を口にしながら。]
イレーネ先生、じゃ綺麗になったし行きましょー。
[ちょっと大きくなったふわふわ×2と一緒に笑顔で振り返った。
先生のおかげで被害が最小限だった、なんて事は当然知る由も*ない*]
/*
動きがないようなので今の内にキャラ造形でも。
33村の翠樹学科4年カヤを使おうかな→2年後だと卒業してるかな。
精霊魔法はもうやったからパス、先に入ってる人たちとかぶらない学科は→生命あたりよさ気だなあ。
治癒系似合いそうなキャラは→アーベルの白襟って白衣っぽいよね。でも男アーベルは既に一回やってるから女で行くか。喉仏も見えない角度の絵だし。
しかし生命だと攻撃力皆無だしどうしよう→患者抑えるのに便利だし怪力にしとこう。
こんな流れがあったのでした。
痛い治療好きとかはキャラグラ効果に違いない。
んーにゃ、その辺はお互い様っしょ?
大体それ言い出したら先に罠にかかったボクのが、ほら。
[ねぇ?と苦笑しながらカルメンの手を取り立ち上がらせて。
罠についての予測を聞くと、あ〜…と納得したように。]
んじゃ、ベル先輩はどっか飛ばされたってとこか。
どうせ飛ばすならこのふわふわ達飛ばしてくれりゃ…ぉ?
[カルメンが脱け出した為に増殖が収まったものの山盛りになっているふわふわ達がどこからともなく現れた網に回収されていくのをきょとんとした態で見守り。]
…アフターケアは万全っぽい?
今の見た限りじゃベル先輩もそう遠くに飛ばされた訳じゃなさそうだな。
[仮に何かあればおそらく導師のフォローが入るだろうということは今のふわふわ回収で読めた。
それ故ベルが飛ばされた先がどこかは解らないが少なくとも危険は無いだろうと判断し、先程よりは気楽にカルメンに向き直って。]
そんじゃ、カル姉。
気を取り直して行こっか。
[そういって手を差し出して、歩き出そうとした、ところで。]
─…え?
[もふり。
足元が何時の間にか柔らかい感触に変わっていることに気付いたが時既に遅しで。]
うそだろおおおおおおお!?
[さっきのふわふわがまだ残ってたのかなんなのか。
一気に増殖していくふわふわにカルメンを巻き込まないように咄嗟に手で彼女を後ろに突き放した。
その反動で自分は更にふわふわに埋もれてしまう事になったわけだが。]
だーーーーーー!!!
良いからさっさとどけ、てめぇらーーーー!!!
[魔法を使えば感応で余計増殖するのは目に見えている為、物理的に蹴散らすことにした。
結局ふわ溜まりから抜け出したのは[03]分くらい格闘した後。**]
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