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[ロザリーを追うように、翼を広げて飛ぶ。行きはゆっくりと来た道を大急ぎでたどり。やがて、広場へと降り立つと、広場には、沢山の人。ラスとオーフェンの姿も見えただろうか。ロザリーに重ねるようにして、ケイジとスティーヴに問いかける]
……長老は、結界樹への封印を行ったのか?……誰を?
[誰が見ても覚束ない足取り。
自分でも、マズイか、とは思う。
それでも、じっとしている事がどうしてもできずに歩みを進め]
……ん。
[オーフェンの問いに、足を止め]
結界樹の様子を、見てくるよ。
これで、終わるなら、何かしら、変化があるはずだから……。
[努めて軽く答えようとするものの。
鎮まらない胸騒ぎと翼の疼きは、声の調子をいつもと違えて]
/中/
うん、やっぱりグループ分かれることなんかを考えると、完全に選択ミスだった気がするのですよ。
・・・・ごめんなさい。
あは、そっか〜わかったよ〜
[と素直にいって、おいてある上着を拾い。
エリカを見て]
うん……動かないのは つまんない
[ぽつりと普段とは違う静かな呟き。
そしてそっと。森を。その奥にある結界樹を見てから、振り返り]
しゅっぱつしんこ〜
[常の陽気な声音で、カルロスが歩き出したらついていって、扉をあけたりなどするだろう。とはいっても*終わったらすぐどこかにいくだろうけど*]
[スティーヴは特にジョエルについて気にしているようだった。
狐はまだ知らない――
ロザリーのすぐあとにやってきたカレンが重ねた言葉。]
先ほど会った時は、…リディア嬢を疑っているようだったが。
[ ケイジの言葉を聞いてスティーヴへと視線を移す。
けれど、返ってきた答えはある意味予想通りで。]
いざという時にお役に立たない方ですね。
[ 苛立ちからか、はぁと溜め息をつく。
しかし、ジェエルの名前も出てきたからか、言葉を。]
まぁ、構いませんか。
カレン殿が翠流の気配が2つ消えたと。
萌黄と翠が結界樹に捕らわれたと言われていました。
1つは、巫女と同じ要因。
もう1つは、違う要因だと……。
何か…何か、ご存知ありませんか?
[ 自分の思っていることが外れるといいと思いながら。]
[アヤメの普段と違う苦しそうな様子に]
……平気?
無理しちゃ、だめだよ……
[手を貸してあげて?とラスの顔を見てから、足を止めたアヤメの近くへ]
[風切音に仰げば、仄かな輝きの灰色の翼が見えた。
重ねられる問いに頷く。]
………ああ。リディアを。
[短く返し、ロザリンドと見比べる。二人が来たのは同じ方角。]
[オーフェンの見上げる顔ににっと笑って頷き、アヤメに駆け寄る。]
おい、無理するな。
結界樹に行かなきゃならないなら、連れて行ってやるから。
[支える為、腕を取ろうと手を伸ばして]
……無理なんか、してないさね。
アタシは、大丈夫。
[オーフェンの言葉に、微か、笑んで]
って、だから、無理はしてないって……。
[駆け寄って来たラスにもこう返し、伸ばされた手を避けようと試みるものの、その動きが裏目に出たか]
って、あれ……?
[よろめいた拍子に足の力が抜けて、その場にへたり、座り込み]
……情けな……。
[思わず、口をつくのはため息混じりの一言]
[ カレンを確認した後、返ってきた答えには驚きを隠せず。
飾り柱の上のスティーヴに声を荒げる。]
リディアをですか?!
長老はリディアを封じたのですか?!
彼女が堕天尸なわけないでしょう?
これが……最善の方法であると…そう仰るのですか?!
[ スティーヴを睨みつける。]
[ケイジの言葉に、ケイジが長老と話していたのを思い出す。さらにスティーヴの言葉を聴いて、声の温度が下がった]
封印、したのか。リディアを。
……何故だ、ケイジ。長老は、どうしてリディアを疑ったんだ?
……それと、他に消えている人は、いないか?
[ロザリンドの長老への評価には、無言を通した。
長老の苦労もわかってはいる。]
翠流が、二つ?
リディアと……ジョエルか。悪い予感が当たった様だ。
[萌黄はジョエル、翠はリディアの翼の色。
奥歯を噛み締めて唸る。]
…………堕天尸め。よくも。
[憤りは深い。]
[ネロの静かな呟きに、常より平淡な眼差しを向ける。
けれど、すぐに笑みとともに、片手を上げ感謝を]
おう、ありがとな。少し、急ぐぞ。
途中ショートカットするけど、遅れずについて来いよ?
[選んだ道は、途中崖を飛び降りるルート。
自身の中、ほんの微かに残る青風の「力」を用いて風を起こし、着地の衝撃を弱める。
それにネロが喜ぼうとも、エリカが震えようとも、それらを気にするよりは足を進め、施療院の中へと]
……危ない!
アヤメ、さん……大丈夫?
[座り込んだアヤメを心配そうに見る。何もできることはなく、アヤメの頭を撫でようと手を伸ばす]
…何が大丈夫だって?
でもアヤメの事だから結界樹に行くって言うんだろう?
ほら。
[アヤメの前に屈みこみ、羽根をぺたりと横に倒して背中を向けた。]
乗り心地は良いとは言えねぇけどな?
ああ……大丈夫、大丈夫。
……なんだろうね、妙に気が急いちまってて……。
[苦笑しつつ、言って。
撫でようとする手には、逆らわずに]
……優しい子だね、アンタは。
[ぽつり、小さな呟きを零す]
[内に憤怒を抱いたまま、ロザリンドの目を睨み返す。]
長老は、リディアが聖殿で騒いだのが巫女を外に出す為と判断して封じた。
彼女を封じた事を責めるなら、誰なら堕天尸だと納得できた?
誰を疑う? 誰を封じるべきだ?
―――それを長老に言わずに、文句を言う筋合いはない。
て、ええと。
[ラスの言わんとする所はわかる。のだけれど]
そこまでしなくても大丈夫だって……。
子供じゃ、ないんだから。
[立てなくなっているのは自覚しているものの、さすがに決まり悪いようで、こんな言葉を口走り]
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