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……根拠、まで聞いていいか?
言いたくない内容なら、聞かないが。
[聞きたかった一歩、はもらったが。
肯定の答えに更に問いを投げかける。]
[諭すようなマテウスの言葉]
[先程とはうって変わり、すんなりと身に沁み込んでくる]
ああ……。
[理解は出来ても、返せたのはその一言だった]
[マテウスの手が自分の腕を掴む]
[引き上げられるようにして立ち上がり]
[被っていたタオルを首へとかけ直した]
ん……。
……何か、初めてお前を年上だと実感した。
[部屋へとの言葉に頷いた後、突いて出て来たのは軽口だった]
[少しだけ口元に笑みが浮かぶ]
人を殺した人を。
人狼を殺したという人を。
俺が。殺したから。
[顔を俯け、翠を右手で覆い隠す。
低く低く、そう答えて]
……ごめん。
俺、部屋に戻る。
[早口に告げると、顔をあわせず二階へと駆けて*行った*]
[突いて出た軽口には]
そうかい、それならばもっと敬意ももってくれるとありがたいけどな。
[軽口を返して、
ゼルギウスを部屋につれていく途中]
しっかりと体拭いて着替えてから寝るんだぞ、
そこまでは俺もさすがに面倒みきれんからな。
[部屋の前につくと]
じゃあ、おやすみ。
ウェンデルがきたらしっかり礼をいうんだぞ、
それからゲルダに明日謝っておくんだぞ。
[最後までおせっかいな言葉を残してゼルギウスが部屋に入るのを見送った]
[ゼルギウスを送り終えて廊下を歩きながら顔をしかめる]
嫌な夜……?
いや…どうなんだろうな…わからない。
[かじかむ手をさすりながら自室へと*戻っていった*]
それはヤダ。
[即答する辺り、調子が少し戻って来たようだ]
[移動途中の注意には頷きを返して]
分かってるって。
ホント、お節介だよな。
お節介と言うか、口煩い。
ん、お休み。
[そう言って笑いを漏らしてから部屋の中へと入って行った]
…!
[驚いた表情を、常の顔に隠す事は出来なかった。]
エーリ
[後を追い、手を取ったがすぐに離れ、エーリッヒは二階へとあがっていく。
追おうとしたが、足は進まなかった。
呼び止めたところで、何を言えば良いのか。
かける言葉が見つからなかったからだ。]
エーリ…。
[人を殺したと。
あのエーリッヒが。
俄かには信じられなかったが。
それが嘘でない事は、友人の態度が物語っていた。]
それでも俺は……
この衝動を、その後の快楽を…とめることはできない。
[かすかに呟く、
その夜仲間がギュンターを殺す意識を感じれば目を覚まし一人部屋の中で笑みをうかべ]
ああ、なんだか少しすっきりしたよ。
ありがとう、ベアトリーチェ。
俺達は秘密の仲間、だよな?
[質問は答えを特に答えをもとめるものではなく、
ほのかな快楽にしばしひたり再びの眠りに落ちていった。]
─二階自室─
[言われた通りに濡れた髪をタオルで拭き]
[身体も拭いてから着替えて一息つく]
[マテウスのお陰で落ち着いては来たが、不安であることには変わりなくて]
[少しぼんやりとしていると、扉をノックする音が響いた]
はいはい。
……あ。
[扉を開けた先に居たのは料理を持ったウェンデル]
[お互い顔を合わせると少し気拙い雰囲気が漂った]
ええと…。
飯、持って来てくれてありがと。
それと、さっきはごめん。
[料理を持って来てくれた礼と、取り乱して反する意識を向けたことに謝罪する]
[それから逡巡の後、低く声を顰めて]
…痣の話は、本当に?
[背に投げかけられた言葉の確認を取ろうと訊ねた]
[簡単な説明でもされれば、今のゼルギウスならば受け入れる姿勢も見せるだろうか]
[相手が懐かしさを思い起こさせる青年であることも]
[おそらくは*起因している*]
…。
[緩く首を振る。
その事については、また後で折を見て本人に聞くしかなかった。
むしろ聞かない方が良いのかも知れないが。
気がつくとゼルギウスとマテウスの気配は消えており。
おそらくマテウスがゼルギウスを連れて行ったのかと思いながら。
一人廊下の壁に背を預け、黙ったまま聞いていた情報を整理した。
このなかに人狼がいる。いないかもしれないが、いる可能性が高い。
死体にあった獣の傷は、間違いなくこの目で見た。あれが獣の仕業の可能性もなくはない、が。
それに、ここに居る何人もが、人狼がいると断定するような言い方をする。
エーリッヒと同じように、何らかの形で人狼と関わった者がいるということで。つまりは人狼は存在するという事で。]
人狼…。
[いるのなら。
選ばなければならない。]
いや、だな。選ぶなんて。
[ぽつりと呟くと―――ずきと頭が痛んだ。
ぎゅ、と目を閉じそれに耐える。
痛みを感じたまま、暫くの間その場に留まった。]
選ばなければいけない。
私が守れるのは、たった一人だけだから。
[脳裏に、集会場に集められた者の顔が思い浮かぶ。
全員に、敵意は持っていない。
むしろ好きだと、大切だと、想う者の方が多い。
だが、それでも、優劣をつけねばならなかった。
人狼に殺されててはいけない、人間を守らなければならなかった。]
[頭痛が治まった後、ゆっくりとした足取りで広間に戻り。
そこに居たイヴァンに近づいてゆく。]
…まだ顔色悪いみたいだが。
昨日みたいに、ここで寝るなよ?
[額にぐいと、熱を計る時のように手を当ててから。
まだ広間に残っていた者がいたら、休むからと一言声をかけて二階へと*戻った。*]
『決意を持って手を触れ』
『印をつけなさい』
『その手は狼の牙を退ける守りとなる』
[祖父から、一度しか言われなかった言葉。
幼い身に全てを理解するのは難しかったが。
断片的に残った記憶を、必至でかき集め繋いだ。]
[元々、口数が多い方ではないものの。
それでも、さすがに食事の間の口数は少なく。
いつもなら、片付けるまでそこにいるところだが、早々に二階へと引っ込んでいた]
……は。
まったく、やってられねぇ……。
[口をついたのは、悪態。
その様子に、猫が不安げに、鳴いた]
……大丈夫だ、ヴィンデ。
わかってるから。
[不安げな猫を抱き上げて、撫でてやる。
温かさに感じるのは、安らぎ]
もっとも……わかってるから、嫌、なんだがな……。
……動き出してしまえば、止められない。
[理由までは知らぬものの。
その事実は、以前の事でわかっている。
要素が揃ってしまえば、止められないのだと。
狂ったように哂っていた者の記憶は、六年の歳月を経ても追いすがる悪夢の一つ]
……逃げた所で……無駄、という事なのか……。
[伏せられる、暗き翠。
猫がまた、鳴くのを撫でて。
筆が進むとは思えぬものの、再び机へと向かった]
─翌朝/二階・個室─
[やはりというか、そんな状況で言の葉が紡げるはずもなく、夜半過ぎには眠りに就く事となったのだが。
黎明。
異変は、不意に訪れた]
……ん……。
…………っ!?
[感じたのは、違和感。
それに突き動かされるが如く、文字通りに跳ね起きる]
……いま、のは……。
[久しく感じる事のなかったもの。
意味するものは、知れるが故に、認めたくはなく。
ふるり、と頭を振った時。
外からの騒ぎが、耳に届いた]
……なん……だ?
[聞こえる声。
「団長が」
「村長に報せを」
「やはり、この中に」
飛び交うそれらは、今感じたものとも相まって、嫌な確信を強めてくる。
逡巡は、短く。
黒のコートを羽織ると、足早に外へ、声の聞こえる方へと向かった]
─翌朝/集会場・裏手─
[空気が冷たい。
外に出て最初に思ったのはそれ。
白い息を吐き出しつつ、向かった裏手には自衛団員たちの姿]
……何が……。
[起きた、と問うより先に、向けられるのは。
畏怖、恐怖、疑念。
それらが混沌とした鋭い視線]
何が、起きたんだ……?
[それに臆する事無く、再度、問いを投げる。
返ってきたのは、罵声すれすれの物言いによる、自衛団長が死んだ、との答え。
垣間見えた屍。
凍りついたその様子に、言葉が失せた]
[呆然と立ち尽くしていると、腕を掴まれ。
集会場内へ戻れ、と告げられた]
……俺たちは。
これから、どうなる。
[低い問いかけ。腕を掴んだ団員の表情が、酷く歪んだ。
その団員が何か言いかけるのを、上役らしき団員が制し、後から知らせる、と告げてくる]
わかった。
……離せよ。俺は、逃げも隠れもせん。
[そちらに頷き、腕を掴む団員に、睨むような目を向ける。
冷たさを帯びた翠に気圧されたのか、手の力は緩み。
それを振り払って、集会場の中へと戻った]
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