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…
[ペンダントをまじまじと見て…視線を戻し]
石に宿る…
[ふと、ガラスにも宿っていることがあるのだろうかと考えようとして…辞めた。
ユリアンの言葉に小さく首を傾げ…]
怨み、倍返し?
…ある、のかな?
[ぼんやりと、皆が交わす言葉を聞く。
妖精がいるか、いないか――そんな事は目の前でもとの姿に戻れば簡単に証明できる、けれど。]
『悪い子じゃ…ないもの……。』
[口の動きだけで、ぽつり、囁く。
きっと、妖精だとは信じてもらえても、悪い子か否かは信じてもらえない。
彼女ですら、この中に…悪い子がいると思えないのだから。]
[かすむ思考をゆるゆると振り払い、リディの持つペンダントに、ふと視線を向けて。
やっぱり、妖精が…と昨日感じたものが気のせいでなかった事に、小さく吐息を零した。]
さすがに、直接話せるような状況だと、俺に感づかれるとでも思ったかな?
[冗談めかして言いつつ。
単に、サボってただけなような気もしていたりするが、それは押し込めておいた]
[ユリアンの恨み倍返し…発言に、リディの頭を撫でるが揺れる。]
……”悪い妖精”とやらがさっさと見つかって…
妖精王?とやらがそいつを連れ帰れば…良いのだろうか…?
[こんな訳のわからない事体も真っ平だし、それに……]
[ミリィから、慌てたようにペンダントを返されれば
苦笑しながらもそれを首に掛けなおして]
だって、団長さんもエリにぃも悪くないのに連れて行かれちゃって
……黙ってる気になれなかったんだもん。
[ユリアンの溜息交じりの言葉にぼそぼそと言い訳しつつも
アーベルに撫でられながらも、気まずそうに視線を逸らす。]
…あ、けどっ!
恨みは倍返しされたら、4乗で返すから大丈夫!
[何が大丈夫なのか]
[投げかけられた疑問の声に、イレーナを振り返って]
んー、ほら、伝承とかではよくあるし。
絶対ない……って言い切るのも、難しいんじゃね?
『―――王の怒りを買っても、知らんぞ』
……あんな王様の怒りなんて、怖くないもん。
[小さな溜息が聞こえた気がしたのは、気のせいだろうか]
一度直接降りてきたこともあるからどうとも言えないな。
リディだけそうなっていて、他は直接という可能性もないわけではないだろうし。
[どうして彼女だけ?と問われれば、口を紡ぐしかないのだが]
ま……お前らしいって、言えるのかもな、それ。
[ぼそぼそと返って来る言葉に、何となく苦笑しつつ]
……いや、4乗とかって問題じゃねーから、うん。
[そこだけは突っ込んでおいた]
[ユリアンの言葉にうーん、と唸り…]
…まぁ、伝承ではね…
でも…コレは…なんの、怨み?
[なんだか、あったら理不尽な気もする、眉をひそめ…]
…4乗…16倍?
[ソレは…恐いわね。と、小さく笑った]
[リディの4乗に苦笑しつつ]
……けど、4乗返し自体をしないですめば、それが一番いい
[と、相変らずリディの髪を撫でながら
…多分リディの髪がぼさぼさになっていそうだ]
確かに、エーリッヒには直接憑いてたみてぇだし。
[既に憑き物扱い。酷い]
……他には、直接呼びかけてる可能性もある、か。
[直接ともなれば、それなりに強い力も渡っているのか……と考えると、やや気は滅入り]
…まぁ、確かに夢と言う方が納得ですね。
[遠くを見てゆるりと息を吐く。
瞬く間に呼気を真っ白に染め上げる外気は、直接触れる肌に僅かな痛みを与えてきていた]
……夢で済むなら良いんですけどね……
[伝わる痛みが、現実だと知らせてきているようで]
何の恨みって……。
[疑問を投げられても]
……俺に聞かれても、困るって言うか何ていうか、だぜ、それ?
[こうしか、答えられない訳で]
夢、かぁ…。『夢』に出来れば…エリにぃも帰ってくるし。
きっと一番良いけど。
……あたし、お祭りは楽しーし…ご飯も美味しいし。
折角皆に会えたのに、それも夢にしちゃうのはヤダなー。
[ミハエルの言葉に、苦笑を浮かべながらもぽつりと言葉を返して。]
じゅ、16倍は……やりすぎ?足りない?
[ユリアンとイレーネの言葉に、
恨みに対する妥当な倍率を考え直すコトにしたらしい。]
/中/
まあそっちの話のほうがでかいし仕方ないっちゃないけども。書き方とかが悪いのもあるだろうけど。
中心で話してる人たちはともかく、一人くらいこっちに反応欲しいなぁと思うのは我儘なんだろうか。
[憑いたという言い方はどうなんだろうとちょっと思った。
が、なんとなく突っ込む気もしなくて]
リディは見届ける役目、か。
ならば…探し出す役割もいるのだろうか…
[言ってみて自分でそれは洒落にならないと眉を顰めた]
[思考に耽るように一旦目を閉じて、また、開く。
赤髪の騎士の視線を追うようにして遠くを見遣るも、昨日と何も変わりはしない。
ぎゅと拳を握れば、外套や手袋に付いた雪が、ぱらぱらと落ちて地に還る]
現実はそれ程甘くない――か?
[これを現実というのも、滑稽に彼には思えたが]
[リディの苦笑しながらの言葉には、きょとん、とした顔になる。
そう返されるとは、思わなかったらしく]
……そこまでを『夢』に、とは思わなかったな。
[それだけを、呟くように言って]
…じゃ、何も怨みが思いつかないなら…
ただの、気まぐれ、って事になっちゃうね…
[ソレで良いのかなぁ、と小さく呟き…]
…別に、やられたら、好きなだけ、やり返せば…良いんじゃない?
[リディの言葉には一つ瞬き…本当にやってきたら報復するのだろうか。
少し、気になった]
[――雪の上に座り込んでいたせいなのか。
ふいに、足に痺れるような寒気を感じて、よろめきつつも立ち上がる。
ぱさ、ぱさ。軽くスカートから雪を払い、手籠を拾って。]
………。
[話し込む、皆に気付かれない様に。
*静かに踵を返した。*]
―――…そっか。
[ミハエルの呟きに、小さく頷いて。]
けど、あたしがコイツに会ったのは…お祭りが始まったときからだから。
あたしの、夢にするなら、そこからになっちゃうかな。
[……そういえば、握り締めたままだったなーと
手に持った蒸しケーキを見つめつつ。]
お前が少ないと思うんなら、少ないんじゃね?
[リディの問いには素で返し]
まあ、何かしら思うところはあるんだろうけど。
[イレーナの呟きには、それはあずかり知らぬ、とばかりに肩をすくめ]
/中/
ってか、妖精王がアの人みたいになってて
本当ゴメンなさいゴメンなさいorz
でもリディ視点から、妖精王の信用度はがた落ちなんですよー。
そのリディに説明をさせた時点で、
妖精王は悪い人的な…流れに…。……。
(ちょっとコレダメなんじゃないかと気付いてきたらしい)
ああ……リディが見届ける役目なら……探し出す者も、いそうだな。
……俺が反撃してくるのを想定して、護る者もいる可能性は高いし。
[前にも一度、同じ手使ってるからな、と呟いて。
ふ、と、青銀の瞳を空に向ける]
……そーゆーとこだけは、きっちり学習するからなぁ……。
[嘆息]
[ミハエルやダーヴィットの話しを聞きつつ]
……夢でもなんでも…巻き込まないで欲しいもんだが…
それにしても団長にエーリッヒ…………基準がよくわからん…
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