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― 第二階層・リディアの部屋 ―
ハッ。
[暁と呼ばれるのは珍しい。もしかするとエリカは覚えがあったかもしれない。船長が正規登録の時にその呼び方をしていたから。
緊張の面持ちでスティーヴに差し出されたカードを受け取る]
リディアちゃんのID?
ここだと保護に阻まれそうだから、公共の部屋か上で確認するってことでいいかな。
[受け取った後にはその緊張も崩れて。
指先に挟んだカードを揺らしながら尋ねた]
─ 第二階層・リディアの部屋 ─
[声に怯えを滲ませるフランの様子>>74。
これはかなりキテるなぁ、と思うは一瞬]
そぉねぇ……確かに、誰かがやったんは、間違いないわぁ。
とはいえ、誰がやったかはわからんし、誰がとっつかれてるかもさっぱりだし。
……だからって、臨時プログラム如きに好きなようなされるのも、癪じゃない?
だから、なぁんか手掛かりあったら、ってぇのはあるんよ?
[できるだけ、軽い調子を崩さず、言葉を紡ぐ。
こんな状況で大丈夫、といったところで、気持ちを毛羽立てるのがいいところ。
だから、言葉を飾る事はしないし、低い声での主張への否定も肯定もしなかった]
そうか。
ジョエルが気になっていたなら、同じように機械と生体の混じりあった警備犬で試してみるのも良いね。
両者の割合は随分と違うけれど。
[嬉しそうな気配にはこちらもどこか楽しげに思考を広げる]
人そのものが多彩すぎて、どこまでを個性と呼ぶかは難しい。
けれど何かが違うのだろうと思うよ。
昨日の男も、殺せ、ではなく、壊せ、と言っていただろう?
機械は同化できないが、機械に近いものを取り込めばまた何か変わるかもしれない。
― 第二階層・廊下 ―
うん!
[否定されなかった事が嬉しそうに、元気よく返事する。]
うん、やったことには責任持たないといけないんだよね。
[命を奪うことの対価と重責、それを真実理解するにはまだ少し足りない。
今は祖母の教えと、やらなければいけない事、そういう事が頭を占めていた。]
とーちゃんもきせーじじつだけどちゃんと責任持ってくれてるってかーちゃんが言ってたよ。
おれもとーちゃんみたいにするよ。
[相変わらず余計なことをでかい声で無邪気に言いながら、ひょこっと後をついてきたら人の気配に、人見知りするように少しだけ父親の影に隠れた。]
/*
とりあえず次辺り2票ゲットだろうか。
死ねる票だと思われる。
このまま何も変化を見つけられなければ、またオーフェン狙いかねぇ。
研究者 スティーヴは、少年 オーフェン を投票先に選びました。
そういえばそうだね。
[ωの言葉に思い出しながら、そのときは何も疑問に思わなかったことを改めて考えていた]
パトラッシュか、どんな感じなんだろう…♪
[すでに意識は捕食することへの期待と希望で胸が膨らむかのような様子]
軍人 カルロスは、機械犬 パトラッシュ を能力(襲う)の対象に選びました。
─ 第二階層・リディアの部屋 ─
[聞こえた呼び名は覚えがあり、一瞬きょとり、とするものの。
彼らの間の繋がりまでは知らないし、特に興味もないから、軽く、二人を見比べる程度に止めて]
……んじゃ、そっちはにーさんに任せて、と。
ここで突っ立っててもなんもならんし、とりあえず、食堂いかん?
今の状況じゃ、どこにいてもあんまり変わらんし、なら座れるとこがいいだろうしねぇ。
[話から離れているフランに誘いをかける。
このこは一人でほっとかない方がいい、という気がしていた。
勿論、本人である、という確証などはないのだが、それを言っていると切りがないから、一先ずはそれは考えずに]
―第二階層・リディアの部屋前―
[余計なことを大声で言う息子には苦笑を漏らしながら、あいつ何を息子に話していたんだと突っ込みは胸中でだけに。
声はでかかったので皆にも聞こえてしまっていたかもしれないが、もはや気にしても遅いことだった]
皆勢ぞろいか。
[そこにいたのは先ほど読み上げられていた生存者8名。
オーフェンがいるので部屋の方に必要以上には近寄ることはしない]
何かめぼしい情報は見つかったか?
[それから集まった姿の中のひとつ、スティーヴにそう声をかけた]
─第二階層・リディアの部屋─
[周囲でなされる会話を、垂れた尾をゆらゆらさせながら拾う。
相変わらず整備士の遺体には目を向けないまま。
食堂に行く必要性は機械犬自身にはないので、提案>>81も聞こえていたが反応はしなかった]
[その耳に子供の声>>80が届いて、ぴくりと耳を揺らした。
話の内容、特に既成事実云々は聞こえていても理解できないが。
人の足元をすり抜けて、廊下に顔を出す]
[声をかけたのは皆が食堂へと移動をはじめようとしたところで、皆がそっちでとなるならば一緒に移動しそこで改めて詳しい話をすることになるだろうか]
─ 第二階層 リディアの部屋前 ─
[部屋を出たところで軍人親子と鉢合わせ、軍人に声を掛けられる>>84。
通信士達には、先に行け、と告げて問いに対し軍人へと視線を向けた]
リディアを襲ったのはPMCだろうと言うことくらいだな。
それと、リディアのカードがキャップの部屋で見つかった。
何故そんなところにあったのかは分からん。
念のため、利用履歴を調べてもらうことにしたところだ。
[放送は聞いているだろうからと、整備士が襲われた事実は抜いて、何者に襲われたのかの推測を告げる]
PMCについても更に調べてみたが、俺の専門では八方塞りだ。
キャップが艦のマザーに組み込んだプログラムを応用出来ないかと試してみても、専門外過ぎて上手く行かん。
― 第二階層・廊下 ―
[断片的に覚えていた事の、いくつかの中に混ざっていた母親の言葉。
無論意味はいまだに解っていない為、言葉をそのままなぞっているだけなのだが。]
あっ。
[人の声に様子を伺ってはいたが。
パトラッシュの姿が見えると、父親の影から出てきて首元に飛びついた。
つめたいが、もふはふかふかで気持ちよかった。]
ぱとごーおっす!何してたんだ?
[リディアの部屋の前だとは知らないので、少しだけ不思議そうに部屋の方を見たが、ここからでは中の様子はよく分からない。
スティーヴの声と姿、気配には気づいてそちらはなるべく見ないようにしていたが、それ以外は然程、普段と変わりはなかった。]
─ →第二階層 食堂 ─
[軍人も移動するようだったため、共に食堂へと向かって。
航宙士の言葉>>89に、左手を口許に当て、親指で顎鬚を撫でる]
キャップの部屋か…。
端末に異常らしきものは見当たらんが、閲覧・使用された可能性は否めないな。
マザーへの接触はキャップじゃなければ無理だとは思うが。
端末以外なら…あそこに居る研究用PMCは始末したしな。
それが目当てで行って、空振りした可能性もあるか。
なんにせよ、もう一度見て来る必要はありそうだな。
[先程行った時には気付かなかった何かがあるかも知れないと考え、航宙士の言葉に同意を示す。
通路に居た子供>>90に関しては意識すら向けていなかったため、どんな様子だったかさえ気付かなかった]
―第二階層・廊下―
おんっ
[尾は垂れたままだったがゆらゆらと振られ、首元の機械にも挨拶が表示される。
抱きついてくる少年>>90にされるがままなのはいつもと同じ。
ただ少年を見る目は赤く、小さな機械音も変わらず響いていたが]
わぅ
[問いには瞬きして、また一声鳴いた。
機械には『話 聞いた』と片言のように表示される。
PMCの文字は流石に登録されていないのか、出なかった]
― 第二階層・リディアの部屋→食堂 ―
おはよう。元気だねー。
[リディアの部屋前にはカルロスとオーフェンも来ていて。
パト号をもふる様子を横目に笑った。
誘いはエリカが掛け、スティーヴには先に行けと言われたので、いつもと同じ足取りで食堂に入った]
まずはエネルギー源。
ベンダーが壊れてないのは確認済みっと。
食材残量少なかったけど、この人数ならどうにかなるだろし。
[焙じ茶と桜餅のセットを引き出して端末近くの席に納まる]
[パトラッシュの足音の中に人の声が聞こえたため、閉じたままだった瞳を開けた。
研究者である男が自分の死亡を確認するのを見ながら、その身体に触れようとして、やっぱり止めた。
生きている者の体温など、通り抜けてしまう今の手で感じられるはずもないから。]
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