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─自宅・庭─
……”星”の絵、か。
[ふと思い出したのはミハエルと約束した時の話。キノコ椅子に座ったまま、洞窟の天井を見上げる]
淡い光が沢山灯る…。
となると、天井の色に染めた布に、ヒカリコケを混ぜた染料を散らせばそれらしくなるかな。
───でも星の色って、何色なんだろう。
[どの染料を使うべきか考えて、悩んだ。見たことも無いものを描く場合、どうしてもそう言うところで躓く]
…光。
ヒカリコケの光だけで表現するなら、水に粉末を溶いてそのまま散らせば良いけど。
でも、それだと何か物足りないな。
[絵として物足りないと感じ、混ぜる染料をどうするか考え始めた]
─食堂「白雪亭」─
すねないすねない。
みんなユーディがケガしてないか心配なんだよ。
[ユーディが、みんなから転んでないか、と問われて拗ねているのを見れば、苦笑してやわらかくその頭を撫でて。
ユリアンの、「後悔しないように生きろ」という言葉には、ほんの少し驚いたように瞬きをして彼を見た。]
─食堂「白雪亭」─
そもそも本を読んでいたら余計に転ぶから。
怒られるし、治療代ふっかけられるよ!
[ユーディットへはそんなことを言う。ちらちらとゼルギウスを見ながら。
ユリアンの回答には、心底ほっとした顔を見せる。]
ゲルダの嫌いな物よりも珍しいと言われたらどうしようかと思ったじゃないか。
ユリアンも珍しいのかぁ。
[機微には疎かった。]
ってゲルダが美味しくないって言うものって…パン?
[心底不思議そうに首を捻る。]
[ユーディットの視線と言葉を受ければ、わしわしっと頭を撫でて]
まぁ、心配かけることはない。
それは保障する。
[ゲルダの呟きは聞こえない振りをしておいた]
イレーネ、さっきぶり。
まぁ、そんなところ。
[イレーネに聞かれればそんな答えを返していただろう]
─白雪亭─
[ゲルダと、更にイレーネにも皆から心配されている、と言われると、拗ね続けるのも限界近く]
ふにぃ……。
でも、ホントに、気はつけてるもん。
[ぽそり、と呟くのは最後の主張]
遅れたのは、大丈夫だったんだよ。
[怪我の事で怒られたのは、ゲルダに対しても言わずもがな、なのだろうが]
…石頭で悪かったね。
[その矢先に笑われた]
[バツ悪そうな顔で頬を掻く]
そうだね。
ユーディが大切だから気になるんだ。
[ユーディットを宥める者達の言葉に添えた]
─食堂「白雪亭」─
ご、ごちゃごちゃ言われた…!
[がーんとショックを受けた音が響く(空想)。
手を振る様子に、ふるふると震えて、]
くっ、ゼルギウスの鬼畜ー!!
三ヶ月とか長すぎじゃないか!
一月だって十分長いのに!
食事より先に腱鞘炎になってやる…!
[間違った方向にスイッチが入った]
[ウェンデルが、ゲルダの嫌いな物のことを話しに出せば、ベッティが先ほどの新作キノコをスライスして持ってきた]
ありがとう、これ、新作のキノコ。
[緑色のそれを示せば、それが話題のものだということがウェンデルに伝わるだろうか]
ゼルのはほら、心配してのことだし。
[彼の心の内を本当に知るわけではないが、意地悪でしているわけではないと自分は思っている]
─白雪亭─
……。
[想像を働かせる事を進められた語り部見習いは、稀に、先に薬師の方が読心術を身に着けているのではないかと思う>>112。]
流石にゼルギウスの師匠様が、
そうまで、言うほどの
危険を犯してまでも治そう、とは──
[くりん。と、ウェンデルを見]
…思わないな?
[筆記者に向ける声は断りというよりは、しかし問いだった。]
うん。
ボクはユーディではない。
糸を紡ぐ為の手はないから、
目が見えて耳が聞こえて口が使えれば十分。
[──と、笑って頷いて、きょとん。と続く言葉に瞬いた>>115。]
蜥蜴にも興味は勿論あるが、
寧ろレナーテに興味の主眼がある。
[ごくごく真面目な顔でそう続けて、とん。と椅子から飛び降りるように席を立ち]
─白雪亭─
うん、そうだね。
歩きながら読んだら、危ないね。
[ウェンデルの言葉には、真顔で頷いた。
その視線の先を、やっぱりちらりと見ながら]
……にぃ。
「心配ない」っていうひとが一番危ないって、かあ様が言ってたんだよ。
[ユリアンにはやっぱり真顔でこういうものの、撫でられるのは嬉しいから、突っ込みはそこで終わる]
うん。
ボクも含めて、皆、
──ユーディの事が可愛いのだと思う。
[二度目の謝罪は、笑みを含む。ぽむりと兄にしてもらうのを真似るように、ユーディの頭を撫ぜて、翠の目が和らいで、ふふふ、と笑い]
…… 器用さ、というのは、
何にも替え難い財産だとボクは思う
[>>120 ウェンデルが真剣な声で言うのを訊いて手を握って開いた。]
糸を紡ごうとすればよれるし、線を引いてもまっすぐにならない。……食事の類も味はともかく見た目が食欲を増進しないものにしかならない。
[本人としても不器用の自覚はあるのか悩ましい顔で溜息をついた。]
/*
ほぼ全員にかわるがわる撫でられている件。
愛玩動物街道まっしぐらwwwwww
[なかは ものすごく たのしんでいます]
(危ないか、確かにそうかもしれないな)
[心の内の声は誰に届くことはない。
自分がいなくなれば、解決する話でもない。
ゲルダもいるし、自殺をすることは、もってのほかの行動だった]
─食堂「白雪亭」─
うん、そうだね。
[ユーディの主張は、素直に頷いた。
彼女自身も気にしているのは知っていたから。
ユリアンからはやはり茸を届けに来たと返答に、そう、と微笑み。
兄がバツの悪い表情で頬をかくのをみれば、くすくす笑みをこぼした。]
──ねぇ。
君は、”星”を知ってるかい?
[自分に憑く『死神』に、唐突に訊ねた]
「星、か」
「知らぬでもないが…何故、そんなことを?」
妹が、星を手にしてみたいらしいんだ。
でもそう簡単に手に入るものじゃないらしい。
俺の描く絵で与えることが出来るなら、と思ったんだが…。
生憎と俺は”星”を知らない。
種明かし…?
[かすかに返した言葉は、唇から半分、それ以外のところから半分もれた。
自覚のない侵食は、すでに十分広がっている。]
わかった、じゃ楽しみにしてる。
[こっそり笑ってユリアンに返した。]
「ふむ……先程お前が呟いていたことと大差は無いと思うが」
「色は、お前が思うままに選べば良いのではないか?」
俺が思うままに?
「然り」
「実際のところ、星の色は基本的に白だ」
「だがお前のその様子では、満足しないのだろう」
「好きなように描けば良い」
「それがお前の思う”星”となる」
俺の思う”星”、か…。
―食堂「白雪亭」―
おう。
[ユリアンに後で話すと言われ、短く返した。
視線は逸れて]
お前に謝られてもなぁ。
当人に反省してもらわねぇと。
[イレーネの謝罪には小さな溜息と共に返す]
[レナーテが言い添えるのに、にー、と短く声をあげ。
ミハエルにも撫でられると、ふわ、と自然に笑った]
……うん、みんな、ありがとなんだよ。
[嬉しそうな声で言った所で、ふと、ある事を思い出す]
……あ、そうだ、じいちゃのとこ、いかないと。
頼まれてるんだ、細工作って、って。
どんなのか、聞いてこないと。
[ぽむり、と手を打ち鳴らして席から立つ。
急ぎではないけれど、とは言われたけれど。
どうしても、とは言われていたから、少しでも急ぎたかった]
ベッティの料理はいつも美味しいけど。
…。
綺麗な色だけど、ううん。
ゲルダが嫌いってどんな味なんだか皆目検討がつかないよ…。
[ユリアンの指差す新作キノコを見てから、
ゲルダの様子を見ては、手が伸ばせるはずもなかった…]
うん。──有難うイレーネ。
[食堂の中を歩いて横切り、
>>121 イレーネに、ぺこりと頭を下げる。]
なかなかレナーテが納得してくれなくて、
ついに危険と怒られるのも覚悟して後をつけようかと
悪いことと知りつつも考え出していた頃合だった。
[止めた計画を懺悔半分に告白して]
──ひとつ、行った先ではレナーテの指示に従う。
──ひとつ、イレーナかレナーテの傍を離れない。
エーリ兄から、きちんと許可を貰ってくる。
[大事な事として、穏やかなイレーナの眼を見て、復唱する。]
─食堂「白雪亭」─
[ゼルのため息には、まぁね、と同じくため息をついて眼を伏せて。]
でも、いつも迷惑かけてるから。
[兄が怪我しているのを見つけたらすぐにゼルの元へ連れていくのは決まって自分だから。
それこそ何度押しかけたことだろう。
そんなことを考えていると、ベッティがユリアンの持ってきたらしい茸を運んできたのがみえた。]
あ、さっきの。
それはまだ調理してないんだね。
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