情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
そか〜。楽なんだ〜
[リディアを見送りながら、ゆがんだ笑みを浮かべるラスを
やっぱり陽気に見ながら]
あ、そういえばそういえばね
えっと。えっと。疲れて、壊したい…だったっけ?
[水鏡から注意もそぞろに見ながらだったからか、首を傾げながら]
なんで、一番重い荷はおいといたの?
−結界樹−
[夜の中、大樹は静かに佇んでいた。湖面に銀の月が揺れる。
その根元へとゆっくり歩み寄り、幹に布を巻いた手を当てた。]
………来るのが遅くなってすまん。
早く出してやりたいんだがな…俺では力が足りないようだ。
[俯きがちに口の端を歪め、目を閉じた。
夜風に木の葉がささめく音だけが耳に返る。]
………やっと一人見つけて送る事が出来た。
だがまだ他にもいるらしい。俺はそちらを探しに行く。
ラスが目を覚ましたら、俺の分まできっちり叱ってやってくれ。
………またな、とは言わん。
次に会う時は樹の外でだ。
[挑戦的に口の端を上げて背を向け、湖へと地を蹴る。
大きく重い翼を強く羽ばたかせ、再び夜空へ。]
― 悪夢または記憶の一部 ―
[ 前回見たものより、時は過ぎる。
虚らしきものの声が聞こえるようになってから。
毎日が億劫で、さらに部屋に引き篭もるようになった。
その時はこの部屋自体が捕らわれているなんて気付かず。
外の世界に飛び出そうなんて、考えも付かなかった。
毎日のようにベランダから海を臨む。
その白を認識できることに、毎日安心していた。
けれど、部屋へと視線を戻せば其処は真っ暗であり。
いつからか、それすらも当たり前になっていた。
感覚が麻痺するというよりかは。
魅了されていたのだろう。
今――――、思えば…。]
[ いつものように姿見に自分を映す。
羽根を大きく広げた。
金のメッキが剥がれたかのうよう、黒が所々覗いている。
その染みは生き物のようでもあり。
蠢くよう、場所を変えていく。
羽根が熱くて仕方なかった。
翼胞の鼓動が耳元で聞こえるようだった。
抗うから苦しいのか。
苦しいから抗うのか。
そんなことをいつしか考えるようになった。
最初は気分を紛らわすためであったけれど。]
――――――…。
[ なら、抗うことをやめればいいという結論に達し。
そこからはとても静かになった。]
[ 母親は部屋に来ると足早に立ち去る。
父親は部屋に近付こうともしなかった。
人とは何と正直なものだろうか。
虚と同じだ――――――。
自身にとって害を為すであろうものにとても敏感で。
じゃあ、何故自分はこんなにも囚われているのだろう。
考え始めるとキリがないが、嫌いではなかった。
寧ろこうして考えている時間が楽しくて仕方なかった。]
ハ …――カイ……―― シロ…
[ 聞こえる虚の声に真理を気付くのはもう少し後。]
[ なら、全てのことは余興でり。
自身にとっては遊戯でしかない。
他人の人生も、己の人生も――――――。
だって、全て壊してしまうから。
背中の羽根をまた広げる。
羽根の染みは広がっていた。
けれど、鏡に映る自身の顔は何故か微笑んでいた。]
― 覚醒 ―
アヤメ嬢が守護天将の血を持つ者とはねェ。
守り手とはさぞかし手を焼いていることだろうな。
[喉の奥でわらいながら、狐はふわりと空へと舞い。]
手伝ってやろうか。
匿うだけではなく。
[浮かんだかおは、狐の下。]
…強いな。
[自分の中に膨れた「虚」に物怖じもせず恐れもしない様子に、肩を竦めてその彼女の背中を見送った。
とても羨ましい、と思った。
それから見上げてくるネロの言葉に。
目を見開いて、かくりと力が抜けるようにしゃがんで、目の高さを合わせて。]
…なんで、…だろ、な…
[じ、とネロを見つつ、開いた膝に肘を置き、くしゃ、と、眉が真ん中に寄った。]
むぅ〜。聞いてるのはネロだよ〜
[と、解答が納得いかずに不満そうにするが
すぐに表情を陽気なものへと戻し、顔へと手を伸ばし、糸目を広げるように指でむにーっと伸ばす]
[白い羽根をはばたかせ、狐は慣れた道をゆく。
もう一人と話をするために。
やがて家の姿が見え、
彼女のいつもいる、そのベランダへと。]
― 自室 ―
[ 相変らず目覚めは悪く。
起きてからも憂鬱で仕方がなかった。
水を飲もうと水差を探したが、其処にはコップしかない。]
嗚呼、そうでしたね。
[ 水は既に乾ききっていて、其処には硝子の破片のみ。
いつものようにベランダに出たところで気配に気付く。]
……おはようございます、ケイジ様。
さて、何のお話でしょうか?
[ 見当はついているが。
男が堕天尸、己のことを知っていることを自身は知らない。]
/*
そしてまた気付く真実。
ケイジ様のことグレイ殿から聞いてない(笑)
から、分かりようもなく。
聞いたことにしちゃえば良かったかなー??
でも、そうなると心理状態変わるなーとか。
そうだな、聞かれてるのは俺、だな。
重い荷は、俺には重すぎてさ。
後に回そうとした、のかもな、無意識に。
…俺、好きなものを最後に残す性質なんだけどなぁ?
[むに、と伸ばされればその顔は、川の中にいる両生類のようになった。
眉を下げて、手を伸ばしてネロの顔も同じように、むに、と引っ張ろうとした]
おはよう、ロザリンド。
気分は悪いか?
[問いかけ、狐はわらう。]
そうだな――名目は、見舞い、だ。
何のかは、さて。お前がよく知っていると思うが――
あは。
[むにーっと伸ばした。
いつも細い目がそうじゃなくないのを見るのは楽しく]
そっかそっか〜。じゃあそれだけ大事なんだね〜
よかったね〜。あはははは
[返事をしながらも普段と違う顔になっているのを見て笑っている
そのため自分に伸びている手は気にもしておらず]
[ 相手の様子にくすりと笑いを漏らす。]
はい、夢見が良くなかったようで。
気分転換にベランダに出ようと。
お見舞い……ですか?
くす…ありがとうございます。
名目と言われると困ってしまいますが。
[ 己の正体を隠そうと笑みを作り続ける。]
あァ、――もしや、聞いていなかったか
[ようやく気づいたとばかり、狐はわらう。]
彼にも困ったものだな。
伝えておいてくれたなら良いものを。
アヤメ嬢の事も、聞いてないンだろうな
[笑うロザリーへと手を伸ばす]
俺は、 知っているぞ。
――最初から。
…うん、違わない。
[とてもとても情けない顔をしていたので、屈んだまま膝に肘を置き、顔を深く俯けた。
背中の斑な羽根は、薄金の燐光をふる、と飛ばす。]
でも、壊しちまいたかったん、だ。
[ 伸ばされた手に瞬き、首を傾げる。]
アヤメ殿のことは聞いています。
手を出さぬほうがいい、とは。
嗚呼、けれど彼のことをご存知だとは……。
最初から知っている、とは。
[ 伸ばされた手をただ見つめ返す。]
それは……どういう意味でしょうか?
[ 冷静を装うも、何処か動揺を隠しきれない。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新