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さっさと戻れ!喰い殺されてぇのか!!
[硝煙立ちのぼる銃を持ったまま怒鳴る。
指し示す先、
集会所の明かりだけが、
死に冷え切った世界のなかで唯一あたたかい。]
ううん、平気。
[アーベルの謝罪に返した答えは、彼女からの回答か、
それとも彼の祖父に代わってのそれか。彼女にもわからない。]
ミハエル君が手を引いてあげて。一応ね。
ブリジットは私といらっしゃい。
四人居れば人狼は襲えない。
ただの狼は襲ってくるかもしれないけれど、
それは「紳士」にまかせましょう。
ブリジットさん、今この暗い中で治療しようとしても、まともに見えません。
戻って落ち着く場所で治療した方がいいと思いますよ。
[先程までのトランス状態から一変して、理性が体を支配すると、途端に死体の側である認識が恐ろしいものに変化した。
だから、自分のためにブリジットを促した]
……ああ。
だいじょーぶだいじょーぶ。
[ブリジットに怪我を指摘されれば、軽い調子で笑った。
いつものように、朗らかでいることが、自分のつとめだ。]
あとで消毒、してちょうだい。
[諭すような声と、怒鳴り声と。
それらは皆、同じ言葉を投げてきて]
……もど……ろ。今のうち……に。
[小さく、呟くように言って]
大丈夫。一人で、歩ける。
この程度で、参ってたら……父さんに、怒られちまう……。
[ようやく正常に戻ったアーベルを確認すると]
ふん。そんな謝罪も後だ後。そろそろ新しい食事を狼どもも求めだすだろうからな
いくぞ。
[有無も言わせぬ口調で言って、周りの人間を見渡し]
走れ。走ったら止まるな。振り返るな。
お前らの背後は俺が守ってやるよ
[銃声に身を竦ませ。][その向こうにいる狼らを見。][マテウスがアベルを殴るのを見て。][身を強張らせ。]
[ミハエルが『誰か』の手を取り、その命の流れが止まってしまった事を確認したのが見えた。]
[全てを理解したわけではなかったが。][アベルの様子と。][血の海に倒れた、見覚えのある血に赤く染まった服の色が。]
[ぼんやりと何が起こったかを連想させて。][謝罪するアベルが。無事な事にはほっとした。]
[むせ返る血の匂いの中で。][酷い事だけど。][ほっとしてしまった。]
大丈夫よ!
いまそっちにいくから!
銃を持っているなら、狼を見ていて頂戴!
[エーリッヒにそう怒鳴り返して、
アーベルが足を進めるのを確認すると、集会所へと*歩き出す*]
そうか。ならば眠れ。
我等にも休息は必要だ。
[そう言って、蒼く揺れる風に囁いた。]
我等が狼ごときに喰われる事もない。
人間が今、我等を屠る事もなかろう。
安心して、今は。
[眠れと。][聞き分けの良い子供のような、若い蒼狼に言った。]
エーリッヒさん、今から戻りますから、先導をお願いします!
[自分を叱咤するために、そう叫ぶ。
それでも近くにマテウスがいるから、そう願える分冷静だと自分で感じた]
[身体はハインリヒがしっかりと支えていると言うのに、視界がぐらぐらと揺れる。
熱いのは肩か、頭か、それとも他か。それすら分からない。]
・・・・・ぁ、
[何処か遠くで呼ぶ声が聞こえた。
ぼんやりした眼が一瞬だけ、焦点を結ぶ。]
ユー、リィ?
・・・・・よか、
[微かに笑みが浮かんだだろうか。そちらに向けて、手を伸ばし――
それが届いたか認識する前に、少女の意識は*途切れた。*]
[短刀を一つ懐から出し
エーリッヒを横から狙っていた狼の額を狙って投げつけて命中させると]
エーリッヒ!前は任すぞ!
[五感は昂ぶり心は冷静。いい状態だ。巨剣を肩に担ぐようにして持つと凄みのある笑みを刻み、彼らに行け。と促す]
[手を握る力がいくらか強くなって。
こちらを呼ぶ声と同時に僅かに篭る力と変わる表情]
大丈夫?少しは落ち着いたかしら?
[声を掛けながら、そっと手を握り返す]
[窓辺に立つリディにユリアンが近付くのを、どこか安心したように見遣って]
しんがりは任せた!
[マテウスにそう叫び、彼らの前へ。
かつてそうであったように、身の軽い自分は先行して道を切り開く。
あの頃の自分は、慣れぬ剣一本で怯えながらだったが。
帰路を遮る喰い損ねの獣を、撃ち殺しながら先頭を走る。]
[促されるまま、走り出す。
今は、ちゃんと戻らないと、と。
そんな意識に急かされるまま。
それでも、心身共に限界に達しているようで。
落ち着いた場所についたならそう遠くなく、意識を手放すのは*目に見えていたけれど*]
………はい。
[ミハエルに促されて、ようやく、素直に頷けた。]
アベル。
[祖父を食い殺されて。][憔悴した近しい青年を心配そうに見あげ。][マテウスに殴られた頬が少し腫れているのも気にかかり。]
…うん、帰ろう。かえろ…。
[何を言っていいのか分からなかったので。][それだけを、呟いた。]
[アマンダに消毒を頼まれれば、こちらにも、同じようにこくりと頷いて。]
[一緒にと、アマンダの手を握り。][帰路へと従った。]
うん、そうする……。
[ぽつり、と返して。
『アーベル』の意識と身体が限界に達したなら、自然、蒼の風の緋色の世界も*一時閉じてゆくだろう*]
[コクリと小さく頷くと、ナターリエの方に体が傾ぐ。
そっと支えてもらえれば、一つ息を吐いて寄りかからせてもらい、暫し目を閉じた]
ふん。あの頃よりは頼もしくなったじゃねえか
[前を切り開くエーリッヒを見てそう呟きながらも、新たな食事を求め狼に向けて剣を振るう。
その巨大な剣は、武器であり盾である
振るって斬るというよりは叩き潰し。構えて動きを届かせないように阻む
そして彼らの最後尾を駆けながらも、統率をとっているのはどれだろうと目を動かし探す]
おっと…
[男は意識を手放した少女の身体をそのまま抱き上げた。少し考えてから、部屋の中に置かれたソファの上に寝かせる。一人きりの部屋に連れていくのは少女のためにはならないような気がした]
ついててやってくれるか?
[ユリアンにかけた言葉は半ば強制的だったかもしれない]
[こういう時、とても情けなく感じる。
兄のように武芸に秀でている訳でもないので、どうしても守られる立場でしかないからだ。
悔しい――。
その都度そう思うが、自分には武芸は向いていないのは自覚していた。
だから、下唇を噛み締めて、そこから血筋が流れ出ようとも、必死にまだよたついているアーベルの手を引きながら、前をいくアマンダ達の背中を確認しながら、せめて側面くらいは警戒しておこうと視線を配りながら、足は最高速度で動かしていく]
ハァ、ハァ!
[元々そんなに体力があるほうじゃない。
すぐに上がってしまった息は、磨り減った精神に呼応してすぐに顎を出してしまう。
それでも負けないように、視線だけは前を向き続ける――]
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