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………。
[アナとベリエスがなにを話していたかはわかりません。
木こりは厳しい顔で、出て行くゼルマを見送ります。
物陰に隠れ、じっと人狼が尻尾を出すのか伺うのでした。]
そうじゃのう。
人狼は、昼間は人に紛れているという。
人を襲うだけの獣とは、違うんじゃろう。
[アナに答えて、彼女がもう一度問い掛けた言葉に目を細めます]
さあ。何をしたかは問題ではあるまい。
問題は、「何をしたと思ったか」じゃよ。
のう、ばあさん?
[おじいさんは、ゼルマの方へ視線を向けました]
[包丁、というところにゼルマは苦笑しました。]
あたしが包丁持ち出してたってあなたには敵わないわよ。
今のあたしでは、アナに傷を付けることだって満足には出来ないわ。
〔ゼルマの言葉に、アナは初耳だって顔。
何度もまばたきを繰り返す。〕
そうなの?
でも、ベリエスお爺ちゃん、アナといっしょに帰ってくれたわ?
アナは、牧師さまのからだを壊しちゃったのに。
それに、旅人さんを、弔おうとしてくれたのに?
[七匹の子羊もいつかは羊雲になるのでしょうか。それとも八匹目の子羊がいつか産まれてくるのでしょうか]
[羊になりたかった羊飼いは、もう居ません]
ベリエス、そうやってあたしたちが混乱するように仕向けようというの?
でもダメよ。
アナは何か特別な力があるみたいだわ。
ドミニクにはヴァイスが寄って行くわ。
でも、あなたの傍には寄り付かなかったの。
それは、あなたが、けものだから。
[おじいさんは、べろりと長い舌で舌舐めずりしました。
帽子が、ふたつの三角で盛り上がっています。
みるみるうちに、おじいさんの体は、ふさふさした毛並みで覆われていきます]
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