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キョウヤん呼ばわりはせめて家のほうに電話するときはやめてほしんだがな
[外れたのは仕方ないかと思う。己と同じように力を得てるらしいわけで、穂先が木を削りとったが、とりあえず気にしないことにした。責任はとるらしいし
振り払った戻しの動作の間に璃佳も武装召喚を終えている
くるりと手首で戟を一回転させ、穂先を璃佳に向け構え]
んなもん言われんでもわかってる…何かする前に電話来たんだけどな。
ま、感情があるぶん割り切れんと思って許せ。
[璃佳の指摘は尤もだと思いつつ居直る。実際先を思うと頭が痛いが、今は目の前のことを済まそうと前へ。払う動作は木が邪魔と。
剣を持つ腕の肩と腹部を狙った二連突きを放つ]
[財布と、携帯。いつもの様に必要なものだけを持って家を出る。
強い日差しの照りつける道を辿って――分岐路で、左へと曲がる。
丁度学校を挟んで真逆に位置するスーパーへ行くのなら、
学校を横切った方が、多少なりとも早い。]
――暑、
[学校の門を潜って。つ、と首筋を伝う汗を拭いながら、手近な木陰へと入る。
いつも学校を横切るのは、こういう面でも便利だから。
アスファルトの上を歩き続けるより、何倍もマシだ。]
いや、違う。
二人の世界とやら構築して篭るのは、俺個人的にうっとおしいから、個人のメイワクだ。
[いや、それこそ単なる我がままですが]
[舞い降りた紅鴛は、吹き抜ける風にゆるく首を傾げたか。
主の方は、何の気なしに階段を登り、扉を開けて──]
……っと、あれ?
[誰もいないと思った空間。
そこにある人の気配に、怪訝そうな声を上げ]
何で、五神同士で戦うかな!
[怒気を孕んだ声が響いた]
宝条君、恭也が、璃佳とやりあってるよ。
[相手が応龍の従妹だったために、一応報告]
/*
うん、泳がすつもりだったのかな、と思ってたんだけど。
鳳凰に伝えたら即粛清対応になるのは眼に見えてた
(し、実際にそんな流れに見えてたので)「え、言っちゃうの?」と思って、
中発言で止めさせて貰いました。です。水差したらゴメン。
でも、泳がせるなら粛清するのは早くても明後日…だと思うので、
ロールとしては、(四瑞は五神を信用してても違和感無いし)
現時点で既に警戒するんじゃなくて、事実が判明してから動いても良いんじゃないかな、と、ちらりと思ったのです。
まぁ、うん。そういうことだ!
口出してゴメン! [穴潜った。]
ん、おっけ。
こういう時に携帯あればもっと楽なんだけどな。
[警報装置のついてない扉は予め調べてあったとか。
何のためにとか聞いてはいけません。役に立ったんだし]
さて、呼び出しやすいのは同級生だけど…おや?
[メモ用紙から目を上げれば、用事のあった人物が。
忍び込んだ意味なくなったとかも言っちゃダメ]
お暑い中ご苦労様です!
[ポケットにメモ用紙を捻じ込んで、木蔭にいるタマキの方へと移動しながら声を掛けた]
君の個人的感情ですか。
[思わずツッコミ。
と、響く声に、一度ゆるりと瞬いた。]
――璃佳が?
[電話で呼び出しているのは把握していたが、…流石に予想外だ。
確かやり合う為に電話を掛けていたのでは無かった筈だが。]
…どうしてそうなるんですか。
−自宅−
[一晩にわたる交渉の結果、ようやくデジタル赤ひよ子と融合することをものすごくしぶしぶ了承し。
ストラップがなくなった代わりに左の耳に赤い石。
手持無沙汰そうにそれをいじくったりしていたのだが]
…。
[あのよくわからない説明の結果どうしていいのかもわからないわけで。
軽く頭を悩ませていたが、ガタン、といすから立ち上がれば財布と携帯に手を伸ばす。
脳が疲れているときには糖分に限る。
目指すは学校のそばの和菓子屋。
チョコかき氷が食べたい、なんてそんなことを思いながら、リビングで爪磨きだの宿題だのしている姉達に出かけてくる胸だけ伝えて、玄関を出ると自電車に乗って目的を目指し]
−→学校付近−
/*
んー、確かに鳳凰に伝えるのは早かったか。
表では
久鷹にふっかけ、状況によってマリー警戒(今日)
↓
マリーの動向観察、離反確認
↓
粛清
かにゃ。
突っ走りすぎたね、ごめん。
[ほんの一瞬、意識はどこかに散歩していたらしい。
それでも、その呼び方はすぐに意識を呼び戻し]
諸悪の根源、はともかく、ミックんいうな!
[突っ込み所はそこなのか]
しっかし、この暑いのに……酔狂だな。
[自分は完全棚上げ発言]
感知しちゃったけど。
しちゃってよかったのかなと思った、今!
キョウヤの属性知らないだろう、俺!
……まあ、多分、とかで誤魔化そう。
[キョウヤが戟を構える頃には、こちらも手にした剣を構え終え]
まあ、あだ名の件は考慮せんコトもないけど、もう一方は聞かれへんわ。
この手のんが時間経ってようなった例ないんくらい"知ってる"やろ。
[普段のだるそうな態度のせいで、ここまで友情に厚いと思わんかったんは迂闊としか言いようがない。
居直る態度に舌打ち一つ。
前に動くキョウヤに合わせ、動体視力を駆使してかわそうと睨む]
――くっ!
[一段目の突きは半身引いてかわすも、前に出る前に来る二段目。
咄嗟に剣を刃と刃の間に入れて止める。
同じ非運動系でも男と女。競り合いは不利と刃を引き地を蹴った。ふわりと浮く体]
せいっ!
[気合一声、空を蹴り戟を持つ腕を狙い刃を立てに振るう]
何がどうなってるかなんてアタシが知りたいよ。
一つ考えられるとしたら。
宝条君、さっき君が言った言葉かな。
”親友のために動く”
それ以外にあいつが自分から動くなんて考えられん。
[見たところ今攻勢に出ているのは恭也のみで。その部分から自分から動くと考えたようだ]
[発見の知らせを受けたのは、彼が神社に程近いキョウヤと良く行く本屋だった。唐突に風に乗って聞こえた声に、足を止めた]
『……どこにいるんだ?』
――おや、そちらもご苦労様です。
…えっと、五十嵐さん。でしたか?
[従妹の知人だというのは記憶にあったが、しっかり覚えているわけではなく。
近付いてくる少女に、こんにちは、と頭を下げながらゆるりと笑みを向けた。
ポケットに何か捻じ込んだのは見えたが、然程気にする様子もなく]
夏休みに学校とは、もしかして部活ですか?
[部活に入っていないとは知らないために、不思議そうに問い]
[応龍の突っ込みには、悪いか、と素で返し。
霊亀からの状況説明に、おいおい、とため息一つ]
……それで、『五神』同士が消耗しあってどうすんだ……っとにぃ。
――へぇ。
[僕も行けば良かったな。
興味の色で小さく呟く。感情がぶつかる様は、見ていて楽しいのに。
……ただ。]
璃佳に手を出されると、ねぇ。心中穏やかじゃないな。
これでも、可愛いとは思ってるんですから。
[さて、どうしようか。ふむ、と小さく考え込みながら、
それでも慌てる気配が無いのは、興味が勝る故か。]
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