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…そうだな。占い師だし。
[最後に割り振られた役を思い出し。]
………ナタリー、馬鹿力で何とかするんだ。
[そんな無茶な注文をぼそっと口にした。]
……あーあ。
最後まで村人とか。
やっぱり、あたしは吊っちゃダメなんじゃないか。
[ふと思い出したのは、オフ会絡みの日記たち。
今となっては、遠いのだけれど]
……それ、いくらなんでも無茶振り。
[無茶な注文にぽそ、と突っ込みながら。
蹴りに飛ばされる七重の様子に、震えが走るのは押さえられなかった]
[指の隙間から、ぎろり涼を睨む。]
…………はっ、そうかい。我侭じゃあしょうがねぇよなぁ。
安心しな、元仲間のよしみだ。優しく残酷に殺してやるよ。
[この状態になっても、いまだ口元には不敵な笑み。]
中
そういや書き忘れてた気がするが。
晴美を信用したのは『自分と同じタイミングで涼を疑った事』だな。
結局涼は人間だったわけだけど。
わざと疑い向けて占い無駄手使わせた?ってするには、裕樹が占い師だとわかってないといけないし。
人狼風味にいうと、視点が人間っぽかった、という奴。
[乾いた音の後に身体は地面へと打ちつけられ、短い距離ながら床を滑る。
蹴られた左肩を庇いながら上体を起こすと、足から血を噴き出させた奏がこちらへと向かって来た]
…ふ、ん……アタシ程度を、脅威に思うなんて、貴方も、高が知れてる、ようね。
[痛みに顔を歪めながらも、相手を嘲笑する。
自分と奏の間に落ちるナイフ。
相手がこちらに近付き切る前に届くだろうかと、ちらり視線をやる。
右手は、腰のベルトへと伸びていたのだけれど]
[kanaと呼ばれていた姿は、僕に気を止めるだろうか?
でもそれをさせまいとするかのように、
ryouはペットボトルを相手に投げつける。
彼女へもナイフを手渡したのは万が一に備えてのこと。
出来れば手を染めて欲しくない。けど身を守ることが先決だから。]
(七重姉っ!!)
[蹴られて七重姉の身体が宙を舞う。
思わず声を上げたくなったけど、何とか堪えて武器を取り出す。]
/*
かなたん頑張れ、もう少し!
如何に人狼相手とは言え、3対1はロール回すのが大変だろうし。
とか言いながら戦闘楽しんでてサーセン
それじゃあ、私を先に殺してみせてよ。
[左手にナイフを隠したままに奏に近寄っていき]
ナタリーさん、逃げてっ!
[蹴り飛ばされた七重にそう呼びかけて奏の方にかけだす、しかけた油を踏まないように]
[七重の言葉に、僅か見える口元に愉悦を浮かべると、]
はっ。謙遜するなよ…………『人殺し』。
[嘲笑に嘲笑を返す。]
それによぉ、さっきも言っただろ?
俺は俺のことを過大評価なんざしてねぇ、ってよ。
その高もてめぇを殺せるだけありゃ、十分おつりが来るだろうが。
[言いつつ、他のふたりに注意を向けながらゆっくり歩を進める。
ナイフについては、七重が動いたならそれを手に取る前にケリをつける心積もり。]
[ゲームでも、現実でも、死んでしまった人間には何も出来ない事だけは同じ。
周りの人たちの話を聞きながら、何も言わずに、ただ視線を向こうに*向けるだけ…*]
[玲の呟きには、何もいえなくて。
軽く、視線を向けるしかできなかった]
……そーなの?
[強い、という評価には、軽く瞬き。
裏側の思考なんて、あの時も今も知る由もなく。
諦め早かったなあ、なんて呑気に考えながら、七重を手伝っていたりしたのだけれど]
……ナタリたん……。
[詰められる、七重と奏の距離。
力のこもった裕樹の手に、自分の手を重ねるようにしながら。
目を逸らさずに、じっと、現を見つめた]
[合図はryouの声だったような気がする。
一瞬にして駆け出したryouからワンテンポ遅れて、
僕もryouとは別方向から敵に向かって走り出した。
仕掛けた罠はあちこちに点在する。それを注意深く避けながら、]
人殺しはお前だろ? さっさと還れよ!
[注意深く伺っていた視線、
驚異的な力を持つ者も、同時に三人が動き出しても、
対処しきれるだろうか?]
煩いよ、『快楽殺人者』。
アタシは自分のしたことを、することを、貴方みたいに逃げたりはしない。
自分が手にかけた相手の命を、罪を背負って生きて行く。
それがアタシなりのケジメのつけ方だ。
[自分を『人殺し』と呼ぶ相手に言い返す。
涼が逃げろと言ったが、その場から動きはしなかった。
奏がこちらへと近付く以上、ナイフを取りに走るのは危険が伴う。
けれど涼も、晴美さえも動き出した。
このチャンスを逃す手はない]
釣りなんか、あげる心算もさらさら無いわ!
[立ち上がると同時に地を蹴り、ナイフを拾おうとする仕草をする。
伸ばすのは左手、右手は後ろに隠したままに]
医学生 七重が時計を進めました。
[そういやコイツもまぁ悪気なく着せてくれたもんだよなと。
思い出すとちょっと、突付いてやりたくもなったが。]
…まぁ。
いつか会えたら、本人に聞いてみればいい。
全員いつかは必ず、こっち側の住人になるんだからな。
[それが何時になるかは分からないが。それは約束されている未来。
重ねられた手の感触があるのは悪くないと、頭の隅で思いながら。
対峙し、知恵と力の限りをふりしぼり、人狼と対峙する三人を見て。]
…まだ早いけどな。
[呟くと同時に、三人が動いた。]
[涼の声にゆらり上体が揺れ、漆黒が涼を捉える。]
……ああ、いいぜぇ? 死に急ぐなら先に片してやるよ。
その代わり、後が詰まってるから優しくしてやれねぇがな!!
[とんと、無事な足の方で後ろに跳ぶ。それは仮に七重がスキを見てナイフを拾い駆け寄ろうとしても、涼とかち合う位置への移動。これで、同時に対処すべきはふたり。
そして、晴美の言葉には心底呆れたような目を向けると、]
ばっかじゃねーの。そんな当たり前のこと分かってるに決まってるだろーが。
数は問題じゃねぇ、『やれる』か『やれない』かなんだよ!!
[その足は油の上に着地。だが、]
あと、あからさまな動きで何かしたのがばればれなんだよ!
[踏みとどまるでなくそのまま足を滑らす。僅かならず体勢を崩すが、転倒をすることはなかった。]
/*
そう、『数が問題じゃない』んだよ。
『やった』か『やってない』か。
エピの幅広げるために、七重にだけは殺されるわけにはいかんのよ。
C狂が裏切って狼投票で吊りか。
…ゲームならランダムかもな。
[涼は文字通り狂った人間。その腹は、結果が出るまで読みきれない。
現実を見れば、そんな事は無いように思えるが。
結局差し引いても、結末は分からない。]
うん、知ってるよ? 馬鹿だって事は。
ばればれだって事も、把握済み。
でもこれはどうかな? 少しは応えるんじゃない?
[そう言って、僕は体制を崩した相手に近付き、
傘から分離したスタンガンを近付けスイッチを押す。
衝撃は、彼の身体を走り抜けるだろうか。]
[巻き込んだ時の事を思い出している内心になんて、気づいていない。
そもそもあの時は色々とはしゃいでいたから、余計に気づく余裕もなかったのだけれど]
……そ、だね。
[いつかは、こちらの住人に。
それは、誰であれ、避けられない事]
でも、今は……まだ。
[来てはダメ、と。
祈りながら。
動き出すものたちを、みる]
じゃあ、聞くがよ。てめぇは今まで食べたパンの数を覚えてるのかよ?
その心意気は買うが、俺にそれを求めるのは筋違いなんだよ!!
[体勢を崩しつつも、七重の声にはそう返した。]
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