情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[視線を窓へと移す]
[辺りはいつの間にか暗く]
[天には月が昇っていた]
…ああ、綺麗な、月だ。
[ここに集められた当初よりも欠けた月]
[まるで何かを少しずつ失った自分のよう]
[大切な者を失い] [正気を失い] [護ろうとした者を失い]
[果たしてこれからゼルギウスに残るものはあるのだろうか?]
[月は欠け、そして満ちる]
[失った後に得るものとは果たして何なのか]
[今はただ、月の紅き光がゼルギウスの狂気を煽るだけだった]
…… アイツは 俺を 必要としてる だろうか?
[信じた者のうち二人には裏切られた]
[残ったのは以前より信頼する者]
[月を眺めながらぼんやりと、そんなことを考えた]
―――。
[―――夢現。
老婆には、すでに現世に戻るような体力は残されてはいなかった。
このまま、静かにその生涯を引き取るだけのはずだった]
[―――しかし。
老婆はゆっくりと目を覚ます]
[それを可能としたのは、狂信者としての使命か。
それとも、他の理由によるものか]
[はっきりとした理由はわからねど、老婆は今一度、この世界で目を覚ますことが出来た。
それが、どれほど儚い時間であろうとも]
[老婆が、ベッドの上で上半身を起こし、ゼルギウスの方向を見ると、穏やかな笑みを浮かべる]
……おはよう。ゼルギウス君。
[窓の外に視線を向けていた]
[それが目の前の老婆に戻されたのは、そこから名を呼ばれたため]
婆ちゃん。
おはよう。
[浮かんだ笑みは、常の笑みだった]
気分はどう?
―回想・屋外→集会場内―
酒ね。…付き合い、いる?
[酒に関しては強く無い。寧ろ弱い。
ただ、一時何かを忘れることくらいはできるだろうかと。そんな無意識が働いてマテウスに尋ねていた]
まあ、慣れてないし、大して付き合えないかもしれない。
それでもよければだけど。
[どちらにしても一度は広間に。
酒を手にするかどうかは別として、喉が渇いても*いたから*]
ええ。
大丈夫。悪くないですよ。
[まるで、先ほどまでこん睡状態になっていたのが嘘であるかのように、老婆はごく普通に振舞う]
貴方こそ、無理してないかしら?
……苦しいことや、悲しいことがあるのならば、今のうちに私に全て吐き出してもいいのですよ?
その全て私が引き受けて、持って言ってさし上げますから。
[狂信者としては、ゼルギウスが狂ったままでいてくれたほうがずっと好都合なのに、それでも、老婆はそんなことを言う。
―――否。考えてみれば、老婆は人狼だけではなく、人間までも、苦しそうになってたら手を差し伸べていたような気がする]
そう、それなら良かった。
…俺?
無理なんて してないよ
[それは常の柔らかな笑みに乗せて紡がれた]
[壊れた精神が抱くのは負の感情なれど]
[それが異常とは理解していない]
[むしろそれが快楽となり得るため、老婆の申し出は極自然な雰囲気で遠慮した]
……ねぇ、婆ちゃん。
ベアタが しんじゃったんだ
ナタに、騙されたみたい。
[ぽつりとヨハナに告げる]
[真実と偽りとを織り交ぜて]
[そこにどんな意図があったのかは]
[ゼルギウスの心の奥底に仕舞われた]
― 集会所一階・厨房 ―
[珈琲を淹れる。
苦いのはあまり、得意ではない。
だから、砂糖とミルクも共に。
しかし加えても、味は変わったように思えなかった。
味覚が麻痺している。
温かみばかりが、口内に染み渡っていった]
お願いがあるの、ゼルギウスさん。
早くわたしのところに来て?
できれば何人か、あの人のために道連れにしてくれると嬉しいなぁ。
[死んでいったものの事を思う。
ベアトリーチェ。ナターリエ。
イヴァン。ライヒアルト。
アーベル。
神に反する『人狼』であろう者。
『神に与えられし力』を有した者。
――そして、無辜の人間。]
必要な犠牲だった。
[言葉は虚ろだ。]
人狼だっただろうってことになるよね。そりゃあなるよ。対処だけで精一杯だったもの。もっと踊る予定だったのに。
……そう。
[ゼルギウスの反応に、老婆が小さくそれだけを返した。
そして、続く言葉には、小さく息を吐いて、答える]
……そのようです、ね。
私は……この場所で、夢とも、現とも、つかない状態で、なんとなくは、聞いていましたから。
[そこまで言うと、老婆は寂しそうな笑みをゼルギウスへと向ける]
それでも。
人と、人狼の確執なんて、ずっと変わらず、抗いようがないので、私は誰も恨みません。私は全てを許します。
そして―――その最後を迎えなくてはいけないのです。
……ゼルギウス君。
悪いのですが、もう一度、みんなを呼んできてくださってもよろしいですか?
私は。
そこで、私の正体について語りたいと思いますので。
[夢現で聞いていた]
[そう言われてもゼルギウスの表情は変わらなかった]
うん、ここで騒ぎが起きたもんね。
……分かった、呼んで来るよ。
[ヨハナの正体] [最後を迎える]
[その言葉を聞いても、浮かんでいるのは柔らかな微笑みだった]
[ベアトリーチェを手に掛けたのが自分だと知りながら]
[それを許すと言うヨハナ]
[それに感謝も何も思わないほど、ゼルギウスの精神は病んでいた]
[ヨハナの願いに頷くと椅子から立ち上がり]
[部屋を出て他の者達を探し始める]
─ ヨハナの部屋→集会場内の各所─
[皆が居そうな場所を巡って、見つけるとその都度ヨハナの願いを伝える]
婆ちゃんが目を覚ました。
皆に部屋に来て欲しいって。
…自分の正体を教えるから、って。
[それだけを告げ、次の場所へと移動するのを繰り返した]
[表情こそ普段通りだったが口調は淡々としていて]
[けれど、顔を合わせた者に対して何を言うでもなくやるべきことを為し続けた]
[伝え終えるとまたヨハナの部屋へと戻って行く]
[開かれる扉に、以前のような緊張の気配は見せなかった。ナターリエの来訪を受けたときと変わりなく、言伝てを聞く]
…ヨハナさんが。
[正体。
思わせ振りな言葉。
想起するのは、子供の言]
[やがて、何事もなく締まる扉。
やりとりは無機質だった]
…。
[淡い黒のこびりついたカップを片す。
訪れる静寂。
窓より差し込む月明かりを受けて煌めく食器は、どれも凶器と映る。視界は以前と異なっていた]
[それらに手をつけることはなく、*紅茶を淹れ始める*]
[触れられぬ仕事道具を眺めていたのは、如何程の時間か。
その姿はいつしか白を纏う空間へ。
大気の冷たさ。
雪の清冽さ。
それらの感触は既に遠く。
暗き翠は、ただ、月を写す]
……紅き月……か。
[始まりを兆したそれ。
幾分欠けた夜天に座すものは、何も語らない]
あの人…つまりはあと一人、か。
[あと一人、いるというのなら。]
見当はつくが。さて。
[予感がする。親友が選択を迫られるような時がくるやもしれないと。
万一その時がきたら。彼女はどちらを選ぶのか**]
[生ある者たちが先へ向けて動く気配は感じている。
時が来たなら、その場へと。
見届けるために。
そう、思いながらも、今は。
ただ、ゆらりと漂っていた。
想うは過去。
以前の事件であり、何も知らなかった頃の事であり。
いずれにしろ、生ある頃には。
振り返るのを避けていた事象たち]
/*
さてさて。
今日は、吊りは婆様になりそうな気はするが。
襲撃はどこへ飛ぶのやら……読めんなあ。
LWのポジション的に、幼馴染は残されるだろうけど。
というか、帰着点が読めないんで、ラストロールの準備ができん。
どういう終わり方でも〆られるように考えとくか……泡沫や白雪の時とちごて、余裕があるからな。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新